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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/27 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
アプリデザイン総合演習/Application Design Comprehensive Exercise
時間割コード
/Course Code
S1408350_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2025年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
水/Wed 3, 水/Wed 4
開講区分
/Semester offered
前期/the former term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
西村 竜一
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
演習
教室
/Classroom
北1号館A601, 北1号館A602, 北1号館A803/北1号館A601, 北1号館A602, 北1号館A803
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
田代 優秋 大学共通
伊藤 淳子/Junko Itou システム工学部(教員)
曽我 真人/Masato Soga システム工学部(教員)
床井 浩平 システム工学部(教員)
西村 竜一 システム工学部(教員)
松延 拓生 システム工学部(教員)
平井 千津子 システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
「アプリケーション(アプリ)」とは「応用」の意,この授業では,さまざまな知識や技術等を総合することで応用ソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)の開発に実践的に取り組みます.IT技術の活用が進むにつれ,従来のデザイナーや情報技術者といった枠組みを超えた活動領域が確立されました.関連業界では,デザインと情報処理の双方にまたがったスキルを有する情報デザイナーやエンジニアが必要とされています.そこで、この演習ではマルチメディア・コンテンツの企画・制作・発表を通して,コンテンツデザインやソフトウェア開発,ユーザインタフェースやユーザ体験のデザイン,インタラクティブ・アプリケーションの制作,音の理論やサウンドのデザイン,コンピュータ・グラフィックスやデジタルビデオ編集などを実践的に理解するとともに,マルチメディア・コンテンツ制作に必須のメディア・リテラシーを身につけることをねらいます.制作系の演習として,情報処理で学習したコンピュータの基本的知識を前提に,クロスリアリティ・情報デザインメジャーと情報システムデザインメジャーの各科目で学修した内容を活用し、自分たちで決定した工程計画に従って作業を分担しながら作品の制作を行い,それをプレゼンテーションする実際的な演習を行います.  
到達目標
/Course Objectives
それまでに履修した科目での学習内容を使って,第三者の評価に耐えうる完成度をもつ完成したパッケージを,誰かの模倣ではなく自分のオリジナルとして何もないところから企画して作り上げることを目標とします.また,企画からパッケージ化に至る実際的なワークフローを経験することによって,自分自身で現実的で社会的な意義のあるコンテンツを企画するための能力,企画したコンテンツの制作に必要な知識や能力を自分で習得した上で、自分で建てた工程計画に従って、コンテンツを自分の力で作品を完成させるための総合的な能力を身に付けます。  
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
課題提出(途中):6点
課題提出(最終):3点
相互評価(途中):1点
相互評価(最終):10点
発表評価:80点(解りやすさ:4点+成果の魅力:4点+芸術的側面:4点+技術的側面:4点=16点×教員5人分)
欠席:1回につき5点減点
※詳細な評価基準(ルーブリック)は, Moodle コース上の説明を参照すること
※演習は,グループワークが中心となるが,評価は個人単位で行う.他者に依存するのではなく,常に積極的に参加すること
教科書
/Textbook
Moodle コースに資料を用意します.
参考書・参考文献
/Reference Book
任意(自分のテーマに応じて必要なものを見つけて入手してください).
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
この科目では,学修すべき事柄を「自分で見つける」,あるいは「自分で作る」演習を実施します.教員が何かを「教える」ことが目的ではありません.それまでに学んだことを活かして自分で発想し,他にはないオリジナルなものを作り,それが「よいものだ」ということを他の人に伝わるようにプレゼンテーションしてください.ここで示したスケジュールは,この通りに進めるというものではなく,自分で設計した工程計画に合わせてください.
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
これまでの学習成果を活用するため,関連する系統の授業を履修しておくこと.
パソコンを使用した演習を行うので,パソコンを必ず持参すること.各回の提出物は Moodleコース上の指示に従い ,〆切までにMoodleコースから提出してください.
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
これまでに学んできた内容を活用することが前提になります.特に,プログラミングの関係科目の履修は必須です.ほかに情報デザイン,ウェブデザイン演習A/B、人間工学、デザイン企画論A/B,HCI基礎,HCI応用,HCI評価法,HCI演習および発想法等があります.
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
この科目の課題は,授業時間内だけでは完成することができません.本授業の授業計画に沿って,課題の制作に毎回3時間を充ててください.さらに,毎回の授業ごとに課題の制作に関してグループ内で議論し,関連する技術や表現方法の調査や習得を自主的に行うことを求めます.授業には,主にA601室を用いますが,各種作業にはA803室も使用することが可能です.
その他連絡事項
/Other messages
遠隔授業ではありませんが,情報共有のためにTeamsを活用します.
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
本授業は,受講生の自主的な学びを促すことを目的に,学生同士でグループを組んで複数の領域にまたがる新奇性のある目標を発見し,それを達成するプロジェクトを企画します.そして,それを発表して企画の承認を受けた後,目標を達成するために必要な事項を自ら学び,目標の実現に向けて研究や開発を行います.その際にはガントチャート等を用いた進捗管理を自ら行い,プロジェクトを期間内に完了させます.最後に得られた成果を学内で発表するほか,さらに発展させて学外で成果発表することを促します.

