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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
電子回路Ⅱ/Electronic CircuitⅡ
時間割コード
/Course Code
S1402820_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第2クォーター/2Q
曜限
/Day, Period
火/Tue 1, 火/Tue 2
開講区分
/Semester offered
第2クォーター/2Q
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
宮崎 淳
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
北1号館A103/北1号館A103
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
宮崎 淳 システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
「電気回路」では正弦波信号に対するLCR基本素子で構成された回路の応答を学習し、「電子回路I」では半導体素子の基礎とトランジスタ回路の基本動作を学習した。本講義では扱う信号の範囲を拡げるとともに、実用上重要である集積型トランジスタ回路である演算増幅器(オペアンプ)を理解することを含め、信号の増幅、発生、加工の回路の基本を取り扱う。エレクトロニクスのハードに少しでも関わる者には必須の内容である。エレクトロニクス抜きの機器というものは今や考えられないが、そのエレクトロニクス回路の基礎を学ぶ。
到達目標
/Course Objectives
・電子回路における信号の増幅、発生、加工に関する基本的な概念や取り扱い方を説明できる。
・バイポーラ・MOSトランジスタの回路の動作を計算・説明できる。
・演算増幅器の性質と、それを用いた回路の動作を計算・説明できる。
・発振回路の仕組みを計算・説明できる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
課題(20%)と試験(80%)を合わせて総合的に評価します。
教科書
/Textbook
電子回路基礎ノート(末次正・堀尾喜彦著、コロナ社、ISBN 978-4-339-00819-7、2,800円)
参考書・参考文献
/Reference Book
電子回路 (和田成夫著、実教出版、ISBN 978-4-407-34779-1、2,500円)
速解電子回路-アナログ回路の基礎と設計-( 宮田武雄著、コロナ社、ISBN 978-4-339-00591-2、2,200円)
OPアンプによる実用回路設計 (馬場清太郎著、CQ出版、ISBN 978-4-7898-3748-4)
※授業で直接使用しませんが、授業時間外学修の際に参考になります。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
本講義は電気回路と電子回路Ⅰで扱う内容を理解していることを前提としており、当該科目を履修している必要がある。   
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
講義で扱う資料はMoodleからダウンロードできるようにします。他人への再配布や転載は不可とします。またレポート提出はMoodleから行います。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
デジタル回路,電気回路,電気回路演習,電子回路Ⅰ、電気電子工学実験B
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行ってください。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学修を求めます。
その他連絡事項
/Other messages
連絡が必要な場合は,Moodleまたはメールにより行います。講義の内容に関する質問もMoodleまたはメールにより随時受け付けます。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
講義で課されるレポートに加えて教科書の例題・演習問題に自主的に取り組むことで、理解がより深まります。また本講義で扱う内容の一部は電気電子工学実験Bで取り組む実験と密接に関連しているので、当該科目を履修することで、より理解を深めることができます。
オフィスアワー
/Office Hours
木曜日 12 : 30~13:00(北1号館 A317号室)
科目ナンバリング
/Course Numbering
S21033J11100B325,S21062J11100B324
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回目 信号と信号源 信号と波形、信号源(電源)、について説明します。
2 2回目 信号の増幅と増幅器のモデル 増幅器の増幅度、等価回路、周波数特性などについて説明します。
3 3回目 バイポーラ・トランジスタと増幅器 バイポーラトランジスタの性質とその増幅器、直流バイアスと交流小信号について説明します。
4 4回目 バイポーラ・トランジスタ増幅器の解析 バイポーラ・トランジスタ増幅器におけるバイアス回路、小信号等価回路、hパラメータなどついて説明します。
5 5回目 MOSFET MOSFETの構造と基本的性質、nMOS,とpMOS、2次効果について説明します。
6 6回目 MOSFETを用いたアナログ・ディジタル回路 MOSFETを用いた増幅器とインバータについて説明します。
7 7回目 演算増幅器と基本回路 演算増幅器の基本的性質、反転・非反転増幅器、加算・減算回路について説明します。
8 8回目 演算増幅器の応用回路1 差動増幅器、計装アンプについて説明します。
9 9回目 演算増幅器の応用回路2 微分・積分回路、アクティブフィルタについて説明します。
10 10回目 演算増幅器の応用回路3 非線形演算回路、コンパレータについて説明します。
11 11回目 負帰還 負帰還と負帰還の効果について説明します。
12 12回目 入力・出力インピーダンス 入力・出力インピーダンスと負帰還の効果について説明します。
13 13回目 発振回路 LC発振器, RC発振器、水晶発振器、について説明します。
14 14回目 センサーと電子回路 幾つかのセンサーを例に、それを用いた電子回路の動作について説明します。
15 15回目 まとめと試験 講義で扱った内容を振り返り、試験を実施します。

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