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科目一覧へ戻る | 2025/03/31 現在 |
開講科目名 /Course |
環境変遷史/Historical Geology | ||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
L1320011_L1 | ||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
教育学部/Faculty of Education | ||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
火/Tue 3 | ||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
前期/the former term | ||||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | ||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
此松 昌彦/Konomatsu Masahiko | ||||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||||
教室 /Classroom |
東3号館中406/東3号館中406 | ||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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此松 昌彦/Konomatsu Masahiko | 教育学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
地質時代を通じて生物と地球環境とが相互に影響を与えながら現在の地表面の多様な環境が成立している。また人類が登場することによって、自然に対して働き かけた。それによって人類では文明が発生し、現在では地球に対して環境負荷を与える存在となり、多様な環境問題につながっていることを理解することで構成しています。 この授業において、主として地球の環境 変動と生物の進化を化石などをもとに、また人類によっての自然への改変を考古学的資料をもとに、理科教員に必要な地学分野の中で地球史分野を学修することができることを目標とします。 |
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到達目標 /Course Objectives |
生物の進化・絶滅が地球環境の変遷と密接に関係していることを理解することができる。また人類が自然に働き かけて改造している事実を認識し、人類がこれからの安定した環境 について考えていくことができる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
評価方法は知識の理解度を2つの課題レポートで評価するとともに、15回に振り返りにより理解度を確認することで理解度を評価します。課題レポートは大きな進化上の変換点あたりで、進化と環境変化について理解を深めるために講義中に3回行い(各回20点満点X3回)と理解度の確認40点です。「20点X2+60点」 |
教科書 /Textbook |
資料をMoodleからダウンロードできるようにします。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
授業では直接利用しませんが、「生命と地球の歴史」丸山茂徳・磯崎行雄著 岩波新書 ISBN:978400430539 990円から図表は引用したりしますので、より理解を深めたい場合には読んでみてください。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
資料は紙媒体では原則的に配布しません。そのため自分で印刷するか、パソコン等でpdfファイルを見ながら講義を受講して下さい。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
課題レポートはMoodleで期限内に提出してもらいます。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
教養科目:地球科学(同時受講推奨) |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
日頃から授業に関連したニュースや書籍、テレビ番組、ネットなどに注目して読んだり、視聴したりしておくこと。また近くの自然史系博物館にも行って学習すると、学習内容がより理解できる。1単位の学修のために必要な学修量は、授業時間と予習復習の時間をあわせて45時間と定められており、それぞれに見合う自主的学習時間が求められています。「履修手引」もあわせて参照してください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
特になし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
アクティブ・ラーニング実施要項(3)岩石、化石など実物標本を見せて発見学習や体験学習につなげる。 |
オフィスアワー /Office Hours |
前期:月曜日3時限目 後期:金3時限 訪問先:東3号館 北417此松研究室 会議や出張、相談者の重複が心配されることから、事前にメール(matsu@wakayama-u.ac.jp)をいただけると助かります。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
L09041J01000S1θ1 |
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1回 | 導入 | 授業の進め方、講義内容の紹介 | |
2 | 2回 | 化石からわかる環境変動 | 化石とは。化石の役割について紹介する。 | |
3 | 3回 | 先カンブリア時代の環境変化 | 先カンブリア時代の古環境変化を解説する。 | |
4 | 4回 | 古生代の古環境変化 | 無脊椎動物、魚類、両生類の進化。生物の陸上進出などを解説する。 | |
5 | 5回 | 古生代・中生代での大量絶滅 | 大規模火山活動により古生代型の生物が絶滅して、現代に近い中生代型生物の時代になることを解説する。 | |
6 | 6回 | 中生代の古環境変化1 | 恐竜の繁栄について解説する。 | |
7 | 7回 | 中生代の古環境変化2 | 白亜紀に向かって温暖化して、その時期の生物の遺骸が石油の根源になっていることを解説する。 | |
8 | 8回 | 新生代における造山運動と気候変動の関係 | 新生代における造山運動、大陸移動が地球の寒冷化に関係していることを解説する。 | |
9 | 9回 | 新生代の古環境変化 | 哺乳類や被子植物の進化などについて解説し、大陸移動によって生物の多様化についても解説する。 | |
10 | 10回 | 氷河時代と生物の適応放散 | 氷河時代になり、生物は寒さから守るために多様な進化を行うことを解説する。 | |
11 | 11回 | 氷河時代と人類の誕生 | 人類の誕生について、周りの古環境の変化との関連について解説する。 | |
12 | 12回 | 文明の誕生 | 狩猟していた人類が農耕を始めて、さらに都市ができることで、文明につながt他ことを解説する。 | |
13 | 13回 | 日本における旧石器以降の人類と自然への働きかけ | 日本における旧石器以降の人類が周辺の環境をどのように利用して行ったのかを解説する。 | |
14 | 14回 | 近畿地方における最終氷期以降の環境変動 | 近畿地方において最終氷期以降の環境変動がどのように変化して、人類がどのように関わったのかを解説する。 | |
15 | 15回 | まとめ及び振り返りにより理解度を確認する | まとめと振り返り |