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科目一覧へ戻る | 2024/09/12 現在 |
開講科目名 /Course |
無機反応化学/Chemistry of Inorganic Reactions | ||||||
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時間割コード /Course Code |
S2200880_S6 | ||||||
開講所属 /Course Offered by |
システム工学研究科/Graduate School of Systems Engineering | ||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||
曜限 /Day, Period |
金/Fri 1, 金/Fri 2 | ||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||
主担当教員 /Main Instructor |
橋本 正人/Masato Hashimoto | ||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||
教室 /Classroom |
北3号館B203/北3号館B203 | ||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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橋本 正人/Masato Hashimoto | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
「触媒」をキーワードに、反応速度論、不均一系触媒・均一系触媒の概要、 固体表面における反応の考え方、錯体および有機金属化学が起こす主な反応について学ぶ。製造業のウエイトが高い我が国において、「触媒」は化学工業で極めて重要な意味を持つ。そのため、本講義の内容は、将来化学産業で活躍するにあたり、重要となる。 |
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到達目標 /Course Objectives |
・反応速度論の基礎的事項を理解し、速度式の組み立てや反応機構の推定ができること。 ・吸着現象およびその平衡論・速度論の基礎的事項を理解し、反応機構の推定ができること。 ・不均一系触媒についての基礎的事項を理解し、反応機構の推定や触媒の設計を考えることができること。 ・均一系触媒についての基礎的事項を理解し、反応機構の推定や触媒の設計を考えることができること。 ・d-block金属錯体や有機金属化合物の反応について基礎的事項を理解し、反応機構の説明や反応の組み立てができること。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
単位認定試験100%による。単なる記憶力を試す試験や到達目標の各項目を単独で使う試験ではなく、各項目の学習成果を総合的に使い、課題を解く、および指定のテーマについて意見や考えを述べる形式の試験を行う。評価においては、設問内容や設定を正しく理解しているか、設問に的確に回答しているか、学習したことを的確に利用・応用して論理的な回答ができているか、を中心に判断する。評点は、複数ある設問の点数の合計であり、設問ごとの評点は合否に直結するものではない。 |
教科書 /Textbook |
・エキスパート応用化学テキストシリーズ「触媒化学 基礎から応用まで」薩摩篤 他著、田中庸裕、山下弘巳 編著、ISBN978-4-06-156811-2 C3343 講談社 (3000円+税) ・錯体の部分で、「基本無機化学」 荻野博、飛田博実、岡崎雅明 著、東京化学同人 (学部の無機化学の講義で用いた教科書)も併用する。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
以下、講義では使用しない。 ・新版 「新しい触媒化学」 菊地英一、射水雄三、瀬川幸一、多田旭男、服部英 著、 ISBN978-4-7827-0688-6 三共出版 (2800円+税) ・「触媒化学」 御園生誠・斉藤泰和 共著、ISBN978-4-621-08051-1 丸善出版 (3000円+税) ・「触媒作用 活性種の挙動」 今中利信 著、ISBN4-87259-056-2 大阪大学出版会 (3400円+税) ※反応機構の解説が詳しい ・化学マスター講座 「触媒化学」大嶌幸一郎 他編、江口浩一 編著、ISBN978-4-621-08405-2 丸善出版 (3400円+税) ・「触媒化学」 岩澤康裕、小林 修、他 共著、ISBN978-4-7853-3228-0 裳華房 (2600円+税) |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
学部で行った関連内容(基礎化学、化学演習、無機化学I, IIなど)は見直しておくこと。状況により、講義の進度が多少前後することがある。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
教科書は必ず準備すること。化学系産業では、触媒の本を一冊持っていて損はないことが多い。 資源と時間の節約のため、資料をPDFファイルとしてMoodle上で提供し、講義中に参照することがある。従って、BYOD PCはできるだけ毎回持参のこと。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
大学院科目の中には関連科目は無い。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
講義は2コマ連続4時間(180分)であるため、1回(2コマ分)の講義に対して8時間(360分)の自主学習が規則上必要である。触媒反応を用いた論文を読む、教科書や講義内容の不明点について資料集、関連書籍、WEBなどを活用し、自ら考えて必要な調査を行うなど、触媒の実際に関する理解を自主学習により深めていただきたい。 |
その他連絡事項 /Other messages |
講義WEB http://www.wakayama-u.ac.jp/~mh1043/top1.html Moodle (2023年度版)にもコースを開設する。 講義はB203にて対面で行う予定である。 現在のところ休講予定はないが、急な会議等で休講を余儀なくされる可能性がある。その場合は、休講になった分を補講またはオンライン(オンデマンド、ナレーション付きスライド)で実施する。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
講義で扱った内容について、資料集、関連書籍、WEB等により自ら知見を深めることが重要であるとともに、授業外学修で述べたように、触媒に関連する論文を探し、いくつか読んでみることを推奨する。(【AL】なし) |
オフィスアワー /Office Hours |
水曜5限または随時(北3号館B317)。いずれの場合も、メール(mh1043@wakayama-u.ac.jp)でアポイントを取ることが望ましい。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
S34015J10099R501 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1 (1) | Topic 1: 触媒 | 触媒とは何か | |
2 | 2 (1) | Topic 2: 反応速度 (1) | 反応速度論の概説(1)平衡論と速度論、反応速度を決定する因子 | |
3 | 3 (2) | Topic 2: 反応速度 (2) | 反応速度論の概説(2)反応速度式の組み立て | |
4 | 4 (2) | Topic 2: 反応速度 (3) | 反応速度論の概説(3)反応速度論と反応機構 | |
5 | 5 (3) | Topic 3: 吸着と脱離 (1) | 吸着と脱離(1)さまざまな吸着形式、吸着の速度論 | |
6 | 6 (3) | Topic 3: 吸着と脱離 (2) | 吸着と脱離(2)物理吸着 | |
7 | 7 (4) | Topic 4: 不均一系触媒 (1) | 固体触媒の考え方 | |
8 | 8 (4) | Topic 4: 不均一系触媒 (2) | 固体触媒の性質と計測 | |
9 | 9 (5) | Topic 4: 不均一系触媒 (3) | 固体触媒の評価 | |
10 | 10 (5) | Topic 4: 不均一系触媒(4) | 固体触媒の調製、代表的な固体触媒 | |
11 | 11 (6) | Topic 5: 錯体の反応 (1) | 錯体・有機金属化合物の反応(1)錯形成平衡 | |
12 | 12 (6) | Topic 5: 錯体の反応 (2) | 錯体・有機金属化合物の反応(2)配位子交換 | |
13 | 13 (7) | Topic 5: 錯体の反応 (3) | 錯体・有機金属化合物の反応(3)酸化還元 | |
14 | 14 (7) | Topic 6: 均一系触媒、重合触媒 | 均一系反応の触媒サイクル、重合触媒 | |
15 | 15 (8) | Topic 7: 持続可能社会と化学 | Green and sustainable chemistry | |
16 | 16 (8) | 試験 | 試験 |