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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
情報ネットワーク2/Information Network2
時間割コード
/Course Code
S1408450_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第2クォーター/2Q
曜限
/Day, Period
金/Fri 4
開講区分
/Semester offered
第2クォーター/2Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
吉廣 卓哉/Takuya Yoshihiro
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
教室
/Classroom
北1号館A101/北1号館A101
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
吉廣 卓哉/Takuya Yoshihiro システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
情報ネットワーク技術は社会を支える基盤技術として重要性を増しています。本講義では、情報ネットワーク入門1/2(または情報ネットワークA/B)、情報ネットワーク1(または情報ネットワークC)で学んだ内容を基礎として、現代のインターネット技術の全体像を理解する上で重要な発展的内容を修得します。現代社会においては、インターネットは情報収集や経済活動を含め、あらゆる社会活動に用いられる必須の基盤となっています。このインターネットを安全かつ効率的に活用するために様々な技術が開発されてきました。例えば、通信の秘密を守る暗号化プロトコル、通信相手を特定する公開鍵基盤、Webを発展的に利用する技術、複雑なネットワークを安全かつ効率的に管理する技術、全世界にまたがる巨大ネットワークを相互接続する経路制御技術、ユーザにネットワークの構造を意識させることなく大量データを効率的に処理するクラウドコンピューティング、あらゆる場所に設置されたセンサを便利に使うIoT技術などです。これらを包括的に理解し、インターネットの全体像を把握することを目指します。
到達目標
/Course Objectives
1.通信の暗号化プロトコルや公開鍵基盤など、通信の安全を守る技術を理解し、説明できる
2.インターネットを管理・運用するための各種技術を理解し、説明できる
3.Webを便利に利用するために発展してきた各種技術を理解し、説明できる
4.インターネットがもたらした社会への影響や変化を理解し、説明できる
5.クラウドコンピューティングとは何かを理解し、クラウドサービスの仕組みを説明できる
6.インターネットを構成するネットワークが相互接続する仕組みと関連技術を理解し、説明できる
7.実用化が進みつつあるIoT技術の全体像を理解し、センサデータの活用例を説明できる
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
到達目標に記した全ての内容に対して、レポート課題と期末試験を課します。レポート課題において内容の理解度を評価するとともに、期末試験にて内容の理解度と説明能力の両方を評価します。レポート課題は20点満点、期末試験は80点満点とします。
成績評定は、以下の区分とする。
・80〜100点: 内容を十分に理解している。自分なりに理解が一貫しており、自分の言葉で人にわかる説明ができる。
・70〜80点: 内容の理解が一定水準を超えており、自分なりの説明ができる。
・60〜70点: ある程度の内容の理解があり、一部の不明点はあるものの一定水準の説明ができている。
・60点未満: 内容の理解、あるいは説明の技量が合格水準に届いていない。
教科書
/Textbook
指定なし
参考書・参考文献
/Reference Book
マスタリングTCP/IP 入門編(第6版)(井上 直也他著、オーム社、 ISBN: 978-4274224478、2420円)
コンピュータネットワーク概論(未来へつなぐデジタルシリーズ27巻)、共立出版(水野 忠則他著、共立出版、ISBN: 978-4320123472、3080円)
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
本講義は、情報ネットワーク入門1/2(または情報ネットワークA /B)を履修していることを前提とします。(履修していなくても受講は可能であるが、それらの知識を前提として話をします。)
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
記載事項なし
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
情報ネットワーク演習1/2の履修を推奨します。
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
事前公開する授業スライドの内容に基づいて2時間程度の準備学習を実施してください。また、毎回出す演習問題を用いて2時間程度の復習を実施してください。
その他連絡事項
/Other messages
記載事項なし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
各回に配布する演習問題を宿題として解きます。自分なりの説明文を書く課題ですので、調査や復習により自分の理解を深め、内容を自分の言葉で表現することを通じて理解を確認します。課題の解説ビデオを後日に提供することで、各課題のポイントや文章のまとめ方等を学ぶことができ、体系的な学びを支援します。また、発展的な内容の場合には、通常の教科書には載っていない事柄もあります。それらに関しては関連資料を配布し、意欲のある人へのさらなる学びを支援します。
【「アクティブ・ラーニング」実施要項①④⑥】
オフィスアワー
/Office Hours
木曜日2限(できるだけ事前にe-mailで事前予約をしてください。吉廣:tac@wakayama-u.ac.jp)
科目ナンバリング
/Course Numbering
S60062J01100T233
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1 導入・Web技術の復習 Webに関する基本技術の復習(IP, TCP, http, DNS等)
2 2 暗号化関連技術 通信を守る技術(公開鍵暗号、暗号化通信、証明書、電子署名、公開鍵基盤)
3 3 認証とセキュリティ 不正アクセスから守る技術(各種認証、ファイアウォール)
4 4 仮想化技術 運用を効率化する技術(クラウドサービス、VPN、RAID、各種仮想化技術)
5 5 高度なWeb技術 Webを便利に活用する技術(Web技術発展の歴史、Cookie、Ajax、マッシュアップ)
6 6 インターネットの経路制御1 インターネットの経路制御1(インターネットの構成、距離ベクトル型ルーティング)
7 7 インターネットの経路制御2 インターネットの経路制御2(リンク状態型ルーティング、パスベクトル型ルーティング)
8 8 単位認定試験 講義のまとめと試験

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