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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/20 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
ディジタル回路/Digital Circuits
時間割コード
/Course Code
S1402080_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第3クォーター/3Q
曜限
/Day, Period
水/Wed 1, 水/Wed 2
開講区分
/Semester offered
第3クォーター/3Q
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
村田 頼信
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
北1号館A104/北1号館A104
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件年度
/Required Year
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
2020/04
~2022/04
システム工学部 1.幅広い教養と分野横断的な学力 2
2020/04
~2022/04
システム工学部 2.専門的知識や技能 5
2020/04
~2022/04
システム工学部 3.課題解決力と自己学修能力 3
2023/04
~9999/04
システム工学部 1.幅広い教養と分野横断的な学力 2
2023/04
~9999/04
システム工学部 2.専門的知識や技能 5
2023/04
~9999/04
システム工学部 3.課題解決力と自己学修能力 3

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
村田 頼信 システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
本講義では,ディジタル情報に対する計算機内部での表現から,その演算の基礎となる論理代数(ブール代数)や演算を実現する回路構成を学ぶ.そして組合せ回路の設計を習得し,順序回路についても理解する.これらの学習の過程において,ディジタル回路の要素である論理素子の使い方についても習得し,自ら論理回路の設計が行える基礎知識を身に付けることがねらいである.
到達目標
/Course Objectives
ディジタル回路について,基本的な考え方やその特徴について理解することはもちろん,与えられた仕様に対しディジタル回路の論理設計を行ない,そしてその回路を作成するための知識を修得することを目的とする.
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
講義実施日ごとに演習課題(レポート)を課し,授業内容の理解度を評価する(40%),加えて,最終授業終了後の単位認定試験で講義全般にわたって総合的に評価を行う(60%).
演習課題(レポート)は,各回100点満点で採点し,計7回分の点数を平均して成績を評定する.また,単認定試験も100点満点で採点を行う.なお,成績評定の区分は次のとおりとする.
 S:十分理解し,他人に対しても内容を正確に説明ができる(90点以上)
 A:十分理解している(80~89点)
 B:理解している(70~79点)
 C:おおむね理解している(60~69点)
 不可:全く理解していない(60点未満)
教科書
/Textbook
ディジタル回路(井原充博,若海弘夫,吉沢昌純 著,コロナ社,ISBN :978-4-339-01193-7,価格:3,080円(税込))
参考書・参考文献
/Reference Book
講義中に適宜紹介する.また,必要に応じて補足のプリントを配布,あるいはMoodleを介して配信する.
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
II,NIメジャーの学生はこの科目は履修できない.
II,NI,MT,EEメジャー  以外の学生は,「ディジタル回路」もしくは「論理回路」のどちらか一方の単位しか取得できない.
本講義では,毎回,講義中に課題に取り組んでもらうため,遅刻しないことはもちろん,途中退室することなく受講することを求める.なお,講義に出席をせずに課題レポートだけを提出した場合は,そのレポートの採点は行わない.
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
講義の中でポイントとなる事項は,メモを取ることが望ましい.また,講義にはレポート用紙を持参すること.なお,各回の資料配付および課題レポートの提出はMoodleを介して行うため,各自,PCを持参することを推奨する.
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
情報基礎科目,電気回路,電子回路,半導体工学Ⅰ,計測システム
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本講義の授業計画に沿って,準備学習と復習を行うことが望ましい.さらに,講義内容に関連する課題レポートの作成に際し,調査・考察を含めて,毎回の講義に際し予習 2 時間・復習 2 時間の自主的な授業時間外学習を求める.
その他連絡事項
/Other messages
連絡が必要な場合は,教育サポートシステム,メール,もしくはMoodleを介して行う.
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
身の回りにおいて論理回路で構成されるシステムに興味を持つことが望まれる.また,不明な点があれば,そのままにせず,図書館等で自ら調べて理解することを心掛けると良い.
なお,講義で課す課題をこなすことで学生自身が学修進展の状況を把握・確認できるので,できる限り自分の力で課題に取り組む事が重要である.【「アクティブ・ラーニング」実施要項⑪】
オフィスアワー
/Office Hours
木曜日 13:30~15:00 (北1号館 A319号室)
メールにて事前予約をお願いします.
 murata@wakayama-u.ac.jp
科目ナンバリング
/Course Numbering
S21062J11100A231,S21062J11100B333,S21062J11100M223,S21062J11100N213
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 第1回 ディジタル回路の概要 アナログとディジタルの違い,ディジタルの特徴,量子化とサンプリング,ディジタル回路とは
2 第2回 2進数の演算 2進数とは,2進数の表現,2進数への変換,ビットとバイト,2進数の四則演算,補数とは,補数を用いた負の数の表現
3 第3回 ブール代数① ブール代数とは,論理演算子(論理和,論理積,否定,論理和の否定,論理積の否定),論理関数
4 第4回 ブール代数② ブール代数の公理,ブール代数の定理,ベン図,その他の論理演算子(排他的論理和)
5 第5回 真理値表と論理式の導出 真理値表,真理値表から論理式へ,最小項と最大項,標準形,加法標準形式,論理式の導出
6 第6回 論理式の簡単化 カルノー図,カルノー図を用いた論理式の簡単化,論理式から論理回路へ
7 第7回 論理回路の構成 NANDによる基本論理演算子の表現,NORによる基本論理演算子の表現,正論理と負論理,論理の一致
8 第8回 ディジタルICの種類と取扱 ディジタルICとは,ロジックICについて,TTLとCMOS,ノイズマージン,プルダウンとプルアップ
9 第9回 組み合わせ回路 一致回路,比較回路(コンパレータ),選択回路(マルチプレクサ,デマルチプレクサ)
10 第10回 算術演算回路① 電卓について,加算回路とは,半加算器,全加算器
11 第11回 算術演算回路② 減算回路とは,半減算器,全減算器,直列加算器,並列加算器,並列減算器
12 第12回 エンコーダ・デコーダ回路 組合せ禁止(don't care),エンコーダとは,デコーダとは,BCDコード,プライオリティエンコーダ,7セグメントデコーダ
13 第13回 順序回路① 順序回路とは,フリップフロップ回路の基本,フリップフロップとラッチ,インバータペア,RSフリップフロップ,同期形RSフリップフロップ,優先形RSフリップフロップ,タイミングチャート
14 第14回 順序回路② JKフリップフロップ,マスタースレーブ形フリップフロップ,Dフリップフロップ,Tフリップフロップ,カウンタとは,非同期式カウンタ,同期式カウンタ
15 第15回 講義の総括 ディジタル回路の応用
16 第16回 単位認定試験 全ての範囲について,習熟度を筆記試験により評価する(試験時間:80分)

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