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科目一覧へ戻る | 2025/04/01 現在 |
開講科目名 /Course |
観光文化論/Basic for Cultural Tourism | ||||||||
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時間割コード /Course Code |
T4T10427_T1 | ||||||||
開講所属 /Course Offered by |
観光学部/Faculty of Tourism | ||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||
曜限 /Day, Period |
月/Mon 1, 月/Mon 2 | ||||||||
開講区分 /Semester offered |
第1クォーター/1Q | ||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||
学年 /Year |
2,3,4 | ||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
遠藤 理一 | ||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||
教室 /Classroom |
西4号館T101/T101 | ||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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遠藤 理一 | 観光学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
この講義では、人文社会学系の観光学における疑似イベント、真正性、観光のまなざし、パフォーマンスといった特に重要とされているキーワードと、それにまつわるケーススタディや論点を学ぶ。それにより観光現象・文化現象を考察するための基礎的な視点について批判的に理解を進める。 |
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到達目標 /Course Objectives |
観光現象・文化現象について観光学の考え方を用いて批評することができる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
各授業へのリアクション(40%)・期末試験(60%) |
教科書 /Textbook |
特定の教科書は定めず、必要な資料はMoodleで配布する。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
Boorstin, Daniel J., 1962, The Image: A Guide to Pseudo-events in America, New York: Harper & Row.(=星野郁美・後藤和彦訳, 1964, 『幻影(イメジ)の時代―マスコミが製造する事実 (現代社会科学叢書)』東京創元社.)(ISBN:978-4-488-00669-3、2,420円) MacCannell, Dean, 1999, The Tourist: A New Theory of the Leisure Class, Oakland: University of California Press.(=2012, 安村克己・須藤廣・高橋雄一郎・堀野正人・遠藤英樹・寺岡伸悟訳『ザ・ツーリスト――高度近代社会の構造分析』学文社.)(ISBN:9784762022937、3,850円) Urry, John, 1990, The Tourist Gaze: Leisure and Travel in Contemporary Societies, London: Sage.(=加太宏邦訳, 1995, 『観光のまなざし――現代社会におけるレジャーと旅行』法政大学出版局.)(ISBN978-4-588-02161-9、3,630円) 以上は授業で使用する文献の一部であるが、購入を求めるものではない。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
記載事項なし |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
レポート提出や資料配布はMoodleで行う。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
準備学修15時間(各授業あたり1時間)と復習30時間(各授業あたり2時間)を行うこと。授業は各自予習復習を行っているという前提で進行する。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
準備学修15時間(各授業あたり1時間)と復習30時間(各授業あたり2時間)を行うこと。 |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し,学生自らが合理的な解を導き出す学習 / 学生自らが具体的なテーマや対象を設定する学習 / 発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習 【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ④,⑤,⑦】 |
オフィスアワー /Office Hours |
担当教員研究室。月曜3時限。事前にメール(endo3410@wakayama-u.ac.jp) |
科目ナンバリング /Course Numbering |
T80023J01000C211 |
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1 | イントロダクション | 本講義の目的・概要・成績評価について理解する。 | |
2 | 2 | 秩序化 | 観光の社会的役割としての秩序化について考える。 | |
3 | 3 | 疑似イベント① | 「疑似イベント」概念を用い、観光現象や身のまわりの出来事について考えてみる。 | |
4 | 4 | 擬似イベント② | 「疑似イベント」概念を用い、観光現象や身のまわりの出来事について考えてみる。 | |
5 | 5 | マキャーネルの観光学 | D.マキャーネルの観光学の概要を学び、観光地や都市における具体例を考えてみる。 | |
6 | 6 | 真正性 | マキャーネルおよびそれ以降の「真正性」概念の展開について学ぶ。 | |
7 | 7 | 観光経験① | 「観光経験」について論じた論文を読み解き、論旨を理解する。 | |
8 | 8 | 観光経験② | 「観光経験」の視点から様々な観光旅行スタイルを捉えなおしてみる。 | |
9 | 9 | 観光のまなざし① | 「観光のまなざし」論の論旨について、「まなざし」に関する思想史的背景と結びつけて理解する。 | |
10 | 10 | 観光のまなざし② | 「観光のまなざし」の視点から、メディアと観光の関係について考える。 | |
11 | 11 | ポストコロニアリズム① | ポストコロニアリズムについて、グローバルな不平等の問題と結びつけて理解する。 | |
12 | 12 | ポストコロニアリズム② | ポストコロニアリズムの視点から近年の観光現象について考えてみる。 | |
13 | 13 | パフォーマンス① | 「パフォーマンス」の視点から観光地・都市空間を考える。 | |
14 | 14 | パフォーマンス② | 「パフォーマンス」の視点から「観光のまなざし」「真正性」などの議論を捉えなおしてみる。 | |
15 | 15 | 観光客の哲学 | 現代社会における観光の意義について考える。 |