シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
SOGIEを考える/Dialogue for Understanding SOGIE | |||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
L1280099_L1 | |||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
教育学部/Faculty of Education | |||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | |||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
木/Thu 1 | |||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
後期/the latter term | |||||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | |||||||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | |||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
本村 めぐみ/Motomura Megumi | |||||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | |||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | |||||||||||||||
教室 /Classroom |
東3号館中406/東3号館中406 | |||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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本村 めぐみ/Motomura Megumi | 教育学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
SOGIEという概念を皆さんは、どのくらい知っているでしょうか。近年、LGBTQ+といった人々の存在に注目が集まるなか、SOGIEという概念も同時に少しずつ知られるようになって来ているのが現状でしょう。 SOGIEとは私たち全ての人類が持っている属性です。そのなかの少数派(セクシュアル・マイノリティ)の人たちがLGBTQ+であると、説明されることもあります。しかし、本来、SOGIEという概念はLGBTQ+の人々とそれ以外の人を2つに分けることを、目的にはしていません。 この理解の上に立ち、本授業では『私たち一人一人は皆、必ず他者とは異なる「性志向」「性自認」「性表現」等による【個性】を持っている存在である』という深い認識を共有し、性や生き方の多様性、そして、それらを尊重しあっていく上での様々な現代的課題を、共に対話的に考えられるようになる基盤を目指します。 |
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到達目標 /Course Objectives |
・SOGIEを切り口とし、多様な性、ひいては多様な生き方を学ぶための基礎的な知識を獲得する。 ・SOGIEをめぐる差別という現実に目を向け、それらを生まないためには「善良な気持ち」「道徳心」だけでは不足であり、「すでに分かったつもり」を脱して正しい「知識」が必要である理由が説明できるようになること。 ・現代社会に生じているSOGIEをめぐる現代的課題についてより深く考えるために、他者との対話を育むことができるようになること。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
・ 授業への取り組み姿勢、および授業前後の「課題」及びワークシートの提出(40%) ・ 試験に替わるレポート(60%) |
教科書 /Textbook |
授業中にオリジナルテキスト及び資料を提示します。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
授業時に適宜、紹介します。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
以下のような受講生を歓迎します。 ・固定概念を脱却することによって自分を深く見つめ直したり、他者を理解することを通して、この社会における「自他尊重」へのプロセスを模索し続けたいと考える人 ・将来、教師や保護者として、ひとりの市民としてSOGIEの多様性を知り、深く考え、共生社会を生き合うための資質を身に付けたいと考える人 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
授業序盤には、対話のための人権的なルールを共有します。これらのルールを順守すると同時に、その意義についても深く考えられる資質を必要とします。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
「家族を考える」(前期・水・1時限目) |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
①授業前には予習としての資料や文献読解、主体的なリサーチ課題を、授業後には自身の理解や気づきを振り返るためのコメントシートへ記述を求めることがあります。 ②1単位の学修に必要な学修量は、授業時間と予習復習の時間をあわせて45時間と定められており、それぞれに見合う自主的学習時間が求められています。「履修手引き」もあわせて参照してください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
特になし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
この授業では、それぞれに多様なSOGIEを生きる者同士が尊重しあえる対話の場を創り出します。そこでは、絶対的な正解を導くのではなく、現代的な知見や他者との豊かな対話を通して、多角的かつ柔軟な視座を得るプロセスを重視します。また、授業後のコメントシート等を用いて、教員や学生間で各々の発見や気づきを体系的に言語化し、それらの共有をもって授業理解や自己洞察を深めていきます。 【アクティブラーニング実施要項より】 (2)PBL学習 (3)発見学習、体験学習、反転授業 (4)普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し、学生自らが合理的な解を導き出す学習 (5)学生自らが具体的なテーマや対象を設定する学習 (6)学生自らが実施する調査やトレーニングを必要とする学習 (7)発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習 (8)学生による発表をともなう学習 (10)グループワークをともなう学習 (11)学生が自身の学修進展の状況や到達レベルなどを客観的に把握・確認できる仕掛けをともなう学習 |
オフィスアワー /Office Hours |
月曜3限、本村研究室(東3号館 南416)。 事前にメールで予約することを推奨します。motomura@wakayama-u.ac.jp |
科目ナンバリング /Course Numbering |
LL0001J01000X1ω1 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 導入 | ・シラバスの確認 ・授業の進め方を説明【重要】 ・SOGIEに関する和歌山大学の取り組みと課題 |
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2 | 第2回 | SOGIEの基礎知識① | SOGIEをめぐる「表現」や「自分らしさ」から考える | |
3 | 第3回 | SOGIEの基礎知識② | 様々な「性自認」を考える | |
4 | 第4回 | SOGIEの基礎知識③ | 様々な「性志向」を考える | |
5 | 第5回 | SOGIEの知識から応用へ① | 「普通」が暴力になるときを考える | |
6 | 第6回 | SOGIEの知識から応用へ② | LGBTQ+とは誰を、何を意味しているのか | |
7 | 第7回 | 現代における「同性婚」の現状① | 「同性を好きになる」ことを考える① それはどのような人々であるのか |
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8 | 第8回 | 現代における「同性婚」の現状② | 「同性を好きになる」ことを考える② 同性婚をめぐる社会的経緯から |
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9 | 第9回 | 性別不合とは何か① | 「トランスジェンダーを生きる」とは① トランスジェンダーとは何か |
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10 | 第10回 | 性別不合とは何か② | 「トランスジェンダーを生きる」とは② 当事者認識にみるトランスジェンダー問題 |
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11 | 第11回 | 小括:SOGIEとLGBTQ+ | 一括りにできないLGBTQ+について考える | |
12 | 第12回 | 学校教育とSOGIE | SOGIEをめぐる教師の役割を考える | |
13 | 第13回 | 家庭教育とSOGIE | SOGIEをめぐる保護者の役割を考える | |
14 | 第14回 | 社会教育とSOGIE | SOGIEをめぐる市民の役割を考える | |
15 | 第15回 | 総括 | 私たちがこれから自身と仲間と次世代のために成すべきことを考える |