シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2024/09/20 現在 |
開講科目名 /Course |
人間工学/Ergonomics | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
S1401120_S1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
システム工学部/Faculty of Systems Engineering | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
木/Thu 3, 木/Thu 4 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学年 /Year |
2,3,4 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
阪本 清美 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
教室 /Classroom |
北1号館A204/北1号館A204 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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松延 拓生 | システム工学部(教員) |
阪本 清美 | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
この授業は、人間と機械に関わるインタフェースを研究、開発及び実践する能力、知識を身につけるためのものです.そのため、人間ともの、機械、生活環境との関係を人間の基本的な機能と特性に沿って、形態、生理および心理学の面から総合的に考察し理解することが出来るようになることを目標とします. また、この授業は人間工学関連科目の中核に位置する授業であり、授業の単位認定は日本人間工学認定人間工学専門家資格を取得するための条件となります. さらに、人間工学的デザインには商品の具体性が不可欠であることから、実践的内容が求められます.授業担当者の機器メーカーでのユーザインタフェース研究とUD関連の業務に従事してきた実務経験を活かし、人間工学の基本的な知識と手法等について事例紹介も行いながらできるだけ具体的に説明し、実践的な問題解決能力を身につけることが出来るようになることを目標とします. |
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到達目標 /Course Objectives |
人間工学の役割、効果及び手法を理解し、人間工学の観点からシステム設計ができる能力を身につける.課題及びレポートへの取り組み状況とレポートの内容及び単位認定試験の結果による到達度合の評価によって、次の学修に反映(活用・改善)できるようになる. |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
成績は、単位認定試験+課題及びレポートの合計点による(課題及びレポートは不定期に行い、2回を予定している.)欠席を5回以上(遅刻2回で欠席1とする)した場合は、単位認定試験、課題及びレポートの成績に関わらず不合格とする. 単位認定試験80%、課題+レポート20% 単位認定試験(参照物の持ち込み不可) (ただし、状況によっては単位認定試験を行わず、レポート提出に変更する可能性がある。) |
教科書 /Textbook |
「初めて学ぶ人間工学」・岡田 明編著・理工図書・9784844608417・3080円 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
「デザイン人間工学の基本」・山岡俊樹編著・武蔵野美術大学出版局・9784864630320・2530円 授業では使用しない |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
人間工学全般、あるいは日本人間工学認定人間工学専門家資格に関心のある人の参加を歓迎します. 授業のイントロダクションの一部は以下のページで確認できますので参考にしてください. https://web.wakayama-u.ac.jp/~matunobe/education/ergo.html |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
提出方法はワード形式でMoodleから投稿。 提出期限等はMoodleの添付ファイルを参照してください。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
・2022年度以前入学生:デザイン基礎概論、UXデザイン演習(同時受講推奨) ・2023年度以降入学生:情報デザイン、UXデザイン演習、アプリデザイン総合演習 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
参考書などを用いた準備学習30時間、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて自主的学修30時間を行ってください. |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項無し |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
人間工学の領域は、生活で扱うモノ、機械、情報・サービス、空間及び環境等、すべてが対象となるため、身のまわりにある様々なモノや居住環境、街中でのサイン等に対しても、普段から関心と問題意識を持つことが大切である. 【「アクティブ・ラーニング」実施要項③,⑤,⑥】 |
オフィスアワー /Office Hours |
非常勤講師であるため、授業前後の対応のみとなります. |
科目ナンバリング /Course Numbering |
