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科目一覧へ戻る | 2024/09/20 現在 |
開講科目名 /Course |
分析化学Ⅰ/Analytial Chemistry Ⅰ | ||||||||||||||||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
S1402580_S1 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
システム工学部/Faculty of Systems Engineering | ||||||||||||||||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||||||||||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
金/Fri 4 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
前期/the former term | ||||||||||||||||||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||||||||||||||||||||||
学年 /Year |
2,3,4 | ||||||||||||||||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
矢嶋 摂子 | ||||||||||||||||||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||||||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||||||||||||||||||
教室 /Classroom |
北3号館B101/北3号館B101 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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矢嶋 摂子 | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
分析化学は,化学関連分野のみならず,物理関連の分野においても重要な知識を提供する学問であり,分析化学の基礎知識は必須である。近年では,様々な分析用の機器が開発,利用されるようになってきているが,試料を取り扱う場合に,溶液内で何が起きているのか知っておくことは重要である。 本科目では,分析化学の基礎となる知識,溶液内平衡について取り扱い,他の科目への応用を目指す。 まず,分析化学の問題を考える場合に必要な基礎知識(濃度,イオン強度,活量,有効数字など)を身につける。さらに,溶液内平衡を考えるうえでの基本的な概念 (質量作用の法則,物質収支,電荷均衡)について学んだ後,酸塩基平衡,錯形成平衡,沈殿平衡などの溶液化学平衡論について詳細に学び,各化学平衡について説明できる能力を身につけることがねらいである。 |
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到達目標 /Course Objectives |
溶液内平衡の概念を十分理解することが目標である。ある平衡状態において各化学種がどのくらい存在するのかを知るためには,当然,計算を行う必要があるが,計算できるようになることだけが目的ではない。どのような平衡状態になっているのか,また,その状態は妥当なものであるのか,予測できるようになることが目標である。 ・有効数字について理解し,計算式や計算結果を有効数字を意識して表せる。 ・溶液調製のために必要な試薬量の計算や,調製した溶液の濃度の計算ができる。 ・溶液内のイオン強度や活量が計算できる。 ・酸や塩基を含む水溶液の平衡状態を予想できる。 ・弱酸の塩や弱塩基の塩を含む水溶液の平衡状態を予想できる。 ・金属イオンと配位子を含む水溶液の平衡状態を予想できる。 ・難溶性の塩を含む水溶液の平衡状態を予想できる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
小テスト,レポートの内容,単位認定試験を基に総合的に評価する。 ・小テストは10%,レポートは20%,単位認定試験は70%。全て以下のA〜E。 A:分析化学における基本的事項に対する理解度 B:溶液内平衡における基本的事項に対する理解度 C:酸塩基平衡に対する理解度 D:錯生成平衡に対する理解度 E:沈殿平衡に対する理解度 各化学平衡について,物質収支の式,電気的中性の式,平衡定数を記述でき,それを基に各化学種の濃度を求めることができるようになれば合格である。 |
教科書 /Textbook |
「溶液内イオン平衡に基づく分析化学(第2版)」姫野貞之・市村彰男著,化学同人,ISBN: 978-4-7598-1188-9,金額:2800円+税 「実験データを正しく扱うために」化学同人編集部編,化学同人,ISBN:978-4-7598-1135-3,金額:1600円+税 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
記載事項なし |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
・必ず授業に出席すること。 ・毎回,小テストを行う。 ・レポート提出を毎回課す。理解の手助けになるので,必ず自分で解くこと。 ・わからないところは,その都度,理解するようにつとめること。 ・質問があれば,遠慮なく教員室(B316)に訪ねてくること。ただ,その場で対応できない場合もあるので,事前にメールなどで連絡をすることが望ましい。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
・関数電卓を使用する場合があるので忘れないで持参すること。 ・レポートは締切までにMoodleから提出すること。提出時のファイル名などの細かい取り決めは授業中に知らせる。また,締切を過ぎて提出されたレポートについては評価しない。 ・単位認定試験の時は,関数電卓以外は持ち込み不可。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
基礎化学A,基礎化学B |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
・事前に指示があった場合,予習用動画を視聴したり,該当部分の教科書をよく読んでおくこと。 ・特に復習に重点をおくこと。 まず,ノートを見直しながら,授業内容の復習をしっかりすること。 次に,毎回,レポートを課すので必ず解くこと。 最初は,何も見ないで問題を解き,もし,難しければ,ノートや教科書を見直しながら解くこと。 |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
・あらかじめ予習のための内容を指示し,それに基づいた授業を行う。 ・学修進展の状況や到達レベルなどを把握・確認できるように,毎回,小テストを行い,レポート提出を課す。それぞれ,学生に答えを発表させる。 【「アクティブラーニング」実施要項③⑧⑪】 |
オフィスアワー /Office Hours |
前期:水曜日・12:30~14:00,訪問先:北3号館 B316室 記載時間以外は事前にメールで連絡してください。随時対応いたします。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
S34022J11100D231,S34022J11100P221 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1回目 | 分析化学における基本的事項(1) | 単位、濃度、有効数字など | |
2 | 2回目 | 分析化学における基本的事項(2) | イオン強度、活量など | |
3 | 3回目 | 溶液内平衡における基本的事項 | 質量作用の法則、平衡定数、物質収支の式、電気的中性の式 | |
4 | 4回目 | 酸塩基平衡(1) | 強酸、強塩基 | |
5 | 5回目 | 酸塩基平衡(2) | 弱酸、弱塩基 | |
6 | 6回目 | 酸塩基平衡(3) | 弱酸と強塩基の塩 | |
7 | 7回目 | 酸塩基平衡(4) | 強酸と弱塩基の塩、弱酸と弱塩基の塩 | |
8 | 8回目 | 酸塩基平衡(5) | 多塩基酸、多酸塩基 | |
9 | 9回目 | 酸塩基平衡(6) | 多塩基酸の塩 | |
10 | 10回目 | 酸塩基平衡(7) | 緩衝液 | |
11 | 11回目 | 錯生成平衡(1) | 逐次生成定数、全生成定数 | |
12 | 12回目 | 錯生成平衡(2) | 条件生成定数:配位子の副反応 | |
13 | 13回目 | 錯生成平衡(3) | 条件生成定数:金属の副反応 | |
14 | 14回目 | 沈殿平衡(1) | 溶解度積、溶解度 | |
15 | 15回目 | 沈殿平衡(2) | 溶解度に及ぼす効果 | |
16 | 16回目 | 単位認定試験 |