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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/31 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
小学校授業づくり実践論/Theory and Practice of Lesson Planning in Primary Education
時間割コード
/Course Code
L1180002_L1
開講所属
/Course Offered by
教育学部/Faculty of Education
ターム・学期
/Term・Semester
2025年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
金/Fri 1
開講区分
/Semester offered
前期/the former term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
舩越 勝/Funagoshi Masaru
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東2号館L105/東2号館L105
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件年度
/Required Year
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
2020/04
~9999/04
教育学部 2. 専門的知識や技能 7
3. 課題解決力と自己学修能力 1
4. 協働性とコミュニケーション能力 1
5. 地域への関心と国際的視点 1

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
舩越 勝/Funagoshi Masaru 教育学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
戦後の日本の小学校教師は、世界の中でも、すぐれた教材や授業実践を数多く開発してきた類い希なる歴史を持っている。たとえば、西郷竹彦と文芸教育研究協議会の視点論、大西忠治と科学的読みの授業研究会の構造読み、板倉聖宣と仮説実験授業研究会の「授業書」等々。このようなすぐれた成果に深く学ぶことは、これから教師になる者にとって、「授業の名人」になるための近道である。そこで、この授業では、私がこれまで録画・収集してき た1000本以上のビデオの中から、厳選した授業を視聴し、検討して、そのエッセンスを学ぶ。さらに、個人ないしはチームごとに、それらの先行実践と教科書・指導書を批判的に検討し、自分なりの教材と指導案を作成し、模擬授業に取り組む。それらを通して、教師になるに必要な指導技術を身に付け、教師としての実践的指導力を高める。
到達目標
/Course Objectives
1.戦後の日本の小学校教師が開発してき たすぐれた教材や授業運営法の持っている実践知とスキルを獲得する。
2.教科書とすぐれた授業実践を批判的に検討し、自分なりの教材と指導案をつくり、模擬授業に取り組むことを通して、教師としての実践的指導力の基礎を身に付ける。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
戦後の小学校授業づくりの実践の成果から学んだ教材研究・教材開発と模擬授業の発表
評価は、出席、発表、レポートを総合して行う。
教科書
/Textbook
すぐれた授業実践のビデオの視聴
プリントの配布
参考書・参考文献
/Reference Book
『時代を拓いた教師たち1』『同 2』(日本標準)
テキスト的には使わない。参考文献としてお勧めするものである。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
教員になる強い意志のある者、あるいは戦後の授業づくりの理論的・実践的成果を深く学びたい者の受講を望む
対面授業でのビデオ視聴やカンファレンス、模擬授業を大切にしたいと考えています。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
子どもの願いに応えられる授業づくりの力量をつけたい意欲を持っている人、一緒に学びましょう!!
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
道徳教育論B、特別活動・教科外活動論B、生活指導・学級づくり実践論、人権教育実践論
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
「授業の名人」などの先行実践・先行研究をふまえ、教材や学習指導案などをあらかじめ用意してもらいます。模擬授業後のカンファレンスを踏まえ、自らの学びを翌週までに資料として言語化して、教師としての力量へ高めていきます。
その他連絡事項
/Other messages
