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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/06/10 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
建築計画/Architectural Planning
時間割コード
/Course Code
S1400190_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2025年度/Academic Year  第3クォーター/3Q
曜限
/Day, Period
水/Wed 3
開講区分
/Semester offered
後期/the latter term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
平田 隆行/Takayuki Hirata
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
北1号館A103/北1号館A103
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件年度
/Required Year
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
2020/04
~2022/04
システム工学部 1.幅広い教養と分野横断的な学力 2
2.専門的知識や技能 6
5.地域への関心と国際的視点 2
2023/04
~9999/04
システム工学部 1.幅広い教養と分野横断的な学力 2
2.専門的知識や技能 6
5.地域への関心と国際的視点 2

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
平田 隆行/Takayuki Hirata システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
建物や街を造る際に,慣習や伝統に倣うだけでは現代社会にふさわしい建物を造ることはできない。建築の目的や意図に応じて諸技術や知識を調整し統合し,建築の全体像を作り上げることが必要である。そのための科学的なアプローチが建築計画である。前半では,特に住空間に焦点を絞り,住まいとはどのようなものであるのか,どのような意図のもと,住まいが形成されてきたのかを理解し,現代社会での生活を把握し,空間に対する要求を把握して,生活が成り立つような空間を計画することまでを学ぶ。後半では,より公共性の高い用途の建物を対象とする。その建物類型自体を理解する知識を修得し,それらの建物の全体像を構想するために必要な技術体系と方法を学ぶ。具体的には,集合住宅,文教施設,オフィスを中心とした各種施設を対象とする。なお,担当教員(平田)は,設計業務に携わっており,高野口小学校などの実作で受賞経験を有している。
到達目標
/Course Objectives
建物を計画するうえでの考え方の基礎を学ぶ。前半では,建物を理解するための基礎となる「住まい」を出発点として,「住まい」に求められるものが何かを,住まいの歴史から考えていく。また,すべての建築設計の基礎となる「単位空間」を中心にその寸法や原理を理解する。後半では,公共性のある建物(集合住宅・学校・オフィス)を対象に,その建物を理解する上で必要な用語や概念を学び,その建物に適切な規模や配列,形状をたくさんの事例や類型を提示しながら習得する。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
成績評価は主として期末テストによって行うが,積極的な授業参加を考慮する。この授業では,ノートの作成を授業の重要な要素と考えており,毎回,授業を聞きながら自分のノートを作成することを前提としている。このノート(基本的に手書き)は試験時に持ち込みが可能である。また,moodle上での課題・レスポンスも評価の対象となる。期末テストと課題・レスポンスの割合は,7:3程度である。
教科書
/Textbook
授業ではスライド(パワーポイント)を中心に説明する。プリントは配布せず,PDF資料をダウンロードして閲覧する。よって,タブレットやノートパソコンが必須である。PDF資料は授業中にのみダウンロード可能となるので注意すること。なお,紙の手書きノートは期末テスト時に持ち込むことが可能であるが,一部でも印刷がある場合は持ち込めない。
iPadなどのタブレット端末でノートを取る場合,第3回までに許可をとっていないものはテストで印刷しての持ち込みができないので注意すること。
参考書・参考文献
/Reference Book
コンパクト建築設計資料集成 第4版  日本建築学会編(2024 ISBN/JAN:9784621307427)
設計に進む方は一冊購入しましょう。その価値はあります。古本などで第3版があっても,第4版を選んでください。内容が全く異なります。

