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科目一覧へ戻る | 2024/09/09 現在 |
開講科目名 /Course |
観光文化論/Basic for Cultural Tourism | ||||||
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時間割コード /Course Code |
T4T10427_T1 | ||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学部/Faculty of Tourism | ||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||
曜限 /Day, Period |
月/Mon 1, 月/Mon 2 | ||||||
開講区分 /Semester offered |
第1クォーター/1Q | ||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||
学年 /Year |
2,3,4 | ||||||
主担当教員 /Main Instructor |
遠藤 理一 | ||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||
教室 /Classroom |
西4号館T101/T101 | ||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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遠藤 理一 | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
この講義では、観光社会学における疑似イベント、真正性、観光のまなざし、パフォーマンスといった特に重要とされているキーワードと、それにまつわるケーススタディや論点を学ぶ。それにより、自らの視点から「観光文化」を考察していくための基礎的な視点を涵養する。 |
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到達目標 /Course Objectives |
観光現象・文化現象について、観光社会学の考え方を用いて批評することができる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
期末レポート(100%)課題の内容・形式等は講義期間中に授業内・moodle上で指示する。 |
教科書 /Textbook |
特定の教科書は定めず、必要な資料はMoodleで配布する。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
Boorstin, Daniel J., 1962, The Image: A Guide to Pseudo-events in America, New York: Harper & Row.(=星野郁美・後藤和彦訳, 1964, 『幻影(イメジ)の時代―マスコミが製造する事実 (現代社会科学叢書)』東京創元社.)(ISBN:978-4-488-00669-3、2,420円) MacCannell, Dean, 1999, The Tourist: A New Theory of the Leisure Class, Oakland: University of California Press.(=2012, 安村克己・須藤廣・高橋雄一郎・堀野正人・遠藤英樹・寺岡伸悟訳『ザ・ツーリスト――高度近代社会の構造分析』学文社.)(ISBN:9784762022937、3,850円) Urry, John, 1990, The Tourist Gaze: Leisure and Travel in Contemporary Societies, London: Sage.(=加太宏邦訳, 1995, 『観光のまなざし――現代社会におけるレジャーと旅行』法政大学出版局.)(ISBN978-4-588-02161-9、3,630円) 以上は授業で使用する文献の一部であり、一読を推奨するが、必ずしも購入する必要はない。その他の参考文献は授業内で紹介する。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
記載事項なし |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
レポート提出や資料配布はMoodleで行う。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
準備学修30時間(各授業あたり2時間)と復習15時間(各授業あたり1時間)を行うこと。授業は事前配布資料を読んできているという前提で進行する。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
準備学修30時間(各授業あたり2時間)と復習15時間(各授業あたり1時間)を行うこと。 |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し,学生自らが合理的な解を導き出す学習 / 学生自らが具体的なテーマや対象を設定する学習 / 発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習 【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ④,⑤,⑦】 |
オフィスアワー /Office Hours |
担当教員研究室。火曜3時限 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
T80023J01000C211 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1 | イントロダクション/疑似イベント① | 本講義の目的・進め方・成績評価について理解する。 「疑似イベント」論の主旨について、第二次大戦後米国の観光ブームと結びつけて理解する。 |
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2 | 2 | 疑似イベント② | 「疑似イベント」概念を用い、観光現象や身のまわりの出来事について考えてみる。 | |
3 | 3 | 真正性① | 観光学における「真正性」概念の主旨を学び、観光地や都市における具体例を考えてみる。 | |
4 | 4 | 真正性② | D.マキャーネル以降の「真正性」概念の展開について学ぶ。 | |
5 | 5 | 観光経験① | 「観光経験」について論じた論文を読み解き、論旨を理解する。 | |
6 | 6 | 観光経験② | 「観光経験」の視点から様々な観光旅行スタイルを捉えなおしてみる。 | |
7 | 7 | ホストとゲスト① | 「ホスト・ゲスト論」の主旨について、グローバルな不平等の問題と結びつけて理解する。 | |
8 | 8 | ホストとゲスト② | 「ホストとゲスト」の視点から近年の観光現象について考えてみる。 | |
9 | 9 | 観光のまなざし① | 「観光のまなざし」論の論旨について、「まなざし」に関する思想史的背景と結びつけて理解する。 | |
10 | 10 | 観光のまなざし② | 「観光のまなざし」の視点から、メディアと観光の関係について考える。 | |
11 | 11 | パフォーマンス① | 「パフォーマンス」の視点から観光地・都市空間を考える。 | |
12 | 12 | パフォーマンス② | 「パフォーマンス」の視点から「観光のまなざし」「真正性」などの議論を捉えなおしてみる。 | |
13 | 13 | モビリティ① | 「モビリティ論」について、グローバル化論と結びつけて理解する。 | |
14 | 14 | モビリティ② | 「モビリティ論」で何が論じられてこなかったのかを考える。 | |
15 | 15 | 複数性 | 観光社会学において何が論じられてきたか/論じられてこなかったのかを考える。 |