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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2022/03/31 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています
開講科目名
/Course
自然生態工学/Ecological Engineering and Technology
時間割コード
/Course Code
S2200280_S6
開講所属
/Course Offered by
システム工学研究科/Graduate School of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/Academic Year  第3クォーター/3Q
曜限
/Day, Period
火/Tue 2
開講区分
/Semester offered
後期/the latter term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
養父 志乃夫
科目区分
/Course Group
 
授業形態
/Lecture Form
教室
/Classroom
B203(北3号館)/B203(北3号館)
開講形態
/Course Format

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
養父 志乃夫 システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
地球的規模の環境問題への対応と、持続的な環境共生社会を形成していくためには、生態系の保全と修復技術を習得した技術者が要求されている。この授業では、日本の自然生態系の構造と特徴を理解し、生態系破綻、絶滅危惧種の増加を背景に、修復技術に関する基礎から応用へと、実践的な知識、技能を理解することを目標とする。
コミュニケーションクラスタでは、自然環境と社会環境の基礎的な構造を解析し、それらを融合したシステムを提案できる人材養成を目指し、教育研究を実施している。本授業では、このうち自然環境の分野に関して教育を行い、他の授業による計画やデザインに関する習得知識をもとに、行政施策などへの提案を行うための基本を身につける。
到達目標
/Course Objectives
近年、地球温暖化や動植物の絶滅など地球レベルの環境問題が顕著になっている。日本の自然環境の基礎にある里地里山の成り立ち、背景、構造に関する理解をもって合格とする。また、里地里山文化の根底をなす循環型社会の構造と暮らしとの関わりを理解されて良とする。さらに、この循環型社会と生態系、動植物との関わり合いについての理解が伴えば優の評価を与える。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
主に受講者のプレゼンテーション、各回のまとめのレポート、最終試験による
教科書
/Textbook
「里山里海」ー生きるための知恵と作法、循環型の暮らしー(勁草書房刊)ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4326653997、3080円
参考書・参考文献
/Reference Book
・「里地里山文化論」-上巻 循環型社会の基層と形成-(農文協刊) 
  ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4540091643 ¥2750円
・「里地里山文化論」-下巻 循環型社会の暮らしと生態系-(農文協刊)
  ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4540091650 ¥2750円
・「田んぼビオトープ入門」(農文協刊) ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4540041877 ¥2043円
・「自然生態修復工学入門」(農文協刊) ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4540011207 ¥5000円(古書)
・「ビオトープづくり実践帳」(誠文堂新光社) ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4416410004 ¥5000円(古書
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
1.授業を受ける各人の発表を基礎にして、それに教員が解説、補足、コメントを加える方法で進める。発表者は二人程度一組で事前に参考書を熟読してプレゼン資料を作成し授業に望む。
2.発表者以外は、プレゼン等に対し質疑応答を行うほか、プレゼンや解説、コメントを取りまとめ独自のノートにまとめる。
3.毎回の講義に際しレポートの提出を課す。成績評価はこれをもとに行う。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
植生工学,ランドスケープエコロジー,森林環境学,世界農業遺産など
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
環境問題、暮らしの日常、国際的なグローバル化等々、最近のわが国や世界各国の動きを新聞等を通し、常に注視していてほしい。また、本授業の授業計画に沿って、合計15回の授業を実施するが、そのためには準備学習1時間と復習1時間を行ってください。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学修を求めます。
その他連絡事項
/Other messages
現在のところ、自然生態工学は対面授業で実施する方針です。事態が変わった場合には、受講者予定者にメール等で連絡します。この授業では活字を読み込み、論理的に物事を考え、論述し、プレゼンテーションできるちからの醸成を図るように指導を促します。
新型コロナ感染症の拡大に伴って授業方法が変更になる可能性があることをご承知おきください。授業実施段階の和歌山大学の方針に沿って、授業方法を変更します。授業実施段階の自然生態工学のMoodleサイトにおける情報をご確認ください。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
予習復習を60時間実施することを推奨します。授業に対する理解を深めるために、実際に自然生態工学の基礎となる里山を踏査いただき、その現状を把握し、問題点や課題を検討する機会を設けています【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ⑥】。
オフィスアワー
/Office Hours
毎週火曜日午前中。来室される前に、yabus@wakayama-u.ac.jp までアポ連絡ください。
科目ナンバリング
/Course Numbering
S5160V03J
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 日本の自然環境の概要(オリエンテーション)
2 里山里海の姿
3 暮らしと里山里海の変貌
4 共同体の絆で成り立つ暮らし
5 次代を育み相互扶助を礎に営まれていた集落
6 食糧(食料)自給と循環
7 肥料の再生利用
8 半栽培される食材や薬草
9 半飼育される魚介や野生鳥獣
10 エネルギー自給と循環
11 再生させ続ける暮らしの素材
12 知恵と絆が蘇らせる里地里山
13 生きていくために編み出された「みなべ・田辺の梅システム」(国連・世界農業遺産)
14 絆と知恵で里山の資源を最大限に活かす観光地など
15 里山里海文化論まとめ

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