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科目一覧へ戻る | 2024/09/20 現在 |
開講科目名 /Course |
ネットワークセキュリティ/Network Security | ||||||||||||||||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
S1405150_S1 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
システム工学部/Faculty of Systems Engineering | ||||||||||||||||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第2クォーター/2Q | ||||||||||||||||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
水/Wed 1, 金/Fri 1 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第2クォーター/2Q | ||||||||||||||||||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||||||||||||||||||||||
学年 /Year |
3,4 | ||||||||||||||||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
村川 猛彦/Takehiko Murakawa | ||||||||||||||||||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||||||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||||||||||||||||||
教室 /Classroom |
北1号館A104/北1号館A104 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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村川 猛彦/Takehiko Murakawa | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
コンピュータや,コンピュータの中にあるデータを,人的な悪意ある攻撃から守るにはどうすればいいのでしょうか? 暗号の理論にとどまらず,日常的に使用しているコンピュータへの脅威とその対策,パスワード管理といった身近な話題などにも視野を広げ,何をすれば安全か,あるいは何によって安全でなくなるかなどを見極める目を養います. |
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到達目標 /Course Objectives |
(1) AESやPKIといった,情報通信システムのセキュリティを実現するための概念・技術について,その概要(手法,目的,安全性など)が説明できる. (2) 情報倫理に配慮しながら,安全性と利便性のバランスがとれた情報通信システムの設計をする際に,状況に応じてどの技術などを選べばよいかが判断できる. |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
授業に関連する2つのレポート課題,および最終授業終了後の単位認定試験で評価します. レポート課題は,各回,10点満点,単位認定試験は80点満点です.【10点×2回+80点】 成績評定は,次の区分(課題/回,単位認定試験)です. S:十分達成し,他の事例に応用できる(9点以上,72点以上). A:十分達成している(8点,64~71点). B:達成している(7点,56~63点). C:おおむね達成している(6点,48~55点). 不可:達成していない(6点未満,48点未満). |
教科書 /Textbook |
記載事項なし |
参考書・参考文献 /Reference Book |
結城浩, 『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』, SBクリエイティブ, ISBN9784797382228, 3,300円 ブルース・シュナイアー(著), 山形浩生(監訳), 『暗号技術大全』, ソフトバンクパブリッシング, ISBN4797319119, 4,400円 猪俣敦夫, 『サイバーセキュリティ入門』, 共立出版, ISBN9784320009066, 1,760円 必要に応じて適宜紹介します. |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
記載事項なし |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
授業中に発表をする際には各自のPC(BYOD PC)を使用するので,持参してください. |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
この科目は「情報ネットワークA」から「情報ネットワークD」までに学習した基礎技術を前提とし,同時期開講の「Webアプリケーション構築演習」「インシデントレスポンス演習」と連携します. |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
本授業の授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行ってください.さらに,授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて,毎回の授業ごとに自主的学修を求めます. |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
授業中に示すテーマについて,学生自らが具体的な対象を設定し,調査を行い,結果を発表する. 【「アクティブ・ラーニング」実施要項 ⑤,⑥,⑧】 |
オフィスアワー /Office Hours |
授業開講時:木曜日・10:50~12:20 訪問先:A-510 予約次第で他の日時にも対応可能です(takehiko@wakayama-u.ac.jpまでお知らせください). |
科目ナンバリング /Course Numbering |
S60073J11100F352,S60073J11100T332 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 導入 | ・この科目について ・情報セキュリティの三要素 ・パスワードクラック |
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2 | エンドユーザのセキュリティ | ・情報セキュリティに関する国内機関 ・マルウェア ・情報セキュリティ10大脅威 ・身近なセキュリティ脅威とその対策 |
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3 | 暗号 | ・攻撃モデル ・暗号系 ・古典暗号 |
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4 | 対称暗号 | ・ワンタイムパッド ・DESとAES ・ブロック暗号のモード |
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5 | 公開鍵暗号(1) | ・対称暗号と公開鍵暗号 ・RSAのための算術演算 ・べき剰余 ・拡張ユークリッドの互除法 |
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6 | 公開鍵暗号(2) | ・素数の判定および生成 ・RSA鍵生成 ・RSAの安全性,危殆化 |
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7 | メッセージ認証 | ・完全性への脅威とその対策 ・一方向ハッシュ関数 ・メッセージ認証コード ・デジタル署名 ・パスワードの暗号化 |
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8 | 鍵管理と公開鍵基盤 | ・鍵管理 ・乱数 ・暗号技術おさらい ・公開鍵基盤 |
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9 | 信頼される第三者を用いないセキュリティ | ・Diffie-Hellman鍵交換 ・PGP |
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10 | セキュリティソフトウェア | ・SSL/TLS ・SSH |
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11 | OSとWebのセキュリティ | ・サーバサイドのセキュリティ ・Webのユーザ認証 ・Webサーバへの攻撃 ・アクセス制御 ・CORS |
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12 | セキュリティ基礎 | ・計算理論 ・チューリング機械 ・時間計算量 ・PとNP,手に負えない問題 ・セキュリティへの応用 |
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13 | 暗号応用 | ・暗号プロトコルとは ・暗号プロトコルの具体例 ・バイオメトリクス認証,多要素認証 ・暗号通貨 |
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14 | 組織のセキュリティ | ・情報セキュリティポリシー ・情報セキュリティマネジメントシステム ・コンピュータ犯罪を取り締まる法律 ・個人情報保護法 |
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15 | まとめ | ・授業まとめ ・レポート課題の発表 |
PC使用(発表者) | |
16 | 単位認定試験 |