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科目一覧へ戻る | 2024/09/09 現在 |
開講科目名 /Course |
観光文化特殊講義B/Tourism and Culture B | ||||||
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時間割コード /Course Code |
T4T10475_T1 | ||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学部/Faculty of Tourism | ||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第4クォーター/4Q | ||||||
曜限 /Day, Period |
木/Thu 3, 木/Thu 4 | ||||||
開講区分 /Semester offered |
第4クォーター/4Q | ||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||
学年 /Year |
2,3,4 | ||||||
主担当教員 /Main Instructor |
小野 健吉/ONO Kenkichi | ||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||
教室 /Classroom |
西4号館T101/T101 | ||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小野 健吉/ONO Kenkichi | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
・第1回の授業で、庭園の定義や庭園と観光の関係、見学を薦める庭園の紹介を行う。第2回~第6回の授業でヨーロッパおよび東アジアの庭園の歴史について、第7回~第14回の授業で日本の庭園の歴史について解説する。これらにより、日本はもとよりヨーロッパや東アジアでも観光対象として重要な位置を占める庭園の歴史についての基礎的理解を確実なものとする。 ・受講者は、日本ならびにヨーロッパや東アジア等の自然・風土や歴史的な社会のあり方等に応じて生まれ発展してきた文化的所産である庭園について理解を深める。そのことにより、自然的要素を含む文化的観光資源としての庭園を深く楽しむ力や庭園を観光資源として活用していく方途を考える力を身につける。 |
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到達目標 /Course Objectives |
・ヨーロッパおよび東アジアの歴史的庭園の空間構成・意匠等に関する初歩的な概要を他者に説明できる。 ・日本の庭園についてはその空間構成・意匠と機能について歴史的変遷をもとにした概要を他者に説明できる。 ・上記に基づき、歴史的庭園の観光活用について総合的に考えることができる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
<成績評価の方法> ・授業への参加・授業での理解状況ならびに最終授業終了後の単位認定試験により評価する。 ・比率は、授業への参加・授業での理解状況30%、単位認定試験70%。 <成績評価の基準> ・ヨーロッパおよびアジアにおける庭園の歴史や様式等の概要を十分に理解できているか。 ・日本の庭園の歴史的変遷を理解し、空間構成や意匠の特性や機能を十分に理解できているか。 ・庭園観光を深く楽しんだ経験あるいは楽しむ意欲があるか。 ・歴史的庭園の観光活用についてのアイデアを持てているか。 |
教科書 /Textbook |
特になし。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
①『日本庭園―空間の美の歴史』(小野健吉・岩波新書・ISBN:978-4-00-431177-5・820円) ②『日本庭園の歴史と文化』(小野健吉・吉川弘文館・ISBN:978-4642016513・3,850円) ③『日本庭園の植栽史』(飛田範夫・京都大学学術出版会・ISBN:978-4876986040・4,600円) ③『世界の美しい庭園図鑑』(大野暁彦ほか監修・エクスナレッジ・ISBN:978-4-7678-2137-5・1600円) いずれも授業では直接使用しないが、授業内容を理解する上で有用である。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
・授業には日本史の基礎的知識が必要であるため、高校で日本史Bを選択していなかった学生は、高校日本史Bの教科書(山川出版社のものを薦める)を入手して通読しておくこと。 ・参考書①は品切れとなっているが、古書等で入手するか図書館で借りて通読することが望ましい。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
記載事項なし。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
記載事項なし。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
・本授業の授業計画に沿って、全体として準備学習20時間と復習40時間を行うこと(下記見学を含む)。 ・奈良県・京都府・大阪府・和歌山県等に所在する歴史的庭園(国や府県の名勝指定を受けた庭園等)を自主的に見学すること。 |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
記載事項なし。 |
オフィスアワー /Office Hours |
非常勤講師であるため、授業前後の対応のみとなります。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
T80023J01000C211 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 庭園の定義ならびに庭園と観光の関係/見学を薦める庭園の紹介 | 本授業を受けるにあたっての基礎として庭園の定義や庭園と観光との関係を説明したうえで、見学を薦める庭園の紹介を行なう。 | |
2 | 第2回 | 古代ローマの庭園/イスラムの庭園 | 古代ローマのヴィラ戸都市住宅の庭園ならびにイベリア半島を中心としたイスラムの庭園について解説する。 | |
3 | 第3回 | イタリア式庭園 | ルネサンス期以降にイタリアの風土の下で成立したイタリア式庭園について解説する。 | |
4 | 第4回 | フランス式庭園 | 王侯貴族の庭園として17世紀にフランスで成立し、ヨーロッパ各地に広がったフランス式庭園について解説する。 | |
5 | 第5回 | イギリス式庭園 | 18世紀に成立した非幾何学的庭園であるイギリス式庭園について解説する。 | |
6 | 第6回 | 東アジアの庭園 | 中国と朝鮮半島の歴史的庭園について解説する。 | |
7 | 第7回 | 飛鳥時代の庭園 | 朝鮮半島の技術と文化の直接的影響の下で成立した飛鳥時代の庭園について解説する。 | |
8 | 第8回 | 奈良時代の庭園 | 「日本庭園」のデザインが確立した奈良時代の庭園について解説する。 | |
9 | 第9回 | 平安時代の庭園(1) | 平安時代前期の大規模池庭や中期の寝殿造庭園などについて解説する。 | |
10 | 第10回 | 平安時代の庭園(2)/鎌倉時代の庭園 | 平安時代院政期の庭園、鎌倉時代の禅宗寺院などの庭園について解説する。 | |
11 | 第11回 | 室町時代の庭園(1) | 室町時代の足利将軍家の庭園などについて解説する。 | |
12 | 第12回 | 室町時代の庭園(2)/安土桃山時代の庭園(1) | 室町時代の地方武将の庭園、安土桃山時代の茶庭などについて解説する。 | |
13 | 第13回 | 安土桃山時代の庭園(2)/江戸時代の庭園(1) | 安土桃山時代の書院庭園、江戸時代の回遊式庭園などについて解説する。 | |
14 | 第14回 | 江戸時代の庭園(2) | 江戸時代後期の庭園について、庭園関連出版物などを中心に解説する。 | |
15 | 第15回 | 近代の庭園/日本庭園の見方/庭園と観光 | 明治時代以降の近代の庭園について解説する。あわせて日本庭園の見方ならびに庭園と観光戸の関係について解説する。 | |
16 | 第16回 | 単位認定試験 | 単位認定試験を実施する。単位認定試験においては、A4用紙(表裏使用可)に書いた自筆のメモ1枚のみ持ち込みを認める。 |