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科目一覧へ戻る | 2025/04/01 現在 |
開講科目名 /Course |
プロジェクト演習/Activity for Project | ||||||||
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時間割コード /Course Code |
T4T10499_T8 | ||||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学部/Faculty of Tourism | ||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||
曜限 /Day, Period |
他/Otr | ||||||||
開講区分 /Semester offered |
通年/a normal year | ||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||
学年 /Year |
2,3,4 | ||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
加藤 久美/KATO Kumi | ||||||||
授業形態 /Lecture Form |
演習 | ||||||||
教室 /Classroom |
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開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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加藤 久美/KATO Kumi | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
《サステナブルツーリズム:地域社会、環境をより良くする高付加価値な観光とは?》 この演習では「サステナブルツーリズム」(持続可能な観光)の中でも、特に「責任ある観光」(事業、地域)の推進により「地域社会・環境がより良くなる」ためには、どのような方策が考えられるか、について、多様なアプローチを検討、フィールドワークでは国内のベストプラクティスにて、観光事業者の取り組みについて調査を行い、観光による地域貢献やその評価方法、特に近年注目される「高付加価値」な観光とは、その推進方法などを検討します(長野県松本市扉グループ協力予定)。「持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」のオンライン版STARs (https://sustourism.net)、GISマッピングツール(https://www.esrij.com/products/arcgis-online/ )活用方法も学びます。 |
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到達目標 /Course Objectives |
*到達目標:以下の課題、コンセプト、アプローチを理解すること、スキルを得ることを目標とします。 *課題:気候変動や環境保全、また社会への負荷(オーバーツーリズムなど)への責任は、観光が今や真剣に取り組まなければならない課題です。観光者、観光事業者、DMOや行政でも「責任ある観光」への対応が求められます。国際OTA Booking.comのSustainability Report 2024では、「もっとサステナブルな旅をしたい」と答えた旅行者は76%、実際にどのように探したら良いのかわからない(55%)、オプションはない(44%)、と答えた旅行者も多くいます。より責任ある事業、それを推進する方法が求められます。 *コンセプト:Sustainable & Regenerative tourism(サステナブルな再生のツーリズム)SDGsやサステナビリティの考えが普及する中、観光でも「サステナブルツーリズム」という考えが普及し、プラスチック・食品ロス・CO2排出、過剰な消費の削減やオーバーツーリズムの緩和、文化の維持継承など、これまで観光が引き起こしてきた数々の問題(地域への負荷)への責任を認識し、人が訪れることで地域が「疲弊する」のではなく「より良く」なる、という考えと転換して行っています。この演習では、まず、「地域をより良くする観光」へのアプローチを旅行者、事業者、マネジメント(行政・DMO)の立場から検討します。 *アプローチ:よりサステナブルな観光へのアプローチは、交通手段の選択によるCO2削減のみならずZERO waste (廃棄物ゼロ)、ZERO plastic (特に使い捨てプラスチック)、ZERO food loss (食品ロス)、ZERO Hunger (飢餓)、ZERO poverty(貧困)など、多くの「ゼロ」目標があります。さらに、地域が「ありたい姿」を掲げ、それに観光客や事業者も参画し、ステークホルダー全体で取り組んでいくアプローチが今注目されており、ニュージーランド、パラオ、アイスランド、フィンランドなどはその取り組みの効果が見えつつあります。 *スキル:「持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」のオンライン版STARs (https://sustourism.net)、GISマッピングツール(https://www.esrij.com/products/arcgis-online/ )なども活用し、調査結果の可視化や観光地域評価の方法について学びます。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
グループ活動で、以下の調査、プレゼンを行います。 *調査:サステナブルツーリズムとしての高付加価値、FW地域の現状 (20%x2) *プレゼン:観光活動提案 30%, レポート 10% *GISマッピングツールを使っての地域のマップづくり 20% |
教科書 /Textbook |
記載事項なし |
参考書・参考文献 /Reference Book |
日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D) ArcGIS |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
各地域で事業者がどのように「責任ある事業を高付加価値化に展開する」具体的事例が増えてきています。松本では、観光事業者が中心になった観光地域づくりが進んでいます。これらのベストプラクティスを参照し、持続可能な観光、観光事業のあり方を検討していきます。(宿泊:Satoyama Villa Honjin予定) |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
交通費25000円程度・宿泊費25000円程度(2泊3日、食事込)(予定。価格は変更する場合があります) |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
記載事項なし |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
STARs https://sustourism.net JSTS-D https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/810000951.pdf ArcGIS https://www.esrij.com |
その他連絡事項 /Other messages |
FWは9月予定 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
【「アクティブ・ラーニング」実施要項 6,8,10】 |
オフィスアワー /Office Hours |
月曜3,4 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
TN0002J00100T261 |
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1 | 持続可能な観光の基礎(1) | 講義内容を踏まえて、グループディスカッションを行う。 | |
2 | 2 | 持続可能な観光の基礎(2) | 講義内容を踏まえて、グループディスカッションで意見を述べる | |
3 | 3 | 持続可能な観光の基礎(3) | 講義内容を踏まえて、グループごとの提案を行う。 | |
4 | 4 | 事例発表(グループ) | 事例調査を行い、グループ発表する。 | |
5 | 5 | 持続可能な観光地域評価(JSTS-D, STARs) | 講義内容を踏まえて、実際のツールを活用する。 | |
6 | 6 | 事例発表(JSTS-D/STARs) | 事例調査を行い、グループ発表する。 | |
7 | 7 | GISマッピング(1) | 講義内容を踏まえて、実際のツールを活用する。 | |
8 | 8 | GISマッピング(2) | 講義内容を踏まえて、調査を行う。 | |
9 | 9 | FW地域調査(1) | 地域資源の調査を行う。(観察) | |
10 | 10 | FW地域調査(2) | 地域資源の調査を行う。(聞き取り) | |
11 | 11 | FW現地活動(3) | 持続可能な宿泊ガイドラインに基づく調査を行う。 | |
12 | 12 | FW現地活動(4) | GISを活用しマッピングを行う。 | |
13 | 13 | FW現地活動(5) | STARsを活用し、持続可能性の評価を行う。 | |
14 | 14 | FW現地活動(6) | グループごとに提案をまとめる。 | |
15 | 15 | FW現地活動(7) | グループごとの提案を行う。 |