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科目一覧へ戻る | 2025/03/27 現在 |
開講科目名 /Course |
有機エレクトロニクス材料概論A/Introduction to Organic Electronics Materials A |
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時間割コード /Course Code |
S2201472_S6 |
開講所属 /Course Offered by |
システム工学研究科/Graduate School of Systems Engineering |
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q |
曜限 /Day, Period |
水/Wed 3 |
開講区分 /Semester offered |
第1クォーター/1Q |
単位数 /Credits |
1.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
大須賀 秀次 |
科目区分 /Course Group |
_ |
授業形態 /Lecture Form |
|
教室 /Classroom |
北3号館B203/北3号館B203 |
開講形態 /Course Format |
|
ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大須賀 秀次 | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
近年、有機ELディスプレイ(OLED)、有機電界効果トランジスタ(OFET)、有機太陽電池(OPV)など、エレクトロニクス産業に有機材料を応用する研究開発が盛んに行われている。本講義では、このような有機エレクトロニクス分野で使用される有機材料(有機エレクトロニクス材料)について理解するため、芳香族化合物および硫黄原子などの典型元素を含む化合物を中心に、その特性、合成方法、反応について解説する。また、光学特性や熱特性など、有機エレクトロニクス材料を理解するのに欠かせない物性の測定方法やその特徴についても解説する。 この授業を受講することで、学生は現代化学の最先端に位置する物質の一つとして注目されている有機エレクトロニクス材料の開発、特性、機能、および応用技術について、これまで学部で習得した専門科目の内容を基に学ぶとともに、これらの物質をより身近なものとしてとらえられるようにすることを目的とする。 |
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到達目標 /Course Objectives |
・有機エレクトロニクス材料の基礎:共鳴と芳香族性について理解し、芳香族化合物の特徴を簡単に説明することができるようになる。 ・有機エレクトロニクス材料の基礎:芳香族化合物の特徴について理解し、その反応および合成方法について簡単に説明することができるようになる。 ・有機エレクトロニクス材料の基礎:硫黄原子などの典型元素を含む有機化合物について理解し、その反応および合成方法について簡単に説明することができるようになる。 ・有機エレクトロニクス材料の基礎:高分子化合物について理解し、その合成方法(重合反応)および特性(平均分子量)について簡単に説明することができるようになる。 ・有機エレクトロニクス材料の特性:光学特性や電気化学特性について理解し、各種測定方法と測定結果の特徴について簡単に説明することができるようになる。 ・有機エレクトロニクス材料の特性:熱特性や力学特性について理解し、各種測定方法と測定結果の特徴について簡単に説明することができるようになる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
各回の講義の到達目標に対する到達度を確認するために、各回で課した課題(Moodleを通じて提出するレポート)を40%、単位認定試験を60%として総合的に評価する。講義中で学んだ内容の復習を各回の課題で行っているので、同程度の内容の問題を単位認定試験で解答できれば合格となり、応用的な発展問題を解答できれば加点する。 |
教科書 /Textbook |
資料を配付する |
参考書・参考文献 /Reference Book |
記載事項なし |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
有機化学を理解するには、有機化合物の構造に慣れる必要があり、構造式や反応式を自分の手で書くことが重要な手段の一つである。そこで特に有機反応に関わる部分については、面倒でも配付資料を基に自分の手でノートにまとめること。量が多いかもしれないが、内容をまとめて書く能力もあわせて身につけるように心がけること。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
記載事項なし |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
学部レベルの基礎的な有機化学の知識を有していることを前提に講義を行う。 履修前受講推奨:有機化学I、有機化学II(学部専門講義) 履修後受講推奨:有機エレクトロニクス材料概論B |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
復習のための課題(Moodleを通じて提出するレポート)を毎回実施するので、配付資料および講義の時の説明(PowerPointスライド)を読み返して復習すること。授業時間外学習として毎回2時間を目安に確保すること。 疑問点があれば、対面もしくは電子メールなどで遠慮なく担当教員に質問すること(対面の場合は事前に電子メールなどで連絡をすることが望ましい) |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
復習のための課題(Moodleを通じて提出するレポート)を毎回実施し、提出締切後に解説を行うので、これによって自身の学修進展の状況をある程度判断できるようにする。 【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ⑪】 |
オフィスアワー /Office Hours |
授業開講時:月曜3限 訪問先:北3号館 B416室 オフィスアワーに設定した時間以外であっても、事前にe-mail等(osuga@wakayama-u.ac.jp)による事前予約があれば対応する。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
|
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1回 | 本講義の概説:有機エレクトロニクス | 有機エレクトロニクスとは何か | |
2 | 2回 | 芳香族化合物(1) | 共鳴、芳香族性 | |
3 | 3回 | 芳香族化合物(2) | 合成、反応 | |
4 | 4回 | 有機典型元素化合物 | 特徴、合成、反応 | |
5 | 5回 | 高分子化合物 | 合成(重合反応)、特性(平均分子量) | |
6 | 6回 | 有機エレクトロニクス材料の物性(1) | 光学特性、電気化学特性 | |
7 | 7回 | 有機エレクトロニクス材料の物性(2) | 熱特性、力学特性 | |
8 | 8回 | まとめと単位認定試験 | まとめ(45分)と単位認定試験(45分) |