シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
生態環境実験実習Ⅱ/Seminar and experiment of EcologicalEnvironment Ⅱ
時間割コード
/Course Code
S1400670_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第2クォーター/2Q
曜限
/Day, Period
火/Tue 3, 火/Tue 4
開講区分
/Semester offered
第2クォーター/2Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
中島 敦司
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
実習
教室
/Classroom
北1号館A203/北1号館A203
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
井伊 博行 システム工学部(教員)
谷口 正伸 システム工学部(教員)
中島 敦司 システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
本実習では、実際に野外において自然環境の調査と測定を実施し、人間生活と自然環境との関わりについて検討する基礎能力を習得することが目標とする。そのため、気象学、水理学、地質学、地形学、土壌学、生物学、生態学、地理情報学など、関連する分野を広く学ぶとともに、植生調査、水質観測、気象調査、土壌断面調査など、様々な環境計測の実習を通し、授業担当者である中島教員、養父教員が実社会で得た経験を生かし、実務上必要な環境調査とその評価手法、対策方法などを習得することをねらいとする。生態環境実験実習Iで学んだフィールド調査の基礎知識と計測技術を活用し,学内または学外のフィールドを対象に、グループに分かれて実践的な環境調査を行い、データ収集の実際を身につけ、環境を解析・評価するトレーニングを行う。また、これを整理し、プレゼンテーションする技法を習得する。生態環境実験実習Ⅰを受講、修了していないものは、この生態環境実験実習Ⅱを受講することはできない。
到達目標
/Course Objectives
実際フィールドにおける地域環境の評価および二次的自然と人間社会との関わりについて、発表報告および口頭試問に対応できること。また、グループワークを通じて協働作業における野外調査のスキルと協調性を身につける。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
毎回課すレポートによって判読される到達度、野外調査に対する安全管理への認識度、最終発表会の内容の到達度をふまえ、成績評価を行う。
教科書
/Textbook
必要に応じ資料を配布する。
参考書・参考文献
/Reference Book
各種生物図鑑:B208号室に多数配備
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
森林、河川、溜池などでの実験実習があるため、野外活動に適した汚れても良い、動きやすい服装を身に着け、長靴を準備して参加すること。安全を確保するため、これらが準備できない場合は出席を認めないことがある。詳細については、生態環境実験実習Iの第1回目のガイダンスの際に説明する。演習は、学内と短期集中としてハイブリッドで実施するが、学外での集中演習の予定地「ユネスコ未来遺産ビオトープ孟子」については、ボランティア団体が育成管理を行い、定期的に環境学習会などを開催しているため,このボランティア会員の活動に支障をきたさないよう十分に配慮すること。

本科目では、3〜6回目の4回分は、1)学内での毎週火曜日の学内での実習、2)土曜日と日曜日を使った学外での集中演習(日帰りで2日間)に参加することで4回分の火曜の演習の出席/課題提出が免除される受講方法,これら2つのいずれかを選択できる「ハイブリッド方式」で計画している。学外での集中演習に参加しない者は、学内での学習に取り組む。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
森林、河川、溜池などでの実験実習があるため、野外活動に適した汚れても良い、動きやすい服装を身に着け、長靴を準備して参加すること。安全を確保するため、これらが準備できない場合は出席を認めないことがある。詳細については、生態環境実験実習Iの第1回目のガイダンスの際に説明する。また、実験実習は班に分かれてグループワークするため、互いのことを尊重して授業に臨むこと。

学外での集中演習では、実際の「里山」を2日かけてじっくり観察、サンプリング(虫取りや魚捕獲、植物採集など)し、また、トレッキングを行う。特に体力を必要とするレベルに設定していないが、体力的に不安な人はご相談下さい。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
水土環境実験実習、緑地環境学、森林環境学、ランドスケープエコロジー
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って、準備学習1時間と復習1時間を行ってください。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学修を求めます。
その他連絡事項
/Other messages
実施日の天候状態、例えば雨などの場合、予定されている実習の日程を変更することがある。変更等についてはMoodleに掲載するので、確認を失念しないよう十分に注意すること。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
・自然環境の現場における発見学習、体験学習、反転学習を行います。
・受講者自らが調査やトレーニングを行います。
・定型的モデルがない課題に対して受講者自らが合理的な解を導き出すトレーニングを行います。
・受講生自らがプレゼンテーションを行います。
・複数領域にまたがる解法を学ぶトレーニングを行います。
・現地調査や解析はすべてグループワークで行います。
・学外者聴講のもと受講生自らがプレゼンテーションを行い、到達度を客観的に認識できるステージを設けます。

また、本科目では,和歌山大学アクティブラーニングガイドラインに記載のある項目の中で,

(4)普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し,学生自らが合 理的な解を導
き出す学習

(9)複数の領域にまたがる解法を必要とする学習

を実施します。このため,実習の前には各回における到達目標を明示し,

(11)学生が自身の学修進展の状況や到達レベルなどを客観的に把握・確認で きる仕掛けをともなう学習

となるように実施します。  
オフィスアワー
/Office Hours
前期火曜日昼休憩中
科目ナンバリング
/Course Numbering
S45043J11111H355,S45043J11111R355
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1 生態環境実験実習IIのガイダンス,スマホを活用したマッピング手法 野外で安全に振る舞う際のノウハウを座学で確認し、実際に試してみる。また、スマートフォンを用いたマッピング手法について習得する。
2 2 ポリゴン作成手法 空中写真と文献を使用し、時代ともに植生や土地利用が変化することを学習する。簡易GPSであるGogeleEarthの使い方をマスターする。
3 3 地域情報の収集手法 文献やヒアリングを活用し、調査対象地となる場所の地域情報の整理法について学習する
4 4 生物リストの作成法(1) 資料あるいは現場で確認(採集)した生物をリスト化する方法を学習する。
5 5 生物リストの作成法(2) 4回目に作成したリストを、生態学的な手法で再整理する手法を習得する。
6 6 土地利用デジタルデータの作成手法 資料または現地で獲得した土地利用に関するデータをデジタルマップに整理する方法を習得する。
7 7 班別考察、とりまとめ これまでに習得したデータを整理し、仲間とディスカッションし、自然を守る手法について考案する。
8 8 グループ別成果発表会 グループ別成果発表会

科目一覧へ戻る