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科目一覧へ戻る | 2025/03/31 現在 |
開講科目名 /Course |
特別支援教育臨床学Ⅰ/Clinical study of Special Education Ⅰ | ||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
L1190157_L1 | ||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
教育学部/Faculty of Education | ||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
月/Mon 4 | ||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
後期/the latter term | ||||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | ||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
北岡 大輔 | ||||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||||
教室 /Classroom |
東4号館実101/東4号館実101 | ||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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北岡 大輔 | 教育学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
<授業の概要> 肢体不自由教育を中心に、特別支援教育に関する以下の内容について資料やグループディスカッションを通して学ぶ。 <ねらい> ・肢体不自由教育を含む特別支援教育の意義、肢体不自由教育の対象、現状と課題について理解を深める。 ・障害の状態、特性及び心身の発達段階等を踏まえた各教科の指導、自立活動の指導、指導上の配慮事項について理解する。生徒指導やキャリア教育についても学ぶ。 ・障害の状態に応じた指導・支援の在り方、今後の課題について理解する。アシスティブテクノロジーやAACの活用についても学ぶ。 ・肢体不自由教育を主として扱うが、それに関連する知的障害や病弱・虚弱、重度・重複障害の児童生徒の指導・支援についても理解を深める。 ※特別支援学校教諭として実務経験のある教員が、学校現場における実際の事例や授業例を通して、特別支援教育全般にわたる知識の習得を支援する科目である。 |
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到達目標 /Course Objectives |
1)生きる力として知・徳・体に加え、障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服する力を育むことを目指すために教育課程を編成することについて理解し、説明できる。 2)肢体不自由をはじめ、障害の状態や特性及び心身の発達の段階等並びに学習の進度を踏まえ、各教科等の教育の内容を選定し、組織し、それらに必要な授業時数を定めて編成することを理解し、説明できる。 3)各教科等の年間指導計画を踏まえ、個々の幼児、児童又は生徒の実態に応じて適切な指導を行うために個別の指導計画を作成することを理解し、説明できる。 4)自立活動の指導における個別の指導計画の作成と内容の取扱いについて理解するとともに、教科と自立活動の目標設定に至る手続の違いを理解し、説明できる。 5)個別の指導計画の実施状況の評価と改善を、教育課程の評価と改善につなげることについて、カリキュラム・マネジメントの側面の一つとして理解し、説明できる。 6)肢体不自由を中心として、障害の状態や特性及び心身の発達の段階等を踏まえ、指導の効果を高めるために必要となる身体の動きや意思の表出の状態に応じて、適切な補助具や補助的手段を工夫することや、ICT及び教材・教具を活用することについて理解し、説明できる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
ミニレポートの提出を含めた授業での取り組み(60%)、期末レポート(40%)により、到達目標の達成度について総合的に評価する。 |
教科書 /Textbook |
授業ごとにMoodle上に資料を提示する。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
適宜紹介する。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
Moodle上の資料を閲覧したり、グループワークに取り組んだりする際に必要となるため、毎回、PCまたはタブレットを持参してください。※スマートフォンは控えてください。画面が小さく資料の閲覧が困難であったり、グループワーク時に必要な操作ができない場合があります。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
特になし。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
特別支援教育医学Ⅰ、特別支援教育心理学Ⅰ、障害児指導法ⅠAと合わせて受講することを推奨する。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
・毎回のミニレポートは、授業内容を振り返るとともに、関連資料等も自身で検索・参考にしてまとめてください。 ・点字ブロックや、建物のスロープ、エレベーターといったバリアフリーのための環境、さらに多目的トイレといったユニバーサルデザインを取り入れた設備などに、改めて注目し、授業内容と関連付けて意義を考えると良いでしょう。 ・1単位の学修のために必要な学修量は、授業時間と予習復習の時間をあわせて45時間と定められており、それぞれに見合う自主的学習時間が求められています。「履修手引」もあわせて参照してください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
特になし。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
課題について、グループワークで議論し、結果をグループ間で発表し合う。 (「アクティブ・ラーニング」実施要項 ④普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し、学生自らが合理的な解を導き出す学習、⑧学生による発表をともなう学習、⑩グループワークをともなう学習) |
オフィスアワー /Office Hours |
木曜日12:30〜13:00 北岡研究室(東4号館 実203) ※上記以外でも、研究室在室時は対応します。 事前にメールで連絡をもらえると確実です。 kitaoka@wakayama-u.ac.jp |
科目ナンバリング /Course Numbering |
L09061J01001T1γ1 |
実務経験 /Practical Experience |
有 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション:ICFの理念と支援 | 講義・グループワーク: WHOのICF、障害者権利条約等について学び、障害の概念の変遷と現在の国際的な考え方を理解する |
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2 | 第2回 | 障害の捉え方:肢体不自由の理解 | 講義・グループワーク: 肢体不自由の分類や起因疾患、その特性について理解する |
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3 | 第3回 | 障害の捉え方:重度・重複障害の理解 | 講義・グループワーク: 重度・重複障害のある児童生徒の特長と教育的ニーズについて理解する |
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4 | 第4回 | バリアフリー、ユニバーサルデザイン、合理的配慮の考え方 | 講義・グループワーク: 障害の社会モデルの考え方、ユニバーサルデザインと合理的配慮について理解する |
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5 | 第5回 | 肢体不自由教育における教育課程の考え方 | 講義・グループワーク: 特別支援学校における小・中・高等部の教育課程について理解する |
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6 | 第6回 | 肢体不自由教育における自立活動の内容 | 講義・グループワーク: 自立活動の目的と内容について理解する |
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7 | 第7回 | 肢体不自由教育における自立活動の計画・指導・評価 | 講義・グループワーク・プレゼンテーション: 肢体不自由のある児童生徒の自立活動における指導計画の作成過程、指導法について理解する |
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8 | 第8回 | 重複障害のある児童生徒を対象とした各教科等を合わせた指導 | 講義・グループワーク: 重複障害のある児童生徒の教科別指導における学習内容の精選と指導計画の作成、指導の工夫について理解する |
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9 | 第9回 | 肢体不自由教育における個別の指導計画・個別の教育支援計画 | 講義・グループワーク: 障害のある児童生徒のアセスメント、「個別の指導計画」および「個別の教育支援計画」の活用について理解する |
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10 | 第10回 | 特別支援学校(肢体不自由)におけるキャリア教育 | 講義・グループワーク: 自己実現と社会参加の意義や、そのことに向けた指導の実際について理解する |
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11 | 第11回 | 特別支援学校(肢体不自由)における生徒指導 | 講義・グループワーク: 特別支援学校における主体性や自律心を育む生徒指導の意義と方法について理解する |
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12 | 第12回 | コミュニケーションの障害とAAC | 講義・グループワーク: シンボルやサイン、VOCAを用いたコミュニケーション支援技術と、その活用の意義について理解する |
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13 | 第13回 | 肢体不自由教育におけるアシスティブテクノロジーの活用 | 講義・グループワーク: アシスティブ・テクノロジー活用の意義と、支援・指導への具体的な導入方法について理解する |
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14 | 第14回 | 教育と医療・福祉等との連携 | 講義・グループワーク: 関係機関と連携した包括的な支援について理解する |
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15 | 第15回 | まとめ | 講義・グループワーク・プレゼンテーション: これまでの学習をまとめ、発表する |