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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/12 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
情報通信ネットワーク論/Information Network
時間割コード
/Course Code
S2200040_S6
開講所属
/Course Offered by
システム工学研究科/Graduate School of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第3クォーター/3Q
曜限
/Day, Period
金/Fri 2
開講区分
/Semester offered
後期/the latter term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
藤本 章宏
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
北1号館A204/北1号館A204
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
システム工学研究科 1.高度な専門性と研究力 7
システム工学研究科 2.協働性と倫理性 3

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
藤本 章宏 大学共通
三浦 浩一 システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
本授業では、現在広く普及しているインターネットについて最新の研究成果を基にして、
受講者はインターネット上で用いられる各種プロトコルや理論的背景について、理解する。
①最初にパケット交換網の性能評価を数学的に取り扱うために必要な待ち行列理論について習得する。
②実際に待ち行列理論を用いて簡単なネットワーク解析手法について学ぶ。
③インターネット上でマルチメディア通信や品質保証を行うためのQoS制御方式を学ぶ。
④ネットワークが混雑(輻輳)を起こした場合の制御法(輻輳制御)について学ぶ
⑤ネットワーク仮想化について学ぶ
⑥様々な情報通信基盤技術について理解し、コンテンツ流通を支えるネットワークを学ぶ
到達目標
/Course Objectives
本授業の受講者は最終的に以下のような能力が達成される。
①待ち行列の基礎をマスターし、応用情報技術者程度の問題を解答できる
②簡単な待ち行列モデルの解析が行える能力を有することができる
③インターネットで用いられている輻輳制御方式をマスターし応用できる能力を持つ
④TCPについて深い理解をし、QoSの基礎を理解し応用できる能力を持つ
⑤仮想化技術の普及を背景として、柔軟な構成が可能なネットワーク技術の必要性について説明できる
⑥様々な情報通信基盤技術について理解し,従来のコンテンツ流通技術とその課題を説明できる
⑦コンテンツ流通サービスに向けたネットワークの取り組みを説明できる
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
成績は定期試験(100%)で行います。
S:授業の内容を完璧に理解し、十分達成している。(90点以上)
A:十分達成している。(80点~89点)
B:達成している。(70点~79点)
C:概ね達成している。(60点~69点)
不可:達成していない。(~59点)
教科書
/Textbook
毎回、講義資料(PDF)をMoodle経由で配布する
参考書・参考文献
/Reference Book
YouTube上の学習コンテンツ(予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」)
 https://yobinori.jp/
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
最初は待ち行列理論を扱うために数学的な授業になります。待ち行列理論はネットワークの性能評価だけでなく、他の分野にも幅広く応用できるので頑張って理解して下さい。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
特になし
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
ネットワーク、マルチメディア関連の授業。
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業は,待ち行列を含む数学的な内容を多く扱います。数学の基本的な復習も含めて学修を行って下さい。
理解できないところはYouTube等も参考にして下さい。
復習には1時間程度を目安に勉強して下さい。
その他連絡事項
/Other messages
特になし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
Youtube,Web上の解説記事等多角的に知ることで理解や応用力が身につきます。
オフィスアワー
/Office Hours
○藤本
月:2限(電子メールで予約が望ましい)
また、対面を望まない場合はfujimoto@wakayama-u.ac.jpまたはTeamsのチャット、オンライン会議で連絡して下さい。
○三浦
火:5限(電子メールで予約が望ましい)
また、対面を望まない場合はmiurah@wakayama-u.ac.jpまたはTeamsのチャット、オンライン会議で連絡して下さい。
科目ナンバリング
/Course Numbering
S60065J11099S504
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 第1回(藤本) ガイダンス、通信の歴史
トラフィック理論の導入
講義の概要・意義の説明
通信の歴史
トラフィック理論とは
2 第2回(藤本) 待ち行列理論への導入 確率過程とマルコフ連鎖
ポアソン分布と指数分府
3 第3回(藤本) 基本的な待ち行列モデル M/M/1モデルの解説
4 第4回(藤本) 各種待ち行列モデルと計算法 M/M/1/K, M/M/m, M/M/m/mモデル
Z変換とラプラス変換
5 第5回(藤本) 待ち行列理論の応用 信頼性工学への応用
6 第6回(藤本) 待ち行列とネットワーク 無線LAN(CSMA/CA方式)の性能評価
7 第7回(三浦) QoS QoSの概要
パケットスケジューリング
8 第8回(三浦) TCPと輻輳制御 TCPの復習
TCPとキューイング遅延の関係
様々な輻輳制御方式
9 第9回(三浦) ルーティング ルーティングテーブル
ルーティングプロトコル
10 第10回(三浦) MPLS MPLSの原理
MPLSの応用
11 第11回(三浦) フォトニックネットワーク 波長多重
光パスネットワーク
12 第12回(藤本) 仮想化時代のネットワーク 仮想化技術の発展によるネットワークの変化
VLANとVXLAN
13 第13回(藤本) Software Defined Network Software Defined Network
Openflow
14 第14回(三浦) コンテンツ流通技術 従来の負荷分散技術
CDN
15 第15回(三浦) コンテンツ流通サービスに向けたネットワークの取り組み コンテンツオリエンテッドネットワークの概要
ICN/CCN

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