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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/04/01 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
観光調査法B/Tourism Research Methods B
時間割コード
/Course Code
T4T10506_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学部/Faculty of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2025年度/Academic Year  第2クォーター/2Q
曜限
/Day, Period
火/Tue 3, 火/Tue 4
開講区分
/Semester offered
第2クォーター/2Q
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
佐々木 啓
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東1号館E1-113(旧学環)/E1-113
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件年度
/Required Year
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
2020/04
~9999/04
観光学部 課題解決力と自己学修能力 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
佐々木 啓 観光学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
【授業の概要】
◆この授業では,観光調査のうち量的データを扱うものについて,その企画,実施,分析,取りまとめの方法を学ぶ。また,実際に手を動かしながら各プロセスを体験する。
◆具体的には,アンケート調査について学ぶ。
◆これは,観光分野における学術調査・社会調査・市場調査(マーケティングリサーチ),(観光地)経営戦略の策定,EBPM(エビデンスに基づく政策立案)などにおいて重要なものでもある。

【授業のねらい】
◆観光調査のうち,量的データを取り扱うものについて,知識と経験を得ること。
◆本科目の学修成果は,卒業論文・専門演習等の土台となるため,これらに取り組む際の助けとなる。
到達目標
/Course Objectives
観光調査のうち,量的データを取り扱うものについて,適切に取り組むことができる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
中間試験40%,学生発表60%の100点満点(合計点)。ただし,授業への参加状況などによって加減点措置を行う場合がありうる。
◆欠席した回数に応じ減点を行う。具体的には,欠席3-5回で合計点に0.74を乗ずる,欠席6回以上で合計点に0.59を乗ずる。つまり,合計点が80点の場合でも欠席3-5回でF,合計点が100点満点の場合でも欠席6回以上でFとなるので,授業は毎回出席すること。なお,高等教育の修学支援新制度では,欠席3回で「警告」,欠席6回で「廃止」となっている。
◆出席管理システムで遅刻として登録された場合(30-90分の遅刻)の取り扱いは欠席と同様とする。
◆学生証は「常にこれを携帯」(学生規則第4条)することとなっているため,学生証を忘れてきた場合でも特別な対応は取らない。
◆講義中は静かにすること。私語だけでなく,内職等でのキーボード音も他の受講者の迷惑となるため,退出措置,大幅減点とする場合がある。厳に慎むこと。演習の時間はこの限りではない。
教科書
/Textbook
記載事項なし
参考書・参考文献
/Reference Book
◆jamovi完全攻略ガイド(著者:芝田征司,Web上で無償公開されている)
※授業内で使用する。

