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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/27 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
情報応用1B(環境デザイン学領域)/Application of Information1B(Environmental Design Studies Division)
時間割コード
/Course Code
S1300540_S1
開講所属
/Course Offered by
システム工学部/Faculty of Systems Engineering
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第2クォーター/2Q
曜限
/Day, Period
木/Thu 3, 木/Thu 4
開講区分
/Semester offered
第2クォーター/2Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
田内 裕人
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
教室
/Classroom
北1号館A101/北1号館A101
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
江種 伸之 システム工学部(教員)
田内 裕人 システム工学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
この授業は、自然現象の究明や環境解析を行う際に使用される、シミュレーション技術について学ぶ。(1)シミュレーションにおけるモデルの位置づけ、(2)微分方程式の数値解法、(3)自主課題という3つの単元で構成される。この授業を受講することにより、環境技術者として必要な物理・化学現象の解析技術について理解し、自らシミュレーションを実施できるようになる。また、自主課題では興味のある現象を自ら発掘し、数値解析に落とし込むことで、技術者・研究者にとって必要な課題発見、解決法の模索、数値実験、考察の全プロセスを学ぶことができる。(1)については座学で、(2)・(3)についてはプログラミング言語Pythonにて実施する。
到達目標
/Course Objectives
物理・化学現象を記述する数理モデルを理解するとともに、同モデルを数値モデルとして表現できるようになる。コンピュータでのコーディングによる解析を自らできるようになる。自然現象に関わる課題の発掘を自らできるようになる。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
全体で100点満点で採点する。3つの単元ごとに、課題に対する理解度をレポートで評価する。配点は、
(1)20点
(2)60点(30点×2回)
(3)20点
とする。レポートは計4回実施されるが、提出がない場合には、1回につきマイナス20点となる。この条件で、
S;十分達成し、他の事例に応用できる(90点以上)
A;十分達成している(80~90点)
B;達成している(70~80点)
C;おおむね達成している(60~70点)
不可;達成していない(~60点)
にて評価する。
教科書
/Textbook
資料をMoodleにて配布する。
参考書・参考文献
/Reference Book
記載事項なし。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
レポートの提出がない、または提出遅れに関しては、マイナス20点となり単位取得に支障が出ます。また、提出遅れは(各自のコンピュータやネットワークのトラブル含め)受け取らない。ただし、コロナ感染症など本人の責めに帰さない理由の場合は除く。こうした本人の責めに帰さない理由を除き、提出の延長を乞う旨のメールは無視します。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
自分のノートパソコンで作業していただきます。各自のPython演習は、各自のGoogle Drive(生涯アカウント)と、同ドライブにアップしたGoogle Colab環境での実施となります。また、各自の生涯アカウントを事前に確認し、Google Driveへアクセスできるようにしておいてください。また、USBメモリ(セキュリティスキャン済み)での入念なバックアップを推奨します。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
情報処理IIA, IIB
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
プログラミングを行う演習課題が多数あり、講義時間内の演習時間で終わらない場合には持ち帰るか、別途時間外に作業が必要である。
その他連絡事項
/Other messages
初回から授業を始めるので必ず第1回目から出席すること。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
「学生自らが具体的なテーマや対象を設定する学習」に該当する。後半の自由課題は、学生自身が興味をもつ実際の自然現象を自ら選び出し、学んだプログラミング技術を活用して数値解析を実践する。なお、講義時間内に設けられる演習時間においては、学生間で解法を相談することを許可する。
オフィスアワー
/Office Hours
木曜日15時00分~16時00分 訪問先:北3号館6階B 604号室
他学生との重複,出張等で不在の場合があるため、事前メール予約を推奨する.
tanouchi@wakayama-u.ac.jp
科目ナンバリング
/Course Numbering
S60002J11100Y252
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1 イントロダクション、微分方程式のモデリングの基礎 微分方程式を解くために必要な数学的知識とモデル化のための知識について、複数の方程式を取り上げながら学ぶ ノートPC必須、生涯アカウントでのGoogle Drive必須(事前確認のこと)
2 2 Python開発環境構築 Google driveとGoogle Colabを使用した受講生の開発環境の構築方法を学び、実践する。 同上
3 3 常微分方程式の数値解法1 時間微分のみで解ける常微分方程式の数値解法について、その数学的な意味および数値モデリングの方法を学ぶ 同上
4 4 常微分方程式の数値解法2 単純な課題を対象に、学んだ数値モデリングの手法を実践する 同上
5 5 常微分方程式の数値解法3 より複雑な課題を対象に数値モデリングの手法を実践する 同上
6 6 常微分方程式の数値解法4 同上・継続 同上
7 7 偏微分方程式の数値解法1 時間に加え、空間も変数となる偏微分方程式の数値解法について、その数学的な意味および数値モデリングの方法を学ぶ 同上
8 8 偏微分方程式の数値解法2 偏微分方程式のうち、比較的単純な2変数の偏微分方程式の数値解法を学び、実践する① 同上
9 9 偏微分方程式の数値解法3 偏微分方程式のうち、比較的単純な2変数の偏微分方程式の数値解法を学び、実践する② 同上
10 10 偏微分方程式の数値解法4 偏微分方程式のうち、より高度な3変数の偏微分方程式の数値解法を学び、実践する① 同上
11 11 偏微分方程式の数値解法5 偏微分方程式のうち、より高度な3変数の偏微分方程式の数値解法を学び、実践する① 同上
12 12 偏微分方程式の数値解法6 偏微分方程式のうち、より高度な3変数の偏微分方程式の数値解法を学び、実践する② 同上
13 13 自由課題1 今まで学んできた常微分方程式または偏微分方程式のモデリング技術を活用し、身近な物理現象を解くモデルを構築する。まずは興味のある課題を発掘する。 同上
14 14 自由課題2 興味のある課題の数値モデルを構築する 同上
15 15 自由課題3 コーディングを行い、数値モデリングを実践する① 同上
16 16 自由課題4 コーディングを行い、数値モデリングを実践する② 同上

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