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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2026/04/06 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
倫理学概説/Introduction to Ethics
時間割コード
/Course Code
L1220102_L1
開講所属
/Course Offered by
教育学部/Faculty of Education
ターム・学期
/Term・Semester
2026年度/Academic Year  第3クォーター/3Q
曜限
/Day, Period
木/Thu 3
開講区分
/Semester offered
後期/the latter term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
下山 千遥
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東3号館中408/東3号館中408
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件年度
/Required Year
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
2020/04
~9999/04
教育学部 1. 幅広い教養と分野横断的な学力 2
2020/04
~9999/04
教育学部 2. 専門的知識や技能 7
2020/04
~9999/04
教育学部 3. 課題解決力と自己学修能力 1
2020/04
~9999/04
教育学部 4. 協働性とコミュニケーション能力 1
2020/04
~9999/04
教育学部 5. 地域への関心と国際的視点 1

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
小関 彩子/Ozeki Ayako 教育学部(教員)
下山 千遥 教育学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
私たちは、「いかに行為すべきか」という問題を問われる個別具体的な状況に、それを意識しようともせずとも、しばしば直面する。社会の構成員たる個人が各自において、その相互関係の影響を考慮しつつ、いかに社会を構築していくべきかが、この時同時に問われている。本講義は、社会問題の具体的事例から端を発し、これまでの倫理学の文脈で提出された種々の理論の枠組みを提示することで、これらの問題を分析するための手立てを参加者がより深く考える力を涵養する。
ひいては、学校教育の現場において、一面的な倫理的立場を「正しいもの」「正解」として教授するのではなく、生徒が個々の問題を自分ごととして引き受け、主体的に議論に参加し、相互的に学び合うことのできる場を構築する力を身につける。
到達目標
/Course Objectives
倫理学をめぐる種々の議論と、その基盤となっている思想的背景を理解することによって、柔軟に自身の倫理的価値づけを洗練させる態度を養うのと同時に、他者と議論・対話する際に、他を押し除けるのでなく、ともに理念・概念を追求しようとする姿勢を獲得する。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
毎回担当を決めて、前回の授業内容のレジュメを発表する。20%
毎回コメントシートを提出する。30%
期末レポート 50%
教科書
/Textbook
『実践・倫理学』、児玉聡著、勁草書房、ISBN: 978-4326154630
参考書・参考文献
/Reference Book
授業中、適宜紹介する。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
可能であれば、受講者間以外でも、身の周りの人と授業内容について検討することを希望する。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
特になし
授業時間外学修(予習・復習等)の内容
/students learning outside of the class, preparation and review are included
授業前にあらかじめテキストの該当箇所を読んで、議論の流れをおさえておく。また、自分にとって理解できない箇所をあらかじめピックアップしておく。
授業後は講義内容について受講者間で議論することで、問題点を明確にし、理解を深める。
その上で、小課題(コメントシート)を、Moodle上で提出する。
授業時間の約2倍の時間外学修を求める。 (1単位の学修のために必要な学修量は、授業時間と予習復習の時間をあわせて45時間と定められており、それぞれに見合う自主的学習時間が求められています。「履修手引」もあわせて参照してください。)
その他連絡事項
/Other messages
特になし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
提出されたコメントシートの内容を匿名で、授業内で適宜紹介する。多様な意見に触れ、自身の立場についてさらに吟味するよう促すことで、活発な議論を行うことを可能としている。
(4)普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し、学生自らが合理的な解を導き出す学習
(7)発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習
(8)学生による発表をともなう学習
オフィスアワー
/Office Hours
授業時間前後
科目ナンバリング
/Course Numbering
L01012J01111S2ε1
実務経験のある教員等による授業科目
/Practical Experience
実践的教育
/Practical Education
1. 該当しない
実践的教育の内容
/Contents
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole course
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 第1回 ガイダンス:倫理学を学ぶことで何が得られるか 講義:倫理を学問のうちで問う倫理学を学ぶことが、私たちの生活にどのように寄与するかについて考察する。
2 第2回 倫理学の基礎 講義:倫理学に付されるさまざまな素朴な問いを検討することで、倫理学の射程と目的について理解する。
3 第3回 噓について①:義務論 講義:嘘をつくことをめぐる事例から、倫理判断における義務論的アプローチを理解する。
4 第4回 嘘について②:功利主義 講義:嘘をつくことをめぐる事例から、倫理判断における功利主義的アプローチを理解する。
5 第5回 安楽死・尊厳死 講義:安楽死、尊厳死の事例から、主に医療の現場での種々の議論と実際の判断を紹介し、生命と尊厳の扱われ方について検討する。
6 第6回 自殺 講義:自身の命の決定権について、自由意志と社会への影響という観点からの様々な議論を取り上げ、検討する。
7 第7回 他者危害禁止の原則①:喫煙の自由 講義:喫煙の規制という事例を取り上げ、他者を害することを法や規則で取り締まる際に問題となる主体的自我のあり方、決定権について検討する。
8 第8回 他者危害禁止の原則②:動物の権利 講義:ベジタリアニズムや動物福祉の観点から、倫理的対象を「人格」をもった他者と規定するタイプの倫理学的議論について検討する。
9 第9回 死刑制度 講義:死刑制度をめぐる賛成、反対のそれぞれの立場からの主張、議論を吟味し、「死でもって償う」ことの倫理的位置付けについて検討する。
10 第10回 善いことをする義務 講義:善行(利他的行動)を取り上げ、他者危害禁止の原則よりもさらに進んだ義務について検討する。
11 第11回 善いことをする動機 講義:善行(利他的行動)を取り上げ、その動機の内実が行動の価値づけに及ぼす影響について検討する。
12 第12回 災害時の倫理 講義:3.11震災時の行動指針「津波てんでんこ」を事例として、危機的状況における倫理的行動の理論的根拠づけと心理的困難の衝突について検討する。
13 第13回 法と道徳 講義:倫理学における諸々の検討と、実際に効力のある法的処置や道徳的制裁の関係について吟味する。
14 第14回 解釈学的倫理学 講義:倫理的規範の地理的、時代的な要素による相対性と、歴史超越的普遍性について吟味する。
15 第15回 まとめ:倫理学を学ぶことで何が得られたか 講義:これまでの授業内容を総覧し、私たちの人生の糧とできたものがあるか、それが何であるかについて検討する。

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