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科目一覧へ戻る | 2024/09/20 現在 |
開講科目名 /Course |
高分子化学/Polymer Chemistry | ||||||||||||||||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
S1400250_S1 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
システム工学部/Faculty of Systems Engineering | ||||||||||||||||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||||||||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
金/Fri 1 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
後期/the latter term | ||||||||||||||||||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||||||||||||||||||||||
学年 /Year |
3,4 | ||||||||||||||||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
坂本 英文/Hidefumi Sakamoto | ||||||||||||||||||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||||||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||||||||||||||||||
教室 /Classroom |
北3号館B202/北3号館B202 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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坂本 英文/Hidefumi Sakamoto | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
身の回りの高分子について、その種類、性質、用途を学び、高分子とは何か、高分子をどのように使ったらよいかを各自が考えながら習得する。19 世紀の初頭に無機物から尿素を合成することに成功して以来、有機化学の発展には目を見張るものがある。その中でも、身の回りの化学物質として便利に利用している物の多くが有機分子の連なりから成る高分子である。また、生体中のタンパク質や植物の構成成分であるセルロース等も代表的な高分子である。このように、身の回りにある有機物質のほとんどが高分子であることから、高分子化学はあらゆる分野で必要な学問といえる。このように、高分子は各自の生活とは極めて縁の深い材料物質であるため、この授業は各自の生活と結びつけて高分子の合成法と構造・物性の関係を深く理解し、石油化学製品あるいは天然高分子の成り立ちと今後の利用を考えるための基礎を身につける。 |
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到達目標 /Course Objectives |
授業では身近にある高分子の合成過程とその物性がどのような形で利用されているかについての理解の手助けをする。したがって、教科書は一見簡単な内容に見えるが,最新の高分子化学・技術に関して簡潔にまとめてあるものを選んだ。とにかく、高分子の全体像を大枠から眺め、自らも身の回りにある高分子に関心を払いつつ、講義の内容とつなげて実学としての高分子化学を習得し、新たな高分子の開発に応用する。 以下のような事項が到達目標である。 ・高分子物質の構造と特性を関係づけることができる。 ・高分子物質の分子量測定法が理解できる。 ・高分子物質の合成法を理解し、新規高分子物質の開発に応用できる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
教科書中の内容を理解し、教科書の問題やその応用問題を難なく解けるレベルまで到達できることを目指す。 各章の終了時に行う小テストと、単位認定試験で評価する。 筆記試験 60%、毎回の小テスト 40% |
教科書 /Textbook |
「三訂 高分子化学入門」蒲池幹治 著・エヌ・ティー・エス・ISBN 9784860435974 C3043(3,800円+税) |
参考書・参考文献 /Reference Book |
以下の参考書は授業では使用しないが、授業内容を深く理解するために役立つものである。 「化学の指針シリーズ 高分子化学」西俊夫 他 著・裳華房・ISBN 9784785332273(2,900円+税) 「基礎高分子科学 第2版」高分子学会編・東京化学同人・ISBN 9784807909629(4,500円+税) 「高分子化学 第5版」村橋俊介 他 編・共立出版・ISBN 9784320043800(3,900円+税) 「基本高分子化学」柴田充弘著・三共出版・ISBN 9784782706749(3,500円+税) |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
課題を随時課すので必ず提出すること。また、各章終了時に小テストを行うので必ず十分に復習をすること。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
教科書に沿って講義形式で行うので、教科書には予め目を通しておくこと。また、試験問題も基本的に教科書から出題するので、教科書の学習を欠かかさないように。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
有機化学関連の科目の受講は必須である。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
本授業の授業計画に沿って、準備学習1時間と復習1時間を行うこと。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学習を求める。 |
その他連絡事項 /Other messages |
記載事項なし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
教科書のみならず参考書も読み込み、身の回りにある高分子物質について構造と特性の関係について調べる等、常に身の回りの物質に興味を持って接することが高分子化学を理解するためには有効である。 |
オフィスアワー /Office Hours |
水曜日2時限 予め、以下のアドレスまで連絡して下さい。 skmt@wakayama-u.ac.jp |
科目ナンバリング /Course Numbering |
S35013J11100D328,S35013J11100P316 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1回目 | 身の回りにある高分子物質 | 高分子と人間生活について 高分子の実証について |
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2 | 2回目 | 高分子物質の特徴1 | 高分子物質の構成について 高分子物質の分類について 高分子物質の熱的・力学的性質、溶解・膨潤について |
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3 | 3回目 | 高分子物質の特徴2 | 高分子物質の光学的・電気的性質について 高分子物質の膜形成について |
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4 | 4回目 | 高分子物質の構造特性1 | 分子間力について 高分子物質の一次構造について |
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5 | 5回目 | 高分子物質の構造特性2 | 高分子物質の二次構造について 高分子物質の三次・高次構造について |
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6 | 6回目 | 高分子物質の分子量測定1 | 高分子物質の分子量について 沸点上昇・凝固点降下法、浸透圧法、光散乱法について |
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7 | 7回目 | 高分子物質の分子量測定2 | 粘度法・ゲルパーミエーションクロマトグラフィー・質量分析法・末端基定量法について |
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8 | 8回目 | 高分子物質の形 | 高分子の広がりについて 高分子電解質について |
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9 | 9回目 | 高分子物質の溶解性と熱的性質 | 高分子物質の溶解性について 高分子物質の状態変化について 高分子物質の熱的性質について |
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10 | 10回目 | 高分子物質の力学的性質 | 高分子物質の力学特性について 高強度・高弾性率高分子について 液晶性高分子について |
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11 | 11回目 | ゴム特性 | ゴムの化学構造と弾性について ゴム弾性の熱力学について |
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12 | 12回目 | 高分子物質の結晶性と非晶性 | 結晶領域における高分子の立体構造について 化学構造と結晶性・結晶化度について 非晶について |
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13 | 13回目 | 高分子合成の基礎 | 高分子合成に利用される化学反応 高分子合成の特徴について |
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14 | 14回目 | ラジカル重合 | ラジカル重合について ラジカル共重合について |
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15 | 15回目 | イオン重合 | カチオン重合について アニオン重合について |
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16 | 16回目 | 単位認定試験 |