図解 すまいの寸法・計画辞典 (彰国社 ISBN-10 ‏ : ‎ 4395100325)
一生使えるサイズ事典 住宅のリアル寸法 完全版(クスナレッジ (2022) ISBN-10 ‏ : ‎ 476782978X)
(寸法系に関しては,上記2冊が役に立つかと思います。)
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
授業ではスライド(パワーポイント)を中心に説明する。プリントは配布せず,PDF資料をダウンロードして閲覧する。よって,タブレットやノートパソコンが必須である。PDF資料は授業中にのみダウンロード可能となるので注意すること。なお,紙の手書きノートはテスト時に持ち込むことが可能であるが,一部でも印刷がある場合は持ち込めない。 ので注意すること。iPadなどのタブレット端末でノートを取る場合,許可制としています。第3回までに許可をとっていないものはテストで印刷しての持ち込みができないので注意すること。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
建築概説,環境デザイン基礎製図IA,環境デザイン基礎製図IB,環境デザイン基礎製図Ii,住環境設計演習,建築環境工学
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
美術館,博物館,図書館,ホールなど,授業で触れることになるものは,先進的な事例を紹介しており足を運んで視察すること。建築系の展覧会や見学会の情報を紹介することもあるので,それらの機会をぜひ利用してください。
また,何冊かの図書を紹介しているので,建築分野に進路を考えている方は,ぜひ目を通してください。
また,住環境設計演習など,設計系演習とも連動しているので,設計演習時にここでの知識を活用し,定着させてください。
1単位の学修のために必要な学修量は,授業時間と予習復習の時間をあわせて45時間と定められている。それぞれに見合う自主的学習時間を確保すること。
その他連絡事項
/Other messages
この科目は建築士受験資格の「指定科目」として扱われる科目であり,単位取得には時間的・質的に一定のレベルが必要である。授業参加が乏しいものは,不可となる場合があります。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
【アクティブ・ラーニング実施要項:なし】

住環境設計演習,生活環境計画設計製図などの設計演習で活用してください。また,実際の建物に足を運び,体験することで理解度は大きく変わります。ぜひ,講義での知識を頭に入れた上で,リアルな建物を経験してください。理解度がまったく異なります。
オフィスアワー
/Office Hours
水曜3限(ただし13:20 以降),N3-B504室にて。もしくは製図系演習(環境デザイン基礎製図IA IB)の前後に対応。ただし,アポイントメントがない場合は,会議などに出てしまうことがあるため,アポイントメントをとることが望ましい。
科目ナンバリング
/Course Numbering
S23032J11001R222
実務経験
/Practical Experience
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole course
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 1 建築計画とは何か? 建築計画の考え方と範囲,マニュアルとの違い
2 2 住居論1 住まいとは何かについての論考,農山村住宅(竪穴式住居から四つ間取り民家)を歴史的に辿る
3 3 住居論2 都市住宅(町屋・武家住宅・中廊下住宅)を歴史的に辿り,住宅が街をつくる関係性を学ぶ
4 4 住居論3 明治以降の近代化と西洋化の歴史をたどり,変わるものと変わらないものや,合理的な建築のあり方と住まいの文化や慣習との関係を考える
5 5 単位空間 人体スケール,人間工学から,階段やトイレ,台所の寸法に至る単位空間の考え方,寸法を学ぶ
6 6 安全のための計画とバリアフリー 建築防災(火災・避難)とユニバーサルデザインの考え方を学ぶ。事故を防ぐための計画技術
7 7 戸建住宅 戸建住宅の計画,設計の考え方と実例の紹介
8 8 住宅設計の進め方 戸建住宅を対象に,基本計画(平面計画,断面計画)の進め方,考え方を学ぶ
9 9 低層集合住宅 低層集合住宅の考え方とその実例紹介
10 10 中高層集合住宅 中高層集合住宅の考え方とその実例紹介
11 11 学校計画I 幼稚園・保育園の考え方と実例紹介
12 12 学校計画II 小学校・中学校・大学,セミナーハウスの考え方と実例紹介
13 13 文教施設 図書館・博物館・美術館の計画と実例紹介
14 14 オフィスビル 事務所建築を中心に民間・商用の建築の考え方,コスト管理を学ぶ
15 15 コミュニティ施設・商業施設 公民館,集会所などの計画と実例
16 16 期末テスト 期末テスト

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