シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/09 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
地域再生特殊講義B/Regional Revitalization B
時間割コード
/Course Code
T4T10473_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学部/Faculty of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
他/Otr
開講区分
/Semester offered
通年/a normal year
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
中村 勇太朗
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
西4号館T101/T101
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
観光学部 専門的知識や技能 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中村 勇太朗 観光学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
この授業は、自然災害からの復旧、復興および災害ボランティア活動の意義について考えることを狙いとしています。日本に限ってみても、今日では毎年のように自然災害が発生しており、その復旧、復興は喫緊の実践課題となっています。同時に、ボランティア元年と呼ばれた阪神・淡路大震災からは四半世紀、東日本大震災からは10年以上が経過し、災害直後から全国のボランティアが駆けつけることも一般化しています。これらは、災害対応に特化したNPO団体などの設立、発展に限りません。被災地へのボランティアツアー、スタディツアーなどの観光現象としても注目されています。こうした活動に実際に参加することが、現実の課題解決に直接結びつく方法であることはもちろんですが、復旧、復興、災害ボランティア活動という現象が歴史的にどのように展開してきたのか、現在どのような問題があるのかを座学で理解することも重要でしょう。今日の災害とその復旧、復興は様々な主体が関わっており、その研究も多角的に行われています。災害からの復旧、復興と災害ボランティア活動の可能性や課題について、科学的に認識、理解することを目指します。
到達目標
/Course Objectives
・災害からの復旧、復興および災害ボランティア活動についての基本的な知識を習得する。
・災害ボランティア活動などの事例を検討し、その課題と解決方策について議論することができる。
・「災害」、「復旧」、「復興」、「ボランティア」などの概念と現実について多角的に考察することができる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
リアクションシート(30%):授業内容の理解度、考察の的確さや独自性で評価する。
グループディスカッション(40%):グループディスカッションへの主体的な参加と協働作業の達成度で評価する。
最終レポート(30%):災害からの復旧、復興および災害ボランティア活動等ついての基本的な知識があるか、現場における課題の設定や検討ができるか、それらについての自らの考えを記せるかを問う。論理性も評価対象とする。
教科書
/Textbook
特にありません。授業内で適宜、資料を配布します。
参考書・参考文献
/Reference Book
必要に応じて、授業内で示します。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
集中講義として実施します。(9/9(月)1限~4限、10(火)1限~4限、11(水)1限~4限、12(木)1限~3限)

災害からの復旧、復興および災害ボランティア活動の諸課題は、単一の答えのないものです。これらの課題を、授業内で適宜、グループディスカッションを通じて考えます。ディスカッションへの主体的な参加と他者理解の態度を求めます。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
1日目、2日目、3日目の4限終了前に、その日の授業内容についてのコメントや質問を記入するリアクションシートの提出を求めます。
4日目の3限には、授業内容の理解やテーマについての考えを記す最終レポートを作成、提出してもらいます。

授業内でPCを使用しますから、各自持参してください。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
記載事項なし。
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って準備、復習を行ってください。特に近年の自然災害やその復旧、復興について、新聞やインターネットでの報道記事を授業前後に調べることで本授業の理解が深まります。
その他連絡事項
/Other messages
記載事項なし。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
2日目以降の1限授業冒頭に、前日のリアクションシートの内容や質問をもとにした振り返りを行い、学生が自身の学修進展の状況や到達レベルなどを確認できるようにします。【「アクティブ・ラーニング」実施要項⑪】
授業中に示すテーマについてグループディスカッションを行い、他者の意見に学びながらテーマへの理解を深めます。【「アクティブ・ラーニング」実施要項④⑧⑩】
最終レポートでは、自然災害からの復旧、復興および災害ボランティア活動についての課題や自らの考えをまとめてもらいます。【「アクティブ・ラーニング」実施要項④⑤】
オフィスアワー
/Office Hours
非常勤講師であるため、授業前後の対応となります。
科目ナンバリング
/Course Numbering
T07043J01000R211
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 9/9(月) ガイダンス 授業概要と学びの視点
2 9/9(月) 今日の災害ボランティア活動概観
「多様な主体の協働」による支援体制
3 9/9(月) 「災害」を考える①
「災害」、「復旧」、「復興」とは何か①
―阪神・淡路大震災の事例から
4 9/9(月) 「災害」を考える②
「災害」、「復旧」、「復興」とは何か②
―定義、調査、研究から
5 9/10(火) 「災害ボランティア」を考える①
「ボランティア」とは何か
―定義から
6 9/10(火) 「災害ボランティア」を考える②
「ボランティア」とは誰か
―調査から
7 9/10(火) 「災害ボランティア」を考える③
日本災害ボランティア活動史
―歴史から
8 9/10(火) 「災害ボランティア」を考える④ 災害ボランティアの多様な主体
―調査、研究から
9 9/11(水) 災害ボランティア活動の課題① 事例検討①
災害ボランティアセンター
―支援者の課題
10 9/11(水) 災害ボランティア活動の課題② 事例検討②
受援力あるいはレジリエンス
ー被災者の課題
11 9/11(水) 災害ボランティア活動の課題③
事例検討③
学生ボランティアの事例
12 9/11(水) 災害ボランティア活動の課題④
事例検討④
外部支援者の意味
13 9/12(木) グループディスカッション① テーマ設定
14 9/12(木) グループディスカッション②
議論と発表準備
15 9/12(木) 全体まとめ
グループ発表とまとめ

科目一覧へ戻る