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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/28 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
観光と食料農業/Tourism and agriculture
時間割コード
/Course Code
T4T10460_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学部/Faculty of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第4クォーター/4Q
曜限
/Day, Period
火/Tue 3, 火/Tue 4
開講区分
/Semester offered
第4クォーター/4Q
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
阪井 加寿子
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東1号館E1-303/E1-303
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
観光学部 専門的知識や技能 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
阪井 加寿子 大学共通
授業の概要・ねらい
/Course Aims
近年,食料供給のグローバル化の進展やフードシステムの高度化により,食料消費と農業生産は乖離し、環境面からも問題になっている。一方,農業や農村には,食料の生産のみならず多面的な役割が期待され,農山村の資源を活かした観光客の誘致や産業の振興等,地域独自の取り組みを行っているところも多い。
本講義では、食と農に焦点をあて、(1)食料消費及び農業・農村の現状と課題を踏まえ、(2)農業・農村の多面的な機能について理解を深めるとともに,(3)それらを地域の資源として観光に活かし,農山村再生につなげようとする手法を事例研究やグループワークにより学ぶ。なお,事例についての理解を深めるために,地方行政担当者をゲストスピーカーとして招致する。以上の学習を通じて,(4)切り離された食と農の関係を観光の手法で再構築することの意義を理解することを目的とする。この科目は,担当教員の行政職員としての実務経験を活かした地域マネジメントに関する授業内容を含みます。
到達目標
/Course Objectives
本講義の履修を通じて,(1)食料消費及び農業・農村の現状と課題の基礎知識を得ることができる。また,(2)農業・農村の多面的な機能について理解を深めることができるとともに,(3)地域の資源を観光に活かし、農山村再生につなげようとする手法について、自分の考えを論じることができる。以上の学びを通して、(4)フードシステムの高度化等により,切り離された食と農の関係を,観光の手法で再構築することの意義について深く理解することができる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
毎回の講義への参加状況(リアクションペーパー・グループワークのまとめ等による理解度の確認:50点)と講義期間中に実施する試験(50点)の合計で総合評価する。
教科書
/Textbook
特に定めない(毎回の講義時にレジュメ・プリント・資料を配付)
参考書・参考文献
/Reference Book
いずれも授業で直接使用しないが、事前・事後の時間外学習において積極的に活用されることを期待する。
〇藤田武弘・内藤重之・細野賢治・岸上光克『現代の食料・農業・農村を考える』ミネルヴァ書房,2018年,ISBN978-4-623-08284-1,本体2,800円+税。
〇小田切徳美編著『農山村再生に挑む-理論から実践まで-』岩波書店,2013年,ISBN978-4-00-001822-7,本体2,700円+税。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
①受講希望者は,初回のガイダンスに必ず出席すること。
②授業開始時間に遅れないように注意すること。
③講義では,ほぼ毎回講義内容の理解度を確認するリアクションペーパーの提出を求める。「双方向型の講義づくり」を目的に実施しているので,しっかりと自身の意見や質問事項を記述すること。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
PCを使う回がある。
毎回の講義終了時に,当該回の講義内容に係る質問やコメントを「リアクションペーパー」という形で求める。それに対するリプライは次回講義の冒頭時に行うので,他の受講生の問題関心や理解の到達状況を知り,自身の学修進展状況や到達レベルを相対的に理解する機会として欲しい。
また,食料・農業・農村に関わる新聞記事やニュース等について日常的に目を通す習慣をつけて欲しい。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
観光と都市農村交流(観光学部「応用科目」)
南信州・飯田フィールドスタディ(観光学部「実践教育科目」)
食と農のこれからを考える(教養科目)
食農学(教養科目)
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
講義中に紹介する関連図書や資料,さらには紹介した参考書について,できる限り事前・事後の機会を活用して参照するように心掛けてほしい。新聞・ニュース等で食料・農業・農村に関わるニュースソースが取り上げられる機会が増えている。それらの動向や諸問題の背景と講義内容との関連を意識して講義に臨んでほしい。
その他連絡事項
/Other messages
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
グループワークをともなう学習(与えられた課題に対してグループで議論し、共同して作業を行い、グループとしての結論を導く)を授業にて取り入れる。【「アクティブ・ラーニング」実施要項⑩】
毎回の講義冒頭で前回のリアクションペーパーに対する質問・意見内容について解説し、学生が自身の学修到達状況を相対的に理解する機会を提供する。【「アクティブ・ラーニング」実施要項⑪】
オフィスアワー
/Office Hours
火曜日12時30分~13時00分 阪井研究室(東3号館南105) 出張等で不在の場合があるので,事前にメール(sakaik@wakayama-u.ac.jp)で連絡して下さい。
科目ナンバリング
/Course Numbering
T41003J01000T281
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 ①(12/10)/3時限 ガイダンス 観光と食料農業を学ぶ視点 ゲストスピーカーの都合で,日時を変更することがあります。
2 ②(12/10)/4時限 消費面からみた食料の現状と課題① 日本の食料事情から学ぶ
3 ③(12/17)/3時限 消費面からみた食料の現状と課題② 食のグローバル化と諸問題から学ぶ
4 ④(12/17)/4時限 消費面からみた食料の現状と課題③ 食と環境問題から学ぶ
5 ⑤(12/24)/3時限 農業・農村と観光 農業・農村への関心の高まりと観光行動から学ぶ
6 ⑥(12/24)/4時限 農産物・食品海外輸出と観光 農産物・食品海外輸出の事例から学ぶ ゲストスピーカー
7 ⑦(1/7)/3時限 農業の6次産業化と観光 農産物直売所と農家女性の経営・社会参画から学ぶ
8 ⑧(1/7)/4時限 農業遺産と観光 世界(日本)農業遺産の事例から学ぶ
ゲストスピーカー
9 ⑨(1/14)/3時限 食料農業と農山村再生① グループワークによる事例研究 PC使用
10 ⑩(1/14)/4時限 食料農業と農山村再生② グループワークによる事例研究 PC使用
11 ⑪(1/21)/3時限 食料農業と農山村再生③ 全国の取組から学ぶ
12 ⑫(1/21)/4時限 コミュニティビジネスと観光 コミュニティビジネスから学ぶ
13 ⑬(1/28)/3時限 インバウンド農村観光 インバウンド観光の受入から学ぶ
14 ⑭(1/28)/4時限 食料農業を基軸にした農村地域再生の可能性 食料農業の面から農村地域再生について考える
15 ⑮(2/4)/3時限 まとめ(論点整理)と試験

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