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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/06/24 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
観光空間計画論/Spatial Planning & Design on Tourism
時間割コード
/Course Code
T4T10455_T1
開講所属
/Course Offered by
観光学部/Faculty of Tourism
ターム・学期
/Term・Semester
2025年度/Academic Year  第2クォーター/2Q
曜限
/Day, Period
火/Tue 1, 火/Tue 2
開講区分
/Semester offered
第2クォーター/2Q
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
永瀬 節治/NAGASE Setsuji
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
西4号館T101/T101
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件年度
/Required Year
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
2020/04
~9999/04
観光学部 専門的知識や技能 10

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
永瀬 節治/NAGASE Setsuji 観光学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
観光地の魅力は、人々が実際に体験する空間の質とも大きく関わっている。本講義では、観光対象としての地域空間・都市空間を捉え、そこでの豊かな体験を生み出す空間のあり方と、その計画・設計手法等について学ぶ。前半では、観光地としての魅力を高める上で重要な公共空間や回遊性のあり方、その計画・設計手法や実現のための仕組みについて講義する。後半では、我が国における観光空間計画の歩みをたどり、現在の具体的な空間計画・整備活用の事例について、いくつかのテーマ別に取り上げ、魅力的な観光空間の実現手法への理解を深める(ゲストスピーカーによる講義も行う)。なお、本講義で扱う「空間計画」は、主に都市・地域全体を対象とした都市デザインの考え方を観光地に応用するものであり、単体の観光施設(リゾートホテルやテーマパークなど)の計画・設計に関する知識習得は意図していない。
到達目標
/Course Objectives
質の高い公共空間を成立させている物的・社会的条件を把握しながら、空間計画上の基本的な考え方や手法、それを実際のまちづくりのプロセスの中で実現するための仕組みを、具体的な対象に適用し、望ましいあり方を提案することができる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
毎週の小課題50%、最終課題(レポート)50%
※小課題は穴埋め式問題および記述式問題で構成し、各回の内容に対する理解度と応用力を評価します。
※最終課題は和歌山市内の特定の公共空間を対象として、空間の改善策等を提案する内容とします。事前調査に基づく現状把握の程度と洞察力、本講義全体の内容に基づく知識の応用力、新たな空間・場所のあり方に対する構想力を総合的に評価します。
教科書
/Textbook
特に指定しない。
参考書・参考文献
/Reference Book
より理解を深めたい学生向けに、以下を基本的な参考文献として掲げる(授業内では参照しない)。各回の参考文献については講義スライドの中で適宜記載。
前田英寿ほか(2018)『アーバンデザイン講座』彰国社 978-4395321100 2640円
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
積極的にさまざまな都市や地域を体験し、居心地の良い空間、魅力的な場所を受け止める感性を磨いておくことが、講義内容の理解に役立ちます。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
特になし
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
特になし
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間(課題に取り組む時間を含む)を行ってください。さらに、毎回の講義で得た知識は、日常的に接する都市空間や、インターネット等で得られた身近なまちづくりの情報と照らし合わせながら調査・考察を行うなど、各自の関心を深める形での自主的学修を求めます。
その他連絡事項
/Other messages
授業の順序・内容は一部変更する場合があります。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
最終課題については、上述の通り和歌山市内の身近な公共空間の実例を各自で調査し、空間の特色や利用のしやすさ等を考慮した改善策を提案する課題を出す予定です。
【「アクティブラーニング」実施要項⑤⑥】
オフィスアワー
/Office Hours
火曜12:30~13:00 ※事前にメール(snagase@wakayama-u.ac.jp)等により予約を行ってください。
科目ナンバリング
/Course Numbering
T23003J01000R211,K80023J01000P365
実務経験
/Practical Experience
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole course
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 第1回(6/17・1限) ガイダンス:観光と空間計画(計画・設計・デザイン) パワーポイントによる対面での座学授業。本講義における「観光空間」の捉え方や、空間計画に関わる専門領域の位置づけについて。
2 第2回(6/17・2限) 観光地と公共空間 同上。都市・地域における観光空間の基盤をなす「公共空間」の捉え方と計画上の要点について。
3 第3回(6/24・1限) 「パタン・ランゲージ」の発想 同上。C.アレグザンダーの空間設計の理論「パタン・ランゲージ」の発想について。
4 第4回(6/24・2限) 「パタン・ランゲージ」の実践 同上。「パタン・ランゲージ」に関する実践的展開と日本への影響について。
5 第5回(7/1・1限) 街路空間のデザイン 同上。都市空間の骨格をなす「街路」の空間的特質と役割について。
6 第6回(7/1・2限) 広場空間のデザイン 同上。都市生活に活気と潤いをもたらす「広場」の特質について。
7 第7回(7/8・1限) 緑と水辺のデザイン 同上。都市にゆとりと潤いをもたらす「緑」と「水辺」を活かした公共空間デザインの視点と手法について。
8 第8回(7/8・2限) 回遊性のデザイン 同上。都市や観光地に賑わいを生む「回遊性」のあり方や計画上の要点について。
9 第9回(7/15・1限) 地域の空間を計画・設計する主体 同上。公共空間をはじめとする都市空間の計画・設計に関わる主体や、連携・協働プロセスについて。
10 第10回(7/15・2限) 生活空間に受け入れる 同上。生活空間に来訪者を受け入れる際の考え方について。
11 第11回(7/22・1限) 地域の公共空間の現状を把握する(1) 最終課題の対象地の現地見学(フィールドワーク) 集合時間・場所等は前週までに連絡
12 第12回(7/22・2限) 地域の公共空間の現状を把握する(2) 最終課題の対象地の現地見学(フィールドワーク) 同上
13 第13回(7/29・1限) 地域の歴史的環境を活かす Moodleでの音声付PPTを用いたオンデマンド型講義として実施。歴史・文化資源の活用に関する考え方、仕組みと事例について。
14 第14回(7/29・2限) 現代の観光計画を考える ゲスト講義(パワーポイントによる対面での座学授業)。国内の事例から見た近年の観光地再生の動向について。 対面で実施予定。
15 第15回(8/5・1限) 公共空間をマネジメントする パワーポイントによる対面での座学授業。エリアマネジメントや公共空間マネジメントの基本的な考え方について。

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