特になし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
(10)グループワーク、(12)参考文献、及び授業中に紹介した本・資料を読むこと。
オフィスアワー
/Office Hours
月曜昼休み 船越研究室(南ー316)
科目ナンバリング
/Course Numbering
L09012J01000P2ν1
実務経験
/Practical Experience
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 1 オリエンテーション-戦後の小学校の授業づくりの歴史と課題-
授業者の決定、チームづくり
オリエンテーションとして、授業の狙い、授業内容と授業方法、評価規準などについて説明する。それを受けて、後半の模擬授業を担当する授業者の決定、チームづくりなどを行う。その上で、戦後の小学校の授業づくりの歴史と課題について、教育実践史研究の立場から、概説する。
2 2 戦後の授業実践の成果1<文芸教育研究協議会の文学の授業> 戦後の授業実践の成果として、文芸教育研究協議会の文学の授業と視点論について概説し、実際の授業のビデオを見てもらった上で、視点論を中心とした教材研究の有効性について検討する。
3 3 戦後の授業実践の成果2<読みの授業研究会の国語の授業> 戦後の授業実践の成果して、読みの授業研究会の国語の授業とその3読法の特徴について概説し、実際の授業のビデオを見てもらった上で、特に構造読みを中心とした教材研究と授業の展開について検討する。
4 4 戦後の授業実践の成果3<日本生活教育連盟算数部会の算数の授業> 戦後の授業実践の成果として、日本生活教育連盟算数部会の算数の授業と数学的活動を活用した教材づくりの特徴をについて概説し、実際の授業のビデオを見てもらった上で、特にその教材づくりを中心とした教材研究と授業の展開について検討する。
5 5 戦後の授業実践の成果4<仮説実験授業研究会の科学(理科)の授業> 戦後の授業実践の成果として、仮説実験授業研究会の科学(理科)の授業と「授業書」と言われる教材づくりの特徴をについて概説し、実際の授業のビデオを見てもらった上で、特にその教材づくりを中心とした教材研究と授業の展開について検討する。
6 6 戦後の授業実践の成果5<社会科の初志をつらぬく会の問題解決学習の授業> 戦後の授業実践の成果として、社会科の初志をつらぬく会の問題解決学習の授業とそのための教材づくりの特徴について概説し、実際の授業のビデオを見てもらった上で、特にその教材づくりを中心とした教材研究と授業の展開について検討する。
7 7 戦後の授業実践の成果6<日本作文の会の生活綴方の授業> 戦後の授業実践の成果として、日本作文の会の生活綴方の授業とそんための教材づくりの特徴について概説し、実際の授業のビデオを見てもらった上で、特にその教材づくりを中心とした教材研究と授業の展開について検討する。
8 8 戦後の授業実践の成果7<学校体育研究同志会のドル平の授業> 戦後の授業実践の成果として、学校体育研究同志会のドル平の授業と水泳の導入を意図した教材づくりの特徴について概説し、実際の授業のビデオを見てもらった上で、特にその教材づくりを中心とした教材研究と授業の展開について検討する。
9 9 発表・模擬授業1 模擬授業1として、上記の戦後の小学校の授業づくりの成果に学んだことを活かして、授業づくりに取り組み、授業の後はカンファレンスを行い、授業の成果と課題を明確にする。
10 10 発表・模擬授業2 模擬授業2として、上記の戦後の小学校の授業づくりの成果に学んだことを活かして、授業づくりに取り組み、授業の後はカンファレンスを行い、授業の成果と課題を明確にする。
11 11 発表・模擬授業3 模擬授業3として、上記の戦後の小学校の授業づくりの成果に学んだことを活かして、授業づくりに取り組み、授業の後はカンファレンスを行い、授業の成果と課題を明確にする。
12 12 発表・模擬授業4 模擬授業4として、上記の戦後の小学校の授業づくりの成果に学んだことを活かして、授業づくりに取り組み、授業の後はカンファレンスを行い、授業の成果と課題を明確にする。
13 13 発表・模擬授業5 模擬授業5として、上記の戦後の小学校の授業づくりの成果に学んだことを活かして、授業づくりに取り組み、授業の後はカンファレンスを行い、授業の成果と課題を明確にする。
14 14 発表・模擬授業6 模擬授業6として、上記の戦後の小学校の授業づくりの成果に学んだことを活かして、授業づくりに取り組み、授業の後はカンファレンスを行い、授業の成果と課題を明確にする。
15 15 発表・模擬授業7 模擬授業7として、上記の戦後の小学校の授業づくりの成果に学んだことを活かして、授業づくりに取り組み、授業の後はカンファレンスを行い、授業の成果と課題を明確にする。
16 16 まとめのレポートを冊子化したレポート発表会 この授業で学んだことをまとめたレポートを発表。交流するレポート発表会を行う。

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