【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ②PBL学習、③発見学習、⑤学生自らが具体的なテーマや対象を設定する学習、⑥学生自らが実施する調査やトレーニングを必要とする学習、⑦発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習、⑧学生による発表をともなう学習、⑨複数の領域にまたがる解法を必要とする学習、⑩グループワークをともなう学習、⑪学生が自身の学修進展の状況や到達レベルなどを客観的に把握・確認できる仕掛けをともなう学習】
オフィスアワー
/Office Hours
伊藤:木曜4限,北1号館8階812号室/曽我:木曜4限,北1号館7階709号室/床井:水曜2限,北1号館7階710号室/西村:火曜5限,北1号館7階716号室/松延:月曜2限,北2号館6階604号室
科目ナンバリング
/Course Numbering
S90013J11110S352,S90013J11110U340,K90013J11110P385
実務経験
/Practical Experience
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 1 ガイダンス
企画:個人企画書の作成
・授業計画・概要の説明、過去の制作物などの紹介
・先行事例(アプリ、ゲーム、Webコンテンツ、映像作品など)の社会調査
・個人企画書の作成
【課題(提出物)】
・個人企画書(プレゼン形式PDFファイル、1ページ)
全教員
※PCを使用
2 2 企画:個人企画発表 ・個人企画のプレゼンテーション(各1分)
・動機、目的、価値、意義、課題、必要性、商品性などを説明
【課題(提出物)】
・グループの結成に向けて情報交換・ディスカッションをすること(提出物はなし)
全教員
※PCを使用
3 3 企画:グループの結成・ディスカッション
企画:課題・技術調査
・グループ(標準6人)の結成
・グループ企画に向けた議論
・課題(何が求められているか)と技術(どうやってを作ればよいか)の調査
【課題(提出物)】
・課題・技術調査レポート(個人単位)
全教員
※PCを使用
4 4 企画:グループ企画発表の準備 ・ディスカッションと調査をもとに、企画(どんなものを作るか)の具体化
・ストーリーボード(絵コンテ)またはプロトタイプ(モックアップ)の作成
・グループ企画発表用のプレゼンテーション動画の作成
【課題(提出物)】
・グループ企画発表用のプレゼンテーション動画(グループ単位)
全教員
※PCを使用
5 5 企画:グループ企画発表 ・グループ企画のプレゼンテーション
・企画に関する教員評価
【課題(提出物)】
・グループの再結成(分割)に向けてディスカッションをすること(提出物はなし)
全教員
※PCを使用
6 6 企画:グループの再結成
企画:企画書と工程計画の作成
・これまでのグループを分割して制作用のグループを結成(標準3人)
・企画書と工程計画(ガントチャート)の作成
【課題(提出物)】
・企画書と工程計画書(グループ単位)
全教員
※PCを使用
7 7 企画:企画書と工程計画の評価 ・教員による企画書と工程計画のレビュー
・企画書と工程計画の見直し
【課題(提出物)】
・企画書と工程計画書(グループ単位)
全教員
※PCを使用
8 8 制作:制作作業(素材の作成、単体テスト、結合など) ・素材の作成などの制作作業
・素材のチェックやテスト
・作成した素材の組み合わせ、結合
【課題(提出物)】
・評価で企画書と工程計画書が不合格だった場合は、合格になるまで修正すること
・並行して計画的に制作を進めること(提出物はなし)
全教員
※PCを使用
9 9 企画:企画の見直し
制作:進捗報告(1)
・見直した企画書と工程計画書の再レビュー
・教員による制作状況の確認
【課題(提出物)】
・企画書と工程計画書(グループ単位)
全教員
※PCを使用
10 10 制作:制作作業(編集、合成、デバッグ、デプロイなど) ・制作物の完成に向けた作業
・制作物の動作チェック、デバッグなど
・グループワークに関する自己評価・相互評価の作成
【課題(提出物)】
・グループワークに関する自己評価・相互評価(個人単位)
全教員
※PCを使用
11 11 制作:進捗報告(2) ・教員による制作状況の確認
・実装方法の再レビュー
・グループワークにおける分担の見直し
【課題(提出物)】
・進捗報告レポート(個人単位)
全教員
※PCを使用
12 12 制作:工程計画の見直し
・グループ内での進捗状況の相互レビュー
・工程計画の再検討
【課題(提出物)】
・企画書と工程計画書(グループ単位)
全教員
※PCを使用
13 13 制作:完成前事前レビュー ・教員による進捗確認
・企画と工程計画の最終的な見直し
【課題(提出物)】
・企画書と工程計画書(グループ単位)
全教員
※PCを使用
14 14 制作:パッケージ化 ・制作物をパッケージ化して完成
・ドキュメントの作成
・デバッグ
【課題(提出物)】
・企画書と工程計画書(グループ単位)
全教員
※PCを使用
15 15 最終発表会の準備 ・発表会に向けたプレゼンテーション動画の作成
・個人報告書の作成(ワード等)
・グループワークに関する自己評価・相互評価の作成
【課題(提出物)】
・最終発表用のプレゼンテーション動画(グループ単位)
・個人報告書(個人単位)
・グループワークに関する自己評価・相互評価(個人単位)
全教員
※PCを使用
16 16 最終発表会(単位認定試験) ・動画を用いた作品のプレゼンテーション
・対面による作品のデモンストレーション
・投票及び教員による作品評価
【課題(提出物)】
・完成作品のパッケージ(グループ単位)提出方法は指示に従うこと
全教員
※PCを使用

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