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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
生命科学/Life Science
時間割コード
/Course Code
S1406170_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
火/Tue 1, 水/Wed 2
開講区分
/Semester offered
第1クォーター/1Q
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
坂本 隆
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
北1号館A203/北1号館A203
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
坂本 隆 システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
授業期間の前半では、生命がどのように維持されているのか、その基本を生体組織(臓器)レベル、ならびに分子レベルで概説する。また、授業期間の後半では、生命活動を理解するための基本的な方法論を説明するとともに、発展の著しい分子生物学、ならびにバイオテクノロジーについて講義する。これらを通して、医薬品開発やバイオテクノロジーなど、生命科学に基づくさまざまな技術における基本的な考え方を理解し、説明できるようになることを目指す。
到達目標
/Course Objectives
個別の生体分子の機能や、それらが働く臓器の機能の習得を通して、生物個体(特にヒト)が生命を維持する基本的な仕組みを理解する。また、近年、発展の著しい、いくつかの代表的なバイオテクノロジーについて、その原理を理解する。具体的には、以下の6つの項目を目標とする。
(1)「生命の基本属性」および「生命の性質」を理解し、説明できるようになること。
(2)「進化論」および「遺伝の法則」を理解し、説明できるようになること。
(3)「ヒトのカラダの構造」および「代表的なヒトの臓器の働き」を理解し、説明できるようになること。
(4)細胞の「基本的構造」と一部の「特殊構造」を理解し、説明できるようになること。
(5)「免疫の基本的な仕組み」を理解し、説明できるようになること。
(6)「分子生物学の考え方」および、紹介する「分子生物学の方法論」を理解し、説明できるようになること。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
設定した到達目標の理解度を、「演習」を通して評価する。また、「レポート課題」を通して各回の講義の理解度を評価する。15回目に実施する「単位認定試験」において、(1)〜(6)についての最終的な理解度を評価する。配点は以下の通り。
・単位認定試験:60点
・演習(3回):24点
・レポート課題(4回):16点
教科書
/Textbook
「理系総合のための生命科学」第5版、東京大学生命科学教科書編集委員会、羊土社 ISBN: 978-4-75-812102-6 定価:4,180円(本体3,800円+税)
参考書・参考文献
/Reference Book
・「生命科学」改定第3版、東京大学生命科学教科書編集委員会、羊土社 ISBN: 978-4-75-812000-5 定価:3,080円(本体2,800円+税)
・「ヴォート基礎生化学」 第5版、東京化学同人 ISBN: 978-4-80-790925-4  定価:8,360円(本体7,600円+税)
・「新版 からだの地図帳」佐藤 達夫 (監修)、講談社 ISBN: 978-4-06-261025-4 定価:4,400円(本体4,000円+税)
*以上の参考書は授業では使用しない。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
課題は必ず期限内に提出すること。演習はオンライン(Moodle)で行う。提出期限内に提出されなかった課題は、理由の如何によらず未提出の扱いとする。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
教科書を準備すること。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
記載事項なし
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
授業計画に沿って、準備学習1時間と復習2時間を行ってください。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学修を求めます。講義スライドは開講期間中公開し続けるので、これを参考に復習を行ってください。
その他連絡事項
/Other messages
質問は講義時間内、オフィスアワー、及びMoodleのフォーラム機能(受講者全員に公開)を使って受け付ける。Moodleのフォーラム機能で質問する場合は、同様の質問がなされていないか確認の後、公開のフォーラムであることに留意の上、質問すること。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
Moodleでルーブリックを配布する。演習終了後にルーブリックを用いた自己評価を行うことにより、学修進展の状況や到達レベルなどを客観的に把握・確認できるように促す。
【「アクティブ・ラーニング」実施要項11】
オフィスアワー
/Office Hours
授業開講時:1Q・火曜日・2限
訪問先:北3号館B318(坂本隆・居室)
*相談者が重複する場合があります。可能な限りE-mail等(tsakamo@wakayama-u.ac.jp)による事前予約を行ってください。
科目ナンバリング
/Course Numbering
S37012J11100D212,S37012J11100P201
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回目 講義概要 ・講義の進め方
・ルーブリックの使い方
・評価基準と採点方法
・導入講義〜生命の基本属性と性質・動的平衡〜
遠隔授業(オンデマンド・Moodle)
2 2回目 物質と生命 ・物質の分類〜有機物とは〜
・生命を支えるタンパク質
・酵素の発見
・酵素による化学反応の加速
・コアセルベート仮説
対面
3 3回目 進化論と遺伝の法則 ・機械論と生気論
・生物のかたちと分類
・生命の起源
・進化論
・自然選択による種の起源
・メンデルの遺伝の法則
・遺伝子の正体
対面
4 4回目 演習(1)と解説 ・演習
・解答例と解説
・ルーブリックを使った自己評価
遠隔授業(オンデマンド・Moodle)
5 5回目 体と臓器(1) ・物質交換のための臓器
・恒常性維持のための臓器
対面
6 6回目 体と臓器(2) ・運動のための臓器
・外部情報取得のための臓器
・考えるための臓器
・子孫を残すための臓器
対面
7 7回目 細胞の種類とその役割 ・人は細胞何個からできているのか?
・人は何種類の細胞からできているのか?
・細胞の役割
・細胞の一生
対面
8 8回目 細胞内器官とその役割 ・細胞の役割と細胞内器官 対面
9 9回目 演習(2)と解説 ・演習
・解答例と解説
・ルーブリックを使った自己評価
遠隔授業(オンデマンド・Moodle)
10 10回目 免疫 ・感染症と免疫
・自然免疫と獲得免疫
対面
11 11回目 分子生物学 ・分子生物学の考え方とその影響
・分子生物学の成果
・分子生物学の基盤技術
対面
12 12回目 生命科学の方法論(1)分析 ・生体分子の分析方法 対面
13 13回目 生命科学の方法論(2)制御 ・生体分子の機能制御方法
・疾患と医療
対面
14 14回目 演習(3)と解説 ・演習
・解答例と解説
・ルーブリックを使った自己評価
遠隔授業(オンデマンド・Moodle)
15 15回目 まとめと試験 ・単位認定試験 対面

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