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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
情報ネットワーク演習2/Information Network Seminar 2
時間割コード
/Course Code
S1408470_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第4クォーター/4Q
曜限
/Day, Period
月/Mon 3, 月/Mon 4
開講区分
/Semester offered
第4クォーター/4Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
塚田 晃司/Kouji Tsukada
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
教室
/Classroom
情報通信演習室(北1号館)/情報通信演習室(北1号館)
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
川橋 裕 大学共通
藤本 章宏 大学共通
塚田 晃司/Kouji Tsukada システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
パケットキャプチャによるTCP/IPの解析を通じて,TCP/IPの動作を正しく理解すること,ネットワークプログラミングの能力を習得することを目標とします.
TCP/IPを利用したネットワークアプリケーションソフトウェアをC言語で作成しながら,その動作確認や関連情報の収集を通して,情報ネットワークを支える基礎技術の理解をより一層深めます.受講を推奨する関連科目である情報ネットワーク入門1/2,情報ネットワーク1/2,情報ネットワーク演習1で学んだ知識を,各自のPCを用いて実践し,理解を深めることを目指します.
この科目は,担当教員・塚田のネットワーク機器・サービスの研究開発の実務経験を活かしたネットワークプロトコル解析に関する実践的演習内容を含みます.
到達目標
/Course Objectives
・TCP/IPの各種プロトコルの情報(パケット構造,メッセージのやり取り)を調査できるようになる.
・TCP/IPの階層構造と,パケットのデータ構造の関係を説明できるようになる.
・TCP/IPの構造をふまえたネットワークプログラミングができるようになる.
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
成績は各回の課題レポートで評価します.
課題レポートは,
・演習中に示すテーマについて調査するもの
・その結果を活用して課題に取り組む(プログラミングする)もの
・その実行結果について考察するもの
から構成されます.
成績評定は,次の区分(各回の課題レポートの合計点)です.
S:十分達成し,他の事例に応用できる(90~100点)
A:十分達成している(80~89点)
B:達成している(70~79点)
C:おおむね達成している(60~69点)
F:達成していない(60点未満)
教科書
/Textbook
ありません
参考書・参考文献
/Reference Book
適宜演習時間中に紹介します
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
C言語による基礎的なプログラミング能力を有することを前提として演習を実施します.また,TCP/IPに関する基礎的な知識,計算機に関する基礎的な知識も学修済みであることを前提とした課題設定になっています.これらに関して学んでいない場合には,演習時間以外に自主的学修が必要になります.
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
・C言語による基礎的なプログラミング能力が必須です.
・TCP/IPに関する基礎的な知識(階層モデル,TCP/IPプロトコル群)が必須です.
・計算機に関する基礎的な知識(2進数,基数変換,論理演算)が必須です.
・各自のPC(BYOD PC)を使用します.授業には毎回準備することが必須です.
・演習では仮想マシン環境 (VirtualBox)を使用するため,BYOD PCは大学が指定する仕様(詳細要件)に準拠していることが必須です.準拠していないBYOD PCでは,演習課題に取組むことができない場合があります.
・演習に必要なデータの取得や,各回の課題に取り組むためには,インターネットへの接続環境が必須です.
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
情報ネットワーク入門1/2(受講済推奨),情報ネットワーク1/2(受講済推奨),情報ネットワーク演習1(受講済推奨)
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って,毎回,準備学習1時間と復習1時間を行ってください.さらに,授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて,毎回の授業ごとに自主的学修を求めます.
その他連絡事項
/Other messages
記載事項なし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
パケットキャプチャのソフトを作成する過程において,演習中に示すテーマについて調査し,その結果を活用して課題に取り組み,考察する.
【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ②⑥⑦】
オフィスアワー
/Office Hours
月曜5限,北1号館A614
可能な限りe-mail(ktsukada@wakayama-u.ac.jp)による事前予約を行ってください.
科目ナンバリング
/Course Numbering
S61062J11100T235
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回目 演習環境の構築およびプロトコルの階層構造 ・演習に必要な仮想マシン環境の準備
・プロトコルの階層構造の復習・調査
PC使用
2 2回目 C言語の復習 ・演習で必要となるC言語の構文,ライブラリ関数の復習・調査 PC使用
3 3回目 Ethernetフレームの解析 ・Ethernetフレームの構造の調査
・解析用プログラムの作成
PC使用
4 4回目 IP,ARPパケットの解析 ・IP,ARPパケットの構造の調査
・解析用プログラムの機能追加
PC使用
5 5回目 ICMP,TCP,UDPパケットの解析 ・ICMP,TCP,UDPパケットの構造の調査
・解析用プログラムの機能追加
PC使用
6 6回目 TCP通信のトレース ・TCPを用いた通信内容をトレース表示する解析用プログラムの機能追加 PC使用
7 7回目 未知の通信の解析 ・課題で作成した解析用プログラムを用いて,未知の通信を解析 PC使用
8 8回目 演習のまとめ ・全体の振り返り PC使用

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