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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
水理学/Hydraulics
時間割コード
/Course Code
S1405620_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
金/Fri 3, 金/Fri 4
開講区分
/Semester offered
第1クォーター/1Q
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
江種 伸之
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
教室
/Classroom
北1号館A202/北1号館A202
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
江種 伸之 システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
 この授業は,水の力学的性質,具体的には水の動かない静水力学と流れのある動水力学に関する基礎知識および計算方法を身につけることを目的に内容を構成しています.私たちの日常生活で水の利用は不可欠です.また,河川の洪水などの災害分野,河川の水質汚濁などの環境分野においても,水の動きを理解することは重要です.この授業を受講することにより,ダム・せき・水路などの河川構造物,河川流量,上下水道,住宅の給排水設備など水に関する社会インフラ整備の基本的な設計ができるようになることを目標とします.
到達目標
/Course Objectives
・静水圧の理論を理解し,関連する設計計算ができるようになる.
・水の流れ(レイノルズ数,ベルヌーイの定理,マニングの法則など)の理論を理解し,関連する設計計算ができるようになる.
・管水路の理論を理解し,関連する設計計算ができるようになる.
・開水路の理論を理解し,関連する設計計算ができるようになる.
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
 4回予定しているレポートおよび単位認定試験により成績を評価します.レポートは静水圧,水の流れ,菅水路,開水路の各章の終わりに出す予定です.単位認定試験は15回目の授業終了後に行います.レポート20点(各レポート5点満点),単位認定試験は80点満点です.なお,単位認定試験の受験資格は”全授業回数の3分の2以上出席していること”とします.レポートと単位認定試験は計算問題が中心になりますので,計算の出来によって評価します.
 成績評定は,次の区分(レポート/回,単位認定試験)です.
 S:十分達成し,他の事例に応用できる(5点,72点以上)
 A:十分達成している(4点以上,64~71点)
 B:達成している(3.5~4点,56~63点)
 C:おおむね達成している(3~3.4点,48~55点)
 不可:達成していない(3点未満,48点未満)
教科書
/Textbook
水理学概論・岡二三生ほか・実教出版・ISBN978-4-407-33929-1・1700 円(税別)
参考書・参考文献
/Reference Book
記載事項なし
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
・力学や構造力学の知識が必要になります.
・最初から最後まで連続した内容になっており,途中で欠席するとそれ以降がわからなくなるので,休んだ回の内容は次の授業までに自習しておいてください.
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
・授業は教科書の内容をまとめたスライドを使って行います.
・レポートはワードで作成して期限までにMoodleに提出することとします.
・授業内でPCを使うことがあるかもしれません.PCを使用する際には事前に連絡するので,各自持参してください.
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
 構造力学(履修前受講推奨.ここで学ぶ内容の一部が水理学でも必要になります),防災工学(履修前受講推奨.洪水や治水などに関する内容を含みます),水土環境工学(履修後受講推奨.水の量と質に関する講義で関連性が深いです),地盤工学(履修後受講推奨.土の力学に関する講義で,水理学に関する知識が一部必要になります)
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
 授業中に計算問題の解説は多くできないので,事後学修として,各自で教科書の問題や章末問題を解いておいてください.また,講義の内容の理解を深めるために,事前学習として,教科書を事前に読んでおいてください.
 授業時間外学習として毎回予習2時間・復習2時間を確保してください.
その他連絡事項
/Other messages
・技術系公務員(土木職,農業土木職)の採用試験で重要な「水理学」に関する講義です.特に土木職では最重要分野(構造力学,水理学,土質力学,測量)の一つになっています.建築職にとっても構造力学と地盤工学をつなぐ授業として重要です.
・技術系公務員(化学職,環境職)の採用試験には直接関係しませんが,水の量や質に関する授業「水土環境工学A&B」を理解するためには,水の流れに関する本講義の知識も必要になるので,受講することが望ましい.
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
記載事項なし
オフィスアワー
/Office Hours
木曜日9時30分~10時30分,訪問先:北3号館6階 620号室.
他学生との重複,出張等で不在の場合がありますので,事前メール予約推奨.
egusa@wakayama-u.ac.jp
科目ナンバリング
/Course Numbering
S22043J01100G314,S22043J01100Q314
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回目 イントロダクション 水理学の基本
2 2回目 静水圧 水圧
3 3回目 静水圧 平面に作用する全水圧
4 4回目 静水圧 曲面に作用する全水圧,浮力
5 5回目 水の流れ 流れの種類
6 6回目 水の流れ 流れの連続性,ベルヌーイの定理
7 7回目 水の流れ 損失水頭
8 8回目 水の流れ 流量測定,流れと波の力
9 9回目 管水路 摩擦以外の損失水頭
10 10回目 管水路 単線管水路
11 11回目 管水路 サイフォン,水車,ポンプなど
12 12回目 管水路 合流,分岐など
13 13回目 開水路 等流計算
14 14回目 開水路 常流と射流
15 15回目 開水路 損失水頭
16 16回目 単位認定試験 単位認定試験

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