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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/31 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
道徳教育論B/Theory of Moral Education B
時間割コード
/Course Code
L1101456_L1
開講所属
/Course Offered by
教育学部/Faculty of Education
ターム・学期
/Term・Semester
2025年度/Academic Year  第1クォーター/1Q
曜限
/Day, Period
月/Mon 2
開講区分
/Semester offered
前期/the former term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
舩越 勝/Funagoshi Masaru
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東2号館L101/東2号館L101
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件年度
/Required Year
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
2020/04
~9999/04
教育学部 1. 幅広い教養と分野横断的な学力 1
2. 専門的知識や技能 6
3. 課題解決力と自己学修能力 1
4. 協働性とコミュニケーション能力 1
5. 地域への関心と国際的視点 1

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
舩越 勝/Funagoshi Masaru 教育学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
道徳の意義や原理を踏まえた上で、学校における道徳教育の歴史・現状・課題を述べるとともに、道徳科の授業のあり方を探るために、指導計画や単元設計、教材のあり方、授業の方法、学習指導案の作成、教育評価について論じ、最後に模擬授業を行う。
到達目標
/Course Objectives
1.道徳の意義や原理を踏まえた上で、学校における道徳教育の歴史・現状・課題を理解する。
2.道徳科の授業のあり方を学び、指導計画や単元設計、教材のあり方、授業方法、学習指導案の作成、教育評価について理解する。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
具体的な実践事例のあり方をめぐって,討論や意見の交換を重視して授業を行う.
評価は,出席状況と単位認定試験の結果で総合的に行う.(出席は学生証で必ず行ってください)
教科書
/Textbook
プリントを配布する
参考書・参考文献
/Reference Book
藤田昌士『道徳教育』(エイデル研究所)、『小学校学習指導要領』、『中学校学習指導要領』
*テキストのような形では使用しません。参考文献としてのお勧めの資料です。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
教師になる強い意志を持った者の受講を望む。
教師に求められる実践的指導力を育成するために、実践検討を中心とした対面授業を基本とします。(新型コロナウイルスの感染状況によっては、受講者が多数の場合、対面と遠隔を併用したハイブリッドで行う可能性もあります。)
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
授業には必ず出席してください
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
特別活動・教科外活動論B、人権教育実践論、小学校授業づくり実践論、小学校教材づくり実践論、生活指導・学級づくり実践論
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
授業のなかで出された課題については、自分なりの考えを整理して授業に臨むこと。1単位の学修のために必要な学修量は、授業時間と予習復習の時間をあわせて45時間と定められており、それぞれに見合う自主的学習時間が求められています。「履修手引」もあわせて参照してください。
その他連絡事項
/Other messages
特になし
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
(10)グループワーク、(12)参考文献、及び授業中に紹介した本・資料を読むこと。
オフィスアワー
/Office Hours
月曜昼休み 船越研究室(南ー316)
科目ナンバリング
/Course Numbering
L09011J01000S1ζ1
実務経験
/Practical Experience
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 1 オリエンテーション
学習指導要領と道徳教育の構造
オリエンテーションとして、授業の願い、授業内容や授業方法、評価規準について説明する。
そのうえで、戦前以来の道徳教育の歴史を概説し、現行の学習指導要領における道徳教育の構造と、特別な教科道徳の位置づけについて提起する。
2 2 子どもの現状と道徳教育の課題(いじめ・暴力、貧困など) 子どもの現状と道徳教育の課題として、文科省の生徒指導長の最新データなどをもとに、いじめ・暴力・不登校、貧困などについて詳述する。それを踏まえたうえで、道徳教育の課題について、ディスカッションする。
3 3 いじめ克服と道徳教育実践-いじめの集団地図を使って- いじめ問題を他人事ではなく、自分事として何晏が得てもらうために、これまでの自分の被教育体験のなかで出会ったいじめを事例として取り上げてもらい、そのいじめの集団構造を「いじめの集団地図」として可視化してもらい、そのいじめがなぜ生じたのか、どのような対応が可能だったかについて検討する。そのことを受けて、道徳教育の課題について考える。
4 4 小学校「道徳」教科書の教材の検討 小学校「道徳」教科書に掲載されている教材を一つ取り上げ、模擬授業的に授業を行って、その教材の教育的価値、授業化する際の注意すべき点などについて検討する。
5 5 中学校「道徳」教科書の教材の検討 中学校「道徳」教科書に掲載されている教材を一つ取り上げ、模擬授業的に授業を行って、その教材の教育的価値、授業化する際の注意すべき点などについて検討する。
6 6 中学校の道徳教育の実践(現職教員の特別授業) 現職の中学校教員を教員養成実地指導講師として招聘し、自らの道徳教育の実践(特別の教科道徳も含む)について報告してもらったうえで、グループワークを導入し、その実践から何を学ぶかについて語り合う。 実地指導講師
7 7 小学校の道徳教育の実践-安心できる教室づくり-(現職教員の特別授業) 現職の小学校教員を教員養成実地指導講師として招聘し、何でも自由に発言するできる安心できる教室づくりの視点から、自らの道徳教育の実践について報告してもらったうえで、グループワークを導入し、その実践から何を学ぶかについて語り合う。 実地指導講師
8 8 防災教育と道徳教育 南海トラフ地震の発生可能性の高まりなど、防災・減災教育の課題の重要性が指摘されているが、「命の尊厳」の視点から、道徳教育の課題について検討するとともに、具体的な実践の在り方について考える。
9 9 小学校の道徳教育の実践-作文教育と道徳教育-(現職教員の特別授業) 現職の小学校教員を教員養成実地指導講師として招聘し、子どもたちが自らの思いを自由に表現した作文を活用する視点から、自らの道徳教育の実践について報告してもらったうえで、グループワークを導入し、その実践から何を学ぶかについて語り合う。 実地指導講師
10 10 新しい「道徳」授業の実践の検討-体験的参加型学習- 新しい特別の教科道徳の授業の実践を検討するために、「体験的参加型学習」による道徳の授業の実践事例を取り上げ、その特徴、成果、検討すべき課題について、グループワークを通して考える。
11 11 新しい「道徳」授業の実践の検討-モラル・ジレンマの授業- 新しい特別の教科道徳の授業の実践を検討するために、「モラル・ジレンマ」による道徳の授業の実践事例を取り上げ、その特徴、成果、検討すべき課題について、グループワークを通して考える。
12 12 新しい「道徳」授業の実践の検討-価値の明確化の実践- 新し新しい特別の教科道徳の授業の実践を検討するために、「価値の明確化」による道徳の授業の実践事例を取り上げ、その特徴、成果、検討すべき課題について、グループワークを通して考える。
13 13 道徳の授業プランを創る(1)小学校 小学校における自分がやってみたい道徳の授業づくりを目指して、学習素材からの教材化、指導案づくりを中心とした授業プランを創ることを行う。
14 14 道徳の授業プランを創る(2)中学校 中学校における自分がやってみたい道徳の授業づくりを目指して、学習素材からの教材化、指導案づくりを中心とした授業プランを創ることを行う。
15 15 新しい「道徳」授業の実践の検討-子ども哲学による授業- 新しい特別の教科道徳の授業の実践を検討するために、「子ども哲学」による道徳の授業の実践事例を取り上げ、その特徴、成果、検討すべき課題について、グループワークを通して考える。
16 16 試験 単位認定試験

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