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科目一覧へ戻る | 2024/09/20 現在 |
開講科目名 /Course |
基礎化学B/Basic Chemistry B | ||||||||||||||||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
S1300370_S1 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
システム工学部/Faculty of Systems Engineering | ||||||||||||||||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||||||||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
水/Wed 1 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||||||||||||||||||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||||||||||||||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | ||||||||||||||||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
奥野 恒久/Tsunehisa Okuno | ||||||||||||||||||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||||||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||||||||||||||||||
教室 /Classroom |
東1号館E1-101/E1-101 | ||||||||||||||||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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奥野 恒久/Tsunehisa Okuno | システム工学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
化学は我々の⽇常⽣活と密接に関係している学問である。そのため⾼校までの化学・物理の学習で⼤学での化学の基礎となる概念を既に多数学んでいる。本講義では、⾼校までに学んだ化学・物理の理解を体系的に整理し、微視的な⽴場から原子論にアプローチしていく。更に我々の身の回りの物質の殆どが単体ではなく化合物である。異なる元素の原子間で結合が形成されているが、結合の本質・特徴などを学んでいく。それらの理解を実⽣活にどのように⽣かせるのかを学んでいく。 |
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到達目標 /Course Objectives |
原子論からスタートし、原子の成り立ち、電子配置、周期律を理解します。次に化学結合について二原子分子、三原子分子までを対象に理解していきます。最後に分子振動やπ電子系の反応性と物性を理解していきます。具体的な到達目標は以下のとおりです。 ・物質の最⼩単位である原⼦に関して、その構成要素を説明できる。 ・水素原子のモデルを用い、原子軌道やその軌道を占める電子のもつエネルギーを計算できる。 ・種々の量子数について説明することができる。 ・周期律・オクテット則をその理由とともに説明することができる。 ・等核二原子分子の分子軌道を説明することができる。 ・結合の分極や分子振動について説明することができる。 ・オゾン層破壊や温室効果ガス問題について分子論として説明することができる。 ・π電子系化合物の電子状態・特性を説明することができる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
講義の中で出てきた種々の概念がきちんと整理され、原子論・化学結合に関して正しく理解できれば優の評価を与える。⼤まかながらも理解できているようであれば合格とする。 原子論(周期律・電子のエネルギー・電子配置)から40%、化学結合(分子軌道・電子配置・分子振動)から40%、π電子系の電子特性から20%の出題とします。 |
教科書 /Textbook |
物理化学要論、P. Atkins著、千原秀昭・稲葉章訳、東京化学同⼈(5900円+税)、ISBN9784807909773 基礎化学Aでも使用します。 ※著作権の関係で講義資料からは図表が除かれます。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
化学の基本概念・・・理系基礎化学・・・、齋藤太郎著、裳華房(2200円+税)、ISBN978-4-7853-3092-7 講義内では使用しません。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
⾼等学校で化学を学んでいること、あるいはセンター試験の化学を受験していることが理解を大きく左右します。⾼等学校で物理を学んでいない⼈は少し苦労すると思います。基礎物理学の講義を頑張って理解してください。 基礎化学Aを履修していると、マクロとミクロの違いはありますが、化学の世界が広がっていくと思います。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
小テストと単位認定試験の受験を単位認定の前提とする。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
微積分I,II、線型代数I,II、基礎⼒学、基礎化学A |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
「本授業の授業計画に沿って、準備学習1時間と復習3時間を⾏ってください。授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに⾃主的学修を求めます。講義内容をきちんと復習するようにしてください。Moodle上に課題を⽤意しますので、授業終了後に解答してください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
Moodleへの自己登録を可能にしておきます。講義概要の動画もアップしておきますので登録に先んじて視聴してください。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
講義内容の理解度を、毎回の小テストと中間試験の正誤確認を通じて、客観的に把握する。 【アクティブ・ラーニング」実施要項⑪】 |
オフィスアワー /Office Hours |
水曜日10:45~12:30 Teamsかメールで質問を受け付けます。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
S32011J11100Y122 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1回目 | 原子の成り立ち・水素原子 | 原子核、陽子、中性子、電子の存在を実験事実を交えて講義する。 | 対面講義 |
2 | 2回目 | 量子論:ボーアモデルからシュレディンガー方程式へ |
プランク仮説とド・ブロイ波の考え方のもとボーアモデルを確立する。更にシュレディンガー方程式について解説する。 | 対面講義 |
3 | 3回目 | 原子の電子構造:電子配置、周期律、固体の結合と構造 |
原子軌道の形状、量子数、オクテット則、周期律に関して講義する。 | 対面講義 |
4 | 4回目 | 化学結合論①:水素分子 |
化学結合論の講義を始める。まず水素分子について解説する。 | 対面講義 |
5 | 5回目 | 化学結合論②:等核二原子分子、異核二原子分子 |
フッ素分子、酸素分子と異核であるフッ化水素分子について解説する。同時にフント則と結合の分極を学ぶ。 | 対面講義 |
6 | 6回目 | 化学結合論③:異核二原子分子、三原子分子、分子振動 |
その他の異核二原子分子と三原子分子、(水、二酸化炭素)について解説する。分子振動についても学ぶ。 | 対面講義 |
7 | 7回目 | 単純ヒュッケル分子軌道法、小テスト | 炭素原子の軌道の混成について学んだ後、単純ヒュッケル分子軌道法を講義する | 対面講義 |
8 | 8回目 | 講義の総括・単位認定試験 | 単位認定試験(対面)を行う。講義総括と試験解説(オンデマンド)を行う。 | 対面試験とオンデマンド講義 |