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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
材料力学/Strength of Material
時間割コード
/Course Code
S1401980_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
月/Mon 4, 月/Mon 5
開講区分
/Semester offered
第1クォーター/1Q
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
幹 浩文/Hirofumi Miki
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
北1号館A204/北1号館A204
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
幹 浩文/Hirofumi Miki システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
 文明を誇る現代社会ではインフラや交通手段などを含め多くの機械や構造物が利用されている。材料力学は、このような機械や構造物を安全で高性能に作り、破壊されず適切に運用するための基礎となる学問である。高校や大学1年次の基礎物理学で学んだ力学では、おもに質点や剛体を対象にしているが、2年次の材料力学では実応用により近い状況となる構造物の形状・構造や寸法および強度・変形などが重視される。
 本講義では、機械や構造物の構成部材として最も基本となる梁を基本対象とし、外力による梁の引張・圧縮とねじれ・曲げなどの変形とそれにともなう応力・ひずみ関係について学ぶ。また、不静定連続梁や組合せ構造などのやや複雑な問題も取り上げ、問題の解法について講義する。本授業では理論と基本概念の内容に演習をバランスよく取り入れ、材料力学の基本理論と概念の理解を深めながら、強度と経済性を考慮した安全な構造物の設計に関する初歩的な応用問題に対応できる基礎力を身につけることを目指す。


到達目標
/Course Objectives
材料力学では、問題中に暗に条件が示される不静定問題を含め梁に関する問題が主要な対象となっている。本科目では、応力とひずみ関係を理解し、引張・圧縮とねじれ・曲げなどの梁に関する基本問題から不静定連続梁や組合せ構造などのやや複雑な問題も解けることができ、材料力学の知識を活用して強度と経済性を考慮した安全な構造物の設計に関する初歩的な応用問題に対応できることを到達目標とする。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
成績評価の方法:
・対面授業であり、毎回の授業で出席簿に記入させて出席確認を取る。
・毎回の課題提出を確認し、課題30%、期末試験70%により成績評価をする。  
(課題提出:moodleに提出 moodleコース名:「材料力学(2024年1Q)」)

基準:
期末試験では、講義中の例題・演習問題および課した課題(追加問題含め)の範囲内の同等レベルの難易度で出題する。また、上で示した成績評価の方法を通じて、到達目標の達成度を判断して評価する。
教科書
/Textbook
日本機械学会編:JSMEテキストシリーズ「材料力学」丸善出版 ISBN 978-4-88898-158-3 
(他の書籍も広く参考して必要内容を取り入れる予定だが、本書を授業用基本素材として使用する)
参考書・参考文献
/Reference Book
日本機械学会編:JSMEテキストシリーズ「演習 材料力学」丸善出版 ISBN 978-4-88898-198-9 
(演習問題などを授業で使用することがある)
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
1.講義の前後に予習・復習をしっかり行うこと。
2.講義内容は、段階的に進化して高度な内容になるので、わからないときには前回までの内容を復習し理解度を確認すること。理解が曖昧のままの後回しは禁物。
3.講義中に出される演習問題は、毎回必ず自分で解いてみてから解答例を参考する。解答例を参考に自分の理解度を確認し、足りない部分をはやめに復習して理解を深めること。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
本科目を理解するには、予備知識として1年の数学(微積分・線形代数)と物理(特に力学)の習得が前提となる。これらの科目の復習を確り行うこと。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
本科目を理解するには、予備知識として1年の数学(微積分・線形代数)と物理(特に力学)の習得が前提となる。これらの科目の復習を確り行うこと。
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って、毎回準備学習1時間と復習2時間を行ってください。さらに、講義内容の理解や演習・課題に関する解法などを含めて、毎回の授業ごとに自主的学修を求める。
その他連絡事項
/Other messages
【重要】
1.本授業の毎回の例題や演習問題・課した課題およびその解答例は、moodleコース「材料力学(2024年1Q)」で確認すること。
2.課題提出も同じmoodleコース「材料力学(2024年1Q)」を利用する。
3.必要に応じて、授業中にその都度関連の具体的指示・案内があるので,単位取得のために必ず授業に出席すること。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
1.講義の前後に予習・復習をしっかり行うこと。
2.講義内容は、段階的に進化して高度な内容となるので、わからないときには前回までの内容を復習し理解度を確認すること。理解が曖昧のままの後回しは禁物。
3.講義中に出される演習問題は、毎回必ず自分で解いてみてから解答例を参考する。解答例を参考に自分の理解度を確認し、足りない部分をはやめに復習して理解を深めること。
オフィスアワー
/Office Hours
金曜日12:00~13:00
他学生との重複、出張等で不在の場合がありますので、事前メール予約推奨。
hjs@wakayama-u.ac.jp
科目ナンバリング
/Course Numbering
S18012J11101A212,S18012J11100M211
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回(4月15日) イントロダクション
(材料力学基礎)
授業全体の説明と材料力学関係の物理(力学内容)の復習
2 2回(4月15日) 応力とひずみ 応力とひずみに関する基本概念と応力・ひずみ線図について
3 3回(4月22日) 引張と圧縮の基本問題 梁の引張と圧縮における応力とひずみ
4 4回(4月22日) 引張と圧縮の複雑な問題 梁の引張と圧縮に関する複雑な問題の解法について
5 5回(5月7日)火曜日 軸のねじりとせん断応力 軸周りにトルク(回転力)を与えると「ねじり」が発生する。ねじり変位を軸断面の円周方向の剪断と考え、剪断応力と負荷トルクの関係を理解する。 5月7日は代替授業日(月曜日(5/6)の授業実施)
6 6回(5月7日)火曜日 軸のねじり問題の解法 軸のねじりに関する問題の解法について 5月7日は代替授業日(月曜日(5/6)の授業実施)
7 7回(5月13日) 梁の曲げ問題 曲げの発生と曲げ問題の解法について
8 8回(5月13日) 断面2次モーメント 断面2次モーメントの求め方と応用問題
9 9回(5月20日) 柱の圧縮 座屈の発生と応用問題
10 10回(5月20日) ひずみエネルギー エネルギー法による問題の解け方
11 11回(5月27日) 複雑な応力 複雑な応力問題の解法について
12 12回(5月27日) 複雑な応力の応用問題 複雑な応力の応用問題を解く
13 13回(6月3日) 骨組構造とシミュレーション 骨組構造の応用問題
14 14回(6月3日) 強度と設計 強度と設計の基本知識と演習問題
15 15回(6月10日)4時限のみ まとめ 全体のまとめ
16 16回(6月10日)5時限:期末試験 期末試験 期末試験(対面・筆記) 期末試験(対面・筆記)

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