シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2024/09/12 現在 |
開講科目名 /Course |
感性工学A/Kansei Engineering A | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
時間割コード /Course Code |
S2200910_S6 | |||||||||
開講所属 /Course Offered by |
システム工学研究科/Graduate School of Systems Engineering | |||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | |||||||||
曜限 /Day, Period |
水/Wed 3 | |||||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | |||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | |||||||||
学年 /Year |
1,2 | |||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
原田 利宣 | |||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | |||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | |||||||||
教室 /Classroom |
北1号館A204/北1号館A204 | |||||||||
開講形態 /Course Format |
||||||||||
ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
|
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
原田 利宣 | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
感性工学とは,その先駆者である長町の定義によると「感性と工学とを結びつける技術であり,人間の感性を分析しそれを商品の設計に取り込むことにより,人に喜びと満足をもたらす商品作りを工学的に行う分野」のことである.本講義では,その感性工学の側面からデザイン企画をいかに行うと効果的であるかを講義するとともに,そのための手法を演習により実践し確かめることを目的としている. システム工学という学際的な学問には,その性質上,感性工学的な考え方が必要となる.感性工学Aでは,感性工学とは何か,また脳と心との関係を概観する.加えて,感性工学とシステム工学の各方法との関係を概説し,簡単な演習を行う. この科目は,授業担当者・原田が自動車メーカーにデザイナーとして従事した際の実務経験を生かし,感性と関連のある商品やサービスを取り巻く情報の収集,分析の技術を実例を用いて実践的に学修する授業である.よって,一部,演習を含む. |
---|---|
到達目標 /Course Objectives |
本講義では,感性工学の定義,歴史,各種方法論の概説およびそれらを用いた演習を行い,その方法論の有効性を確かめてもらう.これにより感性工学における基礎的な知識と技術を身につけることができる. |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
プレゼ点(20点)+課題1レポート点(30点)+課題2レポート点(50点) 各種企画手法,報告書のまとめ方,図解法が理解できればC,各種企画手法や報告書のまとめ方・図解法をもとに,自ら設定したテーマの解決に応用できればB, さらに,自ら設定したテーマに対する分析結果を的確にプレゼンテーションできればS,Aという成績評価が得られる. |
教科書 /Textbook |
・島田哲夫・原田利宣著:「コンセプトデザイニング」,科学技術出版,1999(ISBN:4-87653-009-2 C305) 4800円 ・日本感性工学会感性商品研究部会編:感性をめぐる商品開発,日本出版サービス,2002(ISBN-13 : 978-4889221114)2618円 ・森典彦他編:ラフ集合と感性,海文堂,2004(ISBN-13 : 978-4303723903)2640円 ・NHKエンタープライズ:NHKスペシャル驚異の小宇宙人体Ⅱ「脳と心」 ただし,適宜,講義ノートを授業内で配布する. |
参考書・参考文献 /Reference Book |
・参考書は授業中に適宜紹介する. |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
この授業は出席,レポートとプレゼンテーションを重視しています. 課題も多いため,相応の負荷があります.例年かなりの数の途中放棄があります.途中で投げ出さない学生のみ受講してください. |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
本講義の履修は学部時代に確率統計を履修した学生に限ります.また,「データ解析」の授業も受講し,多変量解析の数理もある程度理解して受講していることを前提に授業を進めます.なお,課題のレポートはMoodleへ提出してもらいます. |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
感性工学B |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
本授業の授業計画に沿って,課題を適宜授業内で案内します. 課題として,合計30時間相当の企画,調査,分析,考察などの自主的学修を求めます. |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
実習課題においては学習した内容を活用し、学生自ら提案を導き出しプレゼンテーションを行う. 【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ④,⑤,⑧,⑩】 |
オフィスアワー /Office Hours |
月曜2限(北1号館A814)メール連絡などで空き時間に対応します. |
科目ナンバリング /Course Numbering |
S61065J11099U501 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | ガイダンスと脳科学の概要 | ガイダンス(授業の目標、進め方、評価方法など,「脳と心(進化)」) | |
2 | 2 | 感性工学とは,脳科学(知覚)について | 感性工学とは(定義,歴史,課題),「脳と心(知覚)」 | |
3 | 3 | 感性工学の応用,脳科学(記憶)について | デザイン企画とその方法1(システマティックデザイン方法論概説),「脳と心(記憶)」 | |
4 | 4 | 感性工学の応用,脳科学(感情)について | デザイン企画とその方法2(視覚言語) ,「脳と心(感情)」 | |
5 | 5 | 感性工学の応用,脳科学(創造性)について | デザイン企画とその方法3(システム工学との関係【構造化とモデル化】),「脳と心(創造性)」 | |
6 | 6 | 感性工学の方法(グラフ理論)について | 構造グラフ概説(KJ法,ISM法[DEMATEL法]) | |
7 | 7 | 感性工学の方法(AH法,ファジィAHP法)について | 構造グラフ概説(ファジィグラフ,AHP法,ファジィAHP法) | |
8 | 8 | 分析演習 | ソフトウェアの使い方説明,分析演習 | PC使用 |