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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
ソフトマテリアル概論B/Introduction to Soft Materials B
時間割コード
/Course Code
S2200940_S6
開講所属
/Course Offered by
システム工学研究科/Graduate School of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第2クォーター/2Q
曜限
/Day, Period
水/Wed 3
開講区分
/Semester offered
第2クォーター/2Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
坂本 英文/Hidefumi Sakamoto
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
北3号館B202/北3号館B202
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
坂本 英文/Hidefumi Sakamoto システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
高分子は金属やセラミックスに比べると柔らかいことから広義にはソフトマテリアルと呼ばれることもある。しかし本講義では,近年の技術革新の下で急速に発展してきた機能性材料について、その開発と性質および機能について学ぶこ とを目指している。したがって,それは必ずしも高分子に限らず,オリゴマーであったり高分子量分子であった りもするが,これらを含めた高機能で高付加価値の物質、及び現在はまだ基礎研究の段階にある有機高分子についてもその応用を学ぶ。
現代化学の最先端にある物質の一つとして現在注目されているソフトマテリアルの開発と特性,機能ならびに応用 技術について,これまでに学部で学んだ専門科目の内容を基に学ぶと共に,このような物質をより身近なものとして理解する。
到達目標
/Course Objectives
近年,生体適合性や生体機能に似せた,いわゆるライフサイエンス を指向したソフトマテリアルなどのように,従来の大量消費型高分子材料から,様々な機能を持たせた材料とし ての高分子すなわちソフトマテリアルの開発に力が注がれている。最終的には,これらの物質開発の原動力とな る目的意識と開発プロセスならびにその応用技術を身につける。
・身の回りの高分子の構造と特性を関係づけて理解することができる。
・高性能なプラスチックの構造から、分子設計の手法を身につけることができる。
・医療分野を中心とする最新の高分子化学の研究例から開発指針を理解することができる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
小テストと、単位認定試験で評価する。
筆記試験 60%、毎回の小テスト 40%
教科書
/Textbook
主に配布するプリントに沿って授業を行う。
授業の最後に、ナノテクノロジー関係の講演を行う。
参考書・参考文献
/Reference Book
主に以下の書籍を題材するが、授業では使用しない。
「高分子材料が一番わかる」尾崎邦宏監修、松浦一雄編著、技術評論社、ISBN 9784774149097(2,480+税)「図解 高分子新素材のすべて―21世紀の機能材料をひも解く」 国武豊喜 編、工業調査会、ISBN 476934189XC3058
以下の参考書は、授業では使用しないが授業内容の理解を深めるために役に立つ。
「コンシャス 高分子材料」柴田充弘・山口達明著、三共出版、ISBN 9784782706046(2,000円+税)
「三訂 高分子化学入門」蒲池幹治著、NTS、ISBN 9784860435974(3,800円+税)
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
様々な高分子について学ぶので、それぞれの特徴を捉えるように復習に力を入れてください。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
適宜、プリントを配布するので、講義には必ず出席すること。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
ソフトマテリアル概論A
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って、準備学習1時間と復習1時間を行ってください。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学習を求めます。
その他連絡事項
/Other messages
記載事項なし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
記載事項なし
オフィスアワー
/Office Hours
水曜日2時限
予め、以下のアドレスまで連絡して下さい。
skmt@wakayama-u.ac.jp
科目ナンバリング
/Course Numbering
S35025J10099R508
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回目 高分子工業(概要) 高分子材料の概要
社会変化と高分子材料について
材料の特性
2 2回目 高機能性ゴム(熱可塑性エラストマー,特殊ゴム) 熱可塑性エラストマーについて
高機能性特殊ゴムについて
3 3回目 エンジニアリングプラスチック エンジニアリングプラスチックについて
スーパーエンジニアリングプラスチックについて
4 4回目 高機能性プラスチック プラスチックの技術革新について
新規なポリイミドについて
5 5回目 高強度・高弾性プラスチック(液晶ポリマー他) 液晶ポリマーについて
高強度・高弾性率ポリエチレンについて
芳香族高分子繊維について
6 6回目 生体適合性材料などの機能性ソフトマテリアル 高分子医薬について
生分解性ポリマーについて
生体適合性材料について
7 7回目 先端複合材料 最先端ソフトマテリアルについて
高分子・金属複合材料について
8 8回目 ナノテクノロジー関係の講義と単位認定試験 「分子を活用するナノテクノロジー」の講義
単位認定試験

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