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科目一覧へ戻る | 2025/06/24 現在 |
開講科目名 /Course |
ユビキタスコンピューティング論/Ubiquitous Computing | ||||||||
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時間割コード /Course Code |
S2200460_S6 | ||||||||
開講所属 /Course Offered by |
システム工学研究科/Graduate School of Systems Engineering | ||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||
曜限 /Day, Period |
月/Mon 5, 水/Wed 3 | ||||||||
開講区分 /Semester offered |
第1クォーター/1Q | ||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
吉野 孝/YOSHINO Takashi | ||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||
教室 /Classroom |
北1号館A104/北1号館A104 | ||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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吉野 孝/YOSHINO Takashi | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
アプリケーション(応用ソフトウェア)開発の観点から,今後のアプリケーションの基盤的な技術となるユビキタスコンピューティングについて,最新の動向を中心に,その開発の意味及び基盤技術についての講義を行います.ユビキタスコンピューティングは,人が生活する環境(家,衣服,道路,店,食品等々)に,コンピュータが「見えない」形で埋め込まれ,それらを自由に利用したり,意識しないで様々な支援を受けたりすることができるような利用形態を指します.つまり,ユビキタスコンピューティングは,コンピュータを中心として,様々な基盤となる科学技術を集積・融合して初めて成り立つ応用領域です. |
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到達目標 /Course Objectives |
ユビキタスコンピューティングのインフラストラクチャー,アプリケーション,ユーザインタフェース,分散処理システム,実世界とのインタフェースなどの基本的な知識の習得を目指します.また,位置情報処理,ICタグ,センサー技術,セキュリティ技術やユビキタスコンピューティングの課題などに対する理解も目指します. |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
成績評価は下記で行います. 講義への質問およびコメント(10%),レポート点および発表点(25%),単位認定試験(65%) |
教科書 /Textbook |
講義中にMoodleを利用して,資料(PDF)を配付します. |
参考書・参考文献 /Reference Book |
下記は,講義では利用しませんが,参考になると思いますので,紹介します. ・ユビキタスサービスネットワーク技術,電気通信協会,ISBN-10 : 4885499186,2,860円 ・ユビキタス・コンピュータ革命,坂村健,角川書店,ISBN-10 : 4047040886(絶版ななので,図書館で) ・IoTとは何か 技術革新から社会革新へ ,坂村 健,角川新書,ISBN-10 : 4040820584,880円 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
講義中の資料として,講義中にPDFをダウンロード可能とします. ・第1回の講義のあとに,レポート提出課題があります. ・第12回の講義のあとに,レポート提出課題を予定しています. ・「発表会」では,各自が事前に作成したパワーポイント資料を,各自で発表を行ってもらいます. |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
講義中の資料として,Moodleを利用して,講義中にPDFをダウンロード可能とします. 出席もMoodleを利用して,取る予定ですので,参照できる電子機器を持ち込んでください. |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
情報系の講義,特に,情報ネットワーク関係,セキュリティ関係の講義が,本講義と密接に関係しています. |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
授業計画に沿った予習・復習,およびレポート作成・プレゼン作成に関する課題の調査・考察に,授業時間外学修を行うことが必要です. 1単位の学修のために必要な学修量は,授業時間と予習復習の時間をあわせて45時間と定められている.それぞれに見合う自主的学修時間を確保すること. |
その他連絡事項 /Other messages |
講義資料(PDF)の閲覧のためには,PCあるいはタブレット端末などが必要になりますので,各自の端末を持参すること. 講義資料は,Moodle上に記載します. |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
ユビキタスコンピューティングは,既に,現代社会に深く根ざしている技術となってきています.そのため,身の回りに存在するユビキタスコンピューティングに興味をもつことで,より理解が深まります. 授業中に示すテーマについて,独自に調査および検討を行い,結果を発表する。 【「アクティブ・ラーニング」実施要項 4,8】 |
オフィスアワー /Office Hours |
本授業に関する質問や相談等は,Moodleのフォーラム(掲示板)を用いて随時受け付けます. 月曜日1限に対応します.事前に連絡(吉野: yoshino@wakayama-u.ac.jp)をください. |
科目ナンバリング /Course Numbering |
S60005J10099S508 |
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole course |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1 | 初回ガイダンス、ユビキタス・コンピューティングとは? | ユビキタス・コンピューティングの必要性や現在の普及状況について | |
2 | 2 | ユビキタス・コンピューティングの基盤技術:RFID(前編) | RFID技術の技術の紹介,基本構造など | |
3 | 3 | ユビキタス・コンピューティングの基盤技術:RFID(後編) | RFID技術の技術の紹介,通信方式など | |
4 | 4 | ユビキタス・コンピューティングの基盤技術:センサノード技術,WPAN,センサネットワーク | センサノード技術,WPAN,センサネットワークについて | |
5 | 5 | ユビキタス・コンピューティングの応用技術:トレーサビリティ | トレーサビリティとはなにか,現在どのように利用されているかなど | |
6 | 6 | ユビキタス・コンピューティングの応用技術:電子マネー(前編) | 電子マネーの歴史や基本技術など | |
7 | 7 | ユビキタス・コンピューティングの応用技術:電子マネー(後編) | 電子マネーを取り巻く様々な状況など | |
8 | 8 | ユビキタス・コンピューティングの基盤技術:情報セキュリティ(1) | 情報セキュリティの基本的な概念など | |
9 | 9 | ユビキタス・コンピューティングの基盤技術:情報セキュリティ(2) | 情報セキュリティのための技術的な仕組みなど | |
10 | 10 | ユビキタス・コンピューティングの基盤技術:情報セキュリティ(3) | 様々な情報セキュリティ対策など | |
11 | 11 | ユビキタス・コンピューティングの基盤技術:位置情報処理技術(1) | 様々な位置情報処理技術についての説明(1) | |
12 | 12 | ユビキタス・コンピューティングの基盤技術:位置情報処理技術(2) | 様々な位置情報処理技術についての説明(2) | |
13 | 13 | TRONについて | TRONとはなにか.基本的な概念の紹介. | |
14 | 14 | 5Gの世界 | 5Gの必要性やその技術的な仕組みの概略. | |
15 | 15 | 発表会(新しいユビキタスコンピューティングの応用システムの提案) | 新しいユビキタスコンピューティングの応用システムの提案についての発表会 | |
16 | 16 | 単位認定試験 | 単位認定試験 |