シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2024/09/09 現在 |
開講科目名 /Course |
観光調査法A/Tourism Research Methods A | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
時間割コード /Course Code |
T4T10516_T1 | ||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学部/Faculty of Tourism | ||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||
曜限 /Day, Period |
火/Tue 3, 火/Tue 4 | ||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | ||||||
主担当教員 /Main Instructor |
佐々木 啓 | ||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||
教室 /Classroom |
西4号館T101/T101 | ||||||
開講形態 /Course Format |
|||||||
ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
|
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
佐々木 啓 | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
この授業では,観光調査において用いられることの多い,インタビュー調査をはじめとする質的研究の企画,実施,分析,取りまとめの方法について学ぶ。また,実際に手を動かしながら各プロセスを体験する。 この授業のねらいは,専門演習(卒業研究)等で行うことになる観光調査を自ら企画,実施し,得られたデータを分析,取りまとめることができるようになるための基礎的な知識を身につけることである。 |
---|---|
到達目標 /Course Objectives |
インタビュー調査をはじめとする質的研究の企画,実施,分析,取りまとめの方法に対する知識と経験を得ること。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
学生発表2/3,単位認定試験1/3 ◆4コマ以上欠席した者の単位認定試験の答案は採点しない。授業の性質上,出席管理システムで遅刻として登録された場合(30-90分の遅刻)の取り扱いは欠席と同様とする。1-3コマの欠席も減点とする場合がある。 ◆講義中は静かにすること。私語だけでなく,内職等でのキーボード音も他の受講者の迷惑となるため,退出措置,大幅減点とする場合がある。厳に慎むこと。演習の時間はこの限りではない。 |
教科書 /Textbook |
初学者のための質的研究26の教え(著者:中嶌洋,出版社:医学書院,ISBN:978-4-260-02405-1,定価:1,800円+税) 必要に応じ,追加資料を随時配布するほか,テキスト分析ソフトKH Coderについては配布元のホームページに使い方等も公開されており,それを用いる。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
◆これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版(著者:酒井聡樹,出版社:共立出版,ISBN:978-4-320-00598-3,定価:1,800円+税) ◆質的研究入門(著者:ウヴェフリック,出版社:春秋社,ISBN:978-4-393-49910-8,定価3,900円+税) ◆やってみようテキストマイニング(著者:牛澤賢二,出版社:朝倉書店。ISBN:978-4-254-12235-0,定価2,700円+税) いずれも授業では使用しないが,とくに1つ目は今後レポートや卒論を書く上でも有益な内容が記載されているため,ぜひ一読してほしい。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
◆この授業は講義と演習の組み合わせで実施する。授業内ではグループを組んでミニ研究を行ってもらうため,欠席等は他の受講者の迷惑になる。そのため,毎回必ず出席すること。 ◆本科目は,実際に研究の一連のプロセスを体験するという性質上,他の科目よりも授業時間外の学修時間が多くなることが想定される(とくに調査や分析の段階で)。さらに,卒論等の調査を実際に行う(企画,実行,分析,とりまとめ)ために必要な知識,スキルの修得を目指す科目でもある。これらの理由から,卒業研究の終盤・追い込み時期でもある4年生の履修は推奨しない。在学中に履修する意向のある学生は3年生までに履修しておくことを強く推奨する。 ◆授業外で重要な連絡を行う場合もmoodleを通じて行うため,moodleは必ず週一以上確認すること。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
◆教科書の補足事項等について板書をする場合があるので,メモが取れるような準備をしておくこと(PCでも可) ◆授業内でPCを使用するため,毎回教科書とセットで持参すること。 ◆計量テキスト分析ソフト「KH Coder」(フリーソフト)を授業で使用する前にあらかじめインストールしておくこと。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
◆観光調査法B(この授業で扱わない量的研究が対象) ◆基礎自主演習,プロジェクト自主演習(本科目での学修内容はLPP等にも応用可能。もちろん,専門演習・卒業研究にも。) |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
◆事前学修:次週以降の授業範囲の教科書下読み。とくに,第1回の前後等できるだけ早い段階において教科書を1度すべて読み,本科目の全体像・学修内容を把握しておくこと。 ◆事後学修:今週以前の授業範囲の教科書・配布資料を読んで復習&学生発表に向けた準備。 |
その他連絡事項 /Other messages |
◆「特別な事由による欠席」の場合,同欠席の申請書(観光学部係に受理されたもの)はメールで担当教員に提出すること。 ◆欠席等をした回の授業内容はmoodleで確認し,教科書等で学修すること。各回の授業内容・範囲はmoodleに掲載する。 ◆学生発表は,2人か3人の研究グループを受講者自身に作ってもらい,ミニ研究に取り組んでもらった成果を発表してもらう予定である。ただし,受講者数によっては,研究グループの人数は1-5人の範囲で変動する可能性がある。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
学生自らが具体的なテーマを設定し,調査を行い,得られた成果を発表する。 また,「研究」という発展的な課題にチャレンジする。 【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ②③④⑤⑥⑦⑧⑩】 |
オフィスアワー /Office Hours |
火曜5限,担当教員の研究室。 他学生との重複や出張等で不在の可能性もあるため,事前にメール(ssasaki@wakayama-u.ac.jp)での予約を推奨する。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
TS0002J00100T141 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | ガイダンス,研究倫理 | ガイダンス,研究倫理 | |
2 | 2 | 質的研究の基礎 | 質的研究の基礎(教科書1章) | ミニ研究のグループ決定 学生発表のテーマ検討 |
3 | 3 | 観光調査で利用可能な資料 | 観光調査で利用可能な資料 | |
4 | 4 | 先行研究の収集 | 文献検索と先行研究の収集・分析演習,研究の位置づけ検討 | 学生発表のテーマ決定 |
5 | 5 | 質的データの収集(1) | 質的データ収集の方法(教科書2章) | |
6 | 6 | 質的データの収集(2) | 質的データの収集演習 | |
7 | 7 | 質的データの分析(1) | 質的データの分析方法(教科書3章) | |
8 | 8 | 質的データの分析(2) | 質的データの分析演習 | |
9 | 9 | 質的データの分析(3) | KH Coderを用いた計量テキスト分析の方法 | |
10 | 10 | 質的データの分析(4) | KH Coderを用いた計量テキスト分析演習 | |
11 | 11 | 質的データの取りまとめ(1) | 質的データの取りまとめ方(教科書4章) | |
12 | 12 | 質的データの取りまとめ(2) | 質的データの取りまとめ演習,学生発表準備 | |
13 | 13 | 学生発表(1) | グループごとに取り組んだミニ研究の成果発表(1) | |
14 | 14 | 学生発表(2) | グループごとに取り組んだミニ研究の成果発表(2) | |
15 | 15 | 学生発表(3) | グループごとに取り組んだミニ研究の成果発表(3) | |
16 | 16 | 単位認定試験 | 単位認定試験 |