◇アンケート調査の計画と解析(著者:内田治,出版社:日科技連,ISBN:978-4817197511,定価:2,900円+税)
◇統計学入門(著者:阿部真人,出版社:ソシム,ISBN:978-4802613194,定価:2,500円+税 )
◇これからレポート・卒論を書く若者のために 第2版(著者:酒井聡樹,出版社:共立出版,ISBN:978-4320005983,定価:1,800円+税)
※◇はいずれも授業内では使用しないが,授業の理解度を高めるためには一読する価値のある書籍である。今後の学修に向けても,授業外学修として一度は読んでおくことが望ましい。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
◆この授業は講義と演習の組み合わせで実施する。授業内ではグループを組んでミニ研究を行ってもらうため,欠席等は他の受講者の迷惑になる。そのため,毎回必ず出席すること。
◆本科目は,実際に研究の一連のプロセスを体験するという性質上,他の科目よりも授業時間外の学修時間が多くなることが想定される(とくに授業の後半で)。さらに,卒論等に取り組む(企画,実行,分析,とりまとめ)ために必要な知識,スキルの修得を目指す科目でもある。これらの理由から4年生の履修は推奨しない。在学中に履修する意向のある学生は3年生までに履修しておくことを強く推奨する。
◆授業外で重要な連絡を行う場合もmoodleを通じて行うため,moodleのアナウンスを確認できるようにしておくこと。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
◆授業内でPCを使用するため,毎回持参すること。授業資料も随時moodleにアップする(PCでなければ視認が困難と思われる)。
◆統計ソフト「jamovi」(フリーソフト)を授業で使用する前にあらかじめインストールしておくこと。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
◆観光調査法A(この授業で扱わない質的データを扱う観光調査について学ぶ)
◆「データサイエンスへの誘い(応用基礎レベル)」コースの各科目
※(全学部)共通科目。詳細は,和歌山大学データ・インテリジェンス教育研究部門のホームページに掲載されている。
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
◆事前学修:参考図書について事前学習の段階で読んでおくことが望ましい。
◆事後学修:授業資料の記憶,学生発表に向けた準備。
その他連絡事項
/Other messages
◆「特別な事由による欠席」の場合,同欠席の申請書(観光学部係に受理されたもの)はメールで担当教員に提出すること。
◆欠席等をした回の授業内容はmoodleで確認し,授業資料等で学修すること。各回の授業内容・範囲はmoodleに掲載する。
◆学生発表は,4人の研究グループを受講者自身に作ってもらい,ミニ研究に取り組んでもらった成果を発表してもらう予定である。ただし,受講者数によっては,研究グループの人数は変動する可能性がある。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
学生自らが具体的なテーマを設定し,調査を行い,得られた成果を発表する。
また,「研究」という発展的な課題にチャレンジする。
【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ②③④⑤⑥⑦⑧⑩】
オフィスアワー
/Office Hours
授業日の昼休み,担当教員の研究室。
原則として,事前にメール(ssasaki@wakayama-u.ac.jp)で確認を入れること。不在の場合がある。
科目ナンバリング
/Course Numbering
TS0002J00100T141
実務経験
/Practical Experience
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 1 ガイダンス
研究および社会調査の基礎・基本(1)
ガイダンス,研究の目的,研究のプロセス,調査研究の種類と実例の概説,研究で用いられる資料
2 2 研究および社会調査の基礎・基本(2) 文献の検索と先行研究の分析,研究倫理
3 3 アンケート調査の基礎・基本 アンケート調査の企画,サンプリング法,調査の実施方法,データの整理方法
4 4 統計学の基礎・基本 記述統計データの読み方,推測統計学の基礎
5 5 アンケートの作成方法および回答の分析方法(1) アンケート調査票における設問の作成方法およびそれに対応した分析方法(推測統計学に基づく統計解析等)
6 6 アンケートの作成方法および回答の分析方法(2) アンケート調査票における設問の作成方法およびそれに対応した分析方法(推測統計学に基づく統計解析等)
7 7 中間試験および解説 中間試験および同試験問題の解答解説 試験開始後の入室は認めない。
8 8 アンケートを用いた研究の演習(1) グループごとに研究に取り組む【テーマ決定,先行研究の調査と分析】 各自で研究グループを組織し,研究グループごとに学生発表のテーマを決定する。
また,授業後の学習(学生発表に向けた作業)時間を十分に確保しておくこと。
9 9 アンケートを用いた研究の演習(2) グループごとに研究に取り組む【アンケート調査票の作成】 授業後の学習(学生発表に向けた作業)時間を十分に確保しておくこと。
10 10 アンケートを用いた研究の演習(3) グループごとに研究に取り組む【アンケート調査の実施】 授業内で,受講生に対してアンケートを取る時間を設ける。もちろん,授業外で調査を実施してもらっても構わない。
また,授業後の学習(学生発表に向けた作業)時間を十分に確保しておくこと。
11 11 アンケートを用いた研究の演習(4) グループごとに研究に取り組む【アンケート回答データの分析】 授業後の学習(学生発表に向けた作業)時間を十分に確保しておくこと。
12 12 アンケートを用いた研究の演習(5) グループごとに研究に取り組む【学生発表の資料(パワポ)の作成と発表練習】 授業後の学習(学生発表に向けた作業)時間を十分に確保しておくこと。
13 13 学生発表とディスカッション(1) グループごとに取り組んだ研究成果の発表とそれらに対する意見交換
14 14 学生発表とディスカッション(2) グループごとに取り組んだ研究成果の発表とそれらに対する意見交換
15 15 学生発表とディスカッション(3) グループごとに取り組んだ研究成果の発表とそれらに対する意見交換

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