シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
生涯学習支援論B/Study on Support for Lifelong Education B | |||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
L1310017_L1 | |||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
教育学部/Faculty of Education | |||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | |||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
木/Thu 2 | |||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
前期/the former term | |||||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | |||||||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | |||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
本村 めぐみ/Motomura Megumi | |||||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | |||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | |||||||||||||||
教室 /Classroom |
東2号館L105/東2号館L105 | |||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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本村 めぐみ/Motomura Megumi | 教育学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
「教育」とは、専ら学校現場だけに開かれて実施されているものではありません。「生涯教育」と聴いて、皆さんはどのようなイメージを持ちますか。一般的な資格取得のための講座や高齢者向けの学びの場などを想像し「学校教員とは無関係?」と考えるのは大きな間違いです。むしろ、今日では、学校や教師における諸課題を検討する上では、必ず生涯学習の視座を持っておかねばなりません。 なぜならば「生涯学習」とは、『国民(すべての)学習権を基底』としているからです。学校教育や社会教育、家庭教育、その他さまざまな学びの活動を併せた統合的教育・学習体系の総称が「生涯学習」なのです。「学習者目線」に立った時に、私たちの社会には様々な学びの機会・方法・テーマがあります。 本授業では、まず「生涯学習」の意義と現代的な特徴を振り返り、「参画型学習」の方法論を学びます。その上で、学習者の学習効果を高めるための支援者・ファシリテーターの重要性について共に学びを深めながら、実際にファシリテーターの演習も行います。 |
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到達目標 /Course Objectives |
・現代社会における「生涯学習」の論点、及びあり方を把握し、自らの主体形成と関連させて認識できるようになる。 ・学習者に対する学習支援の基礎的理解を踏まえ、実際の社会的課題をテーマに採り上げた演習を通じて、学習支援者・ファシリテーターの基礎的技能を修得できるようになる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
・授業への積極的な「参画的態度」と、授業ごとのふりかえりシート(40%) ・試験に替わる最終レポート(60%) |
教科書 /Textbook |
適宜、資料をを提示します。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
・『テキスト生涯学習-新訂2版:学びがつむぐ新しい社会』(田中 雅文他 著)学文社; 新訂2版 ,2020 ・『13歳からのファシリテーション クラスで、学校で、社会で役立つ コミュニケーション力が身につく本』(ちょん せいこ著)メイツ出版 ,2022 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
本授業では、授業者と受講生の皆さん、そして受講生同士の間に信頼ベースを基にした対等な関わりを築きながら協働的な授業を創っていこうと考えています。そのプロセスをよく観察しながら、授業づくりへ積極的な参画を求めています。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
何か分からないことはその場でリサーチを可能とするために、インターネットにアクセス可能なノートPCやタブレット等を必ず持参してください。Moodleも活用します。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
「生涯学習支援論A」「社会教育計画論A ・B」「社会教育概説A・B」 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
・本授業を通して自己洞察をも深められるように、自分自身をふりかえる機会も多く設けます。授業での学びの後は、必ずコメントシート記述によって自己のふりかえりを実施してください。 ・最近のニュース、社会的課題、教育行政の動向、社会教育や生涯学習に感れ鵜する情報に目を配り、時事情報を常に取り入れておくことも授業外での学修です。 ・1単位の学修のために必要な学修量は、授業時間と予習復習時間を合わせて45時間と定められており、それぞれに見合う自主的学習時間が求められています。「履修手引き」もあわせて参照してください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
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授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
授業で学ぶ概念や社会的キーワードなどについて、その意味や内容、感じ方などを受講生の皆さんに尋ねたり、学生の皆さんからの発問に授業者自らの見解を示すなど、双方向型授業を実施します。 【アクティブ・ラーニング実施要項より】 (4)普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し、学生自らが合理的な解を導き出す学習 (5)学生自らが具体的なテーマや対象を設定する学習 (6)学生自らが実施する調査やトレーニングを必要とする学習 (7)発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習 (8)学生による発表をともなう学習 (9)複数の領域にまたがる解法を必要とする学習 (10)グループワークをともなう学習 |
オフィスアワー /Office Hours |
月曜3限、本村研究室(東3号館 南416)。 事前にメールで予約することを推奨します。motomura@wakayama-u.ac.jp |
科目ナンバリング /Course Numbering |
L09011J01000P1ν1 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | ・シラバス内容の確認 ・授業の実施方法について【重要】 ・成績評価について |
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2 | 第2回 | 生涯学習原論 | 生涯学習に関する基礎 | |
3 | 第3回 | 学習支援理論① | 参加型学習とは何か | |
4 | 第4回 | 学習支援理論② | 協同学習論、ファシリテーション理論 | |
5 | 第5回 | 自主フィールドワーク | 生涯学習支援としてのファシリテーションの実際を調査 | |
6 | 第6回 | フィールドワークの発表 | 調査成果のプレゼンテーション | |
7 | 第7回 | 学習支援技法としての ファシリテーション① |
ファシリテーターに求められるスキル | |
8 | 第8回 | 学習支援技法としての ファシリテーション② |
場のデザイン | |
9 | 第9回 | 学習支援技法としての ファシリテーション③ |
対人関係・人間関係のデザイン | |
10 | 第10回 | 学習支援技法としての ファシリテーション④ |
合意形成のデザイン | |
11 | 第11回 | 問題解決型 ファシリテーション① |
問題解決型ファシリテーションの フレームワークと理論 |
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12 | 第12回 | 問題解決型 ファシリテーション② |
問題解決型ファシリテーションの演習 | |
13 | 第13回 | 合意形成型 ファシリテーション演習 |
合意形成型ファシリテーションの演習 | |
14 | 第14回 | 教育研修型 ファシリテーション演習 |
教育研修型ファシリテーションの演習 | |
15 | 第15回 | 授業の総括・まとめ | これからの生涯学習とファシリテーション |