S61023J11110J310,S61023J11110U240 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 第1回(3限) | (1)人間工学とは何か | ・人間工学とは何かについて (人間工学の対象事例、必要性、学問領域) ・授業内容とスケジュール ・その他(参考文献等について) |
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2 | 第1回(4限) | (2)人間工学の具体化例 (イスのデザイン) | 人間工学の具体化例(イスのデザイン) ・オフィスチェアについて (オフィスチェアの誕生と進化) ・身体の構造と腰部負担(脊柱の構成と椎間板、体圧分布等) ・人間工学を取り入れたオフィスチェアの例 |
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3 | 第2回(3限) | (3)人体寸法とデザイン | 人体寸法とデザイン:人間の寸法と形の理解(寸法測定や統計学から学ぶ) ・具体的なモノのデザインと寸法について ・人のからだの区分 ・人の寸法を測る、測定データ ・人の統計値から設計値を決める |
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4 | 第2回(4限) | (4)運動機能と身体負担 | 運動機能と身体負担:筋肉の機能や特性の理解 ・人のからだの動くしくみと構造について ・悪い姿勢・動作について ・人間の姿勢・動作とその測り方 |
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5 | 第3回(3限) | (5)感覚の種類と視覚機能 | 感覚の種類と視覚機能:感覚の種類、及び視覚機能の理解 ・感覚の種類 ・視覚機能と関連のあるデザイン事例 ・視覚について ・その他の感覚(聴覚、触覚等) ・感覚・知覚・認知について |
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6 | 第3回(4限) | (6)視覚の生理と心理 | 視覚の生理と心理:視覚や認知の特性の理解 ・視機能の構造 ・錐体、桿体、暗順応、錯視について ・眼球運動の種類、測定方法 ・視覚や認知の特性の理解 |
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7 | 第4回(3限) | (7)認知人間工学 | 認知人間工学:わかりやすさのデザイン ・わかりにくさの事例 ・わかりやすさを高めるための画面デザイン、公共空間等の標識・サインについて ・ユーザビリティ評価の方法 |
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8 | 第4回(4限) | (8)ヒューマンエラーと安全設計 | ヒューマンエラーと安全設計:生活機器の事故事例の紹介と安全設計 ・エラー防止と安全に関する人間工学の課題 ・生活機器の事故原因と事故具体例 ・生活機器の事故に共通する人間の特性 ・原因から見たヒューマンエラーの種類と要因 ・ヒューマンエラーの主な対処 |
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9 | 第5回(3限) | (9)疲労・ストレスと快適性デザイン(1) | 疲労・ストレスと快適性デザイン(1):疲労・ストレスの計測、評価(基礎編) ・ストレス・疲労について ・疲労の測り方 ・ストレスの生理・計測 ・生体信号の取り方について |
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10 | 第5回(4限) | (10)疲労・ストレスと快適性デザイン(2) | 疲労・ストレスと快適性デザイン(2):疲労・ストレスの計測、評価(応用編) ・疲労・ストレス・快適性の測り方 ・疲労・ストレス・快適性を測る具体的事例 |
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11 | 第6回(3限) | (11)ユニバーサルデザインと人間工学(1) | ユニバーサルデザインと人間工学(1):ユニバーサルデザインの概念と人間工学の貢献 ・ユニバーサルデザインとは ・ユニバーサルデザインの事例 ・ユニバーサルデザイン実践ガイドライン |
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12 | 第6回(4限) | (12)ユニバーサルデザインと人間工学(2) | ユニバーサルデザインと人間工学(2):高齢者のUD、UX(ユーザーエクスピアレンス) ・ユニバーサルデザインと高齢者 ・加齢による心身機能の変化 ・若年者と高齢者の機能の比較 ・高齢者のユニバーサルデザイン事例 ・UX(ユーザエクスピアレンス)とは ・UXの具体的事例 |
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13 | 第7回(3限) | (13)ヒューマン・マシン・インタフェース(ソフト系)の設計 | ヒューマン・マシン・インタフェース(ソフト系)の設計 ・情報デザインとは ・情報デザインのプロセス ・人間中心設計について ・人間中心設計の事例 |
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14 | 第7回(4限) | (14)ヒューマン・マシン・インタフェース(ハード系)の設計 | ヒューマン・マシン・インタフェース(ハード系)の設計 ・キーボードの人間工学的設計 ・住宅の空間と設備機器の人間工学的設計 ・オフィスの人間工学的設計 |
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15 | 第8回(3限) | (15)人間工学の今後とまとめ | 人間工学の今後とまとめ | |
16 | 第8回(4限) | 単位認定試験 |