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科目一覧へ戻る | 2025/03/31 現在 |
開講科目名 /Course |
近現代の世界史/History of Modern World | ||||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
L1100761_L1 | ||||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
教育学部/Faculty of Education | ||||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||||||||
曜限 /Day, Period |
金/Fri 1 | ||||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
前期/the former term | ||||||||||||||
単位数 /Credits |
2.0 | ||||||||||||||
学年 /Year |
1,2,3,4 | ||||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
三品 英憲/Mishina Hidenori | ||||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||||||||
教室 /Classroom |
東3号館中408/東3号館中408 | ||||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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三品 英憲/Mishina Hidenori | 教育学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
現在を生きる私たちにとっても「歴史問題」として色濃く影を落とす1930年代から40年代にかけての日本の歴史的展開を、世界史的視野のもとで概観する。その際には、特に日中関係やドイツを中心とするヨーロッパ情勢に目配りをしながら、日本の政治的指導者・軍事的指導者・世論が何をどのように認識し、どのような選択を行っていったのか、それがどのような結果をもたらしたのかといった問題について、適宜史料を提示しながら議論を進めていく。 |
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到達目標 /Course Objectives |
日中関係やヨーロッパ情勢など短期間のうちに極めて複雑な動きを見せた1930年代・40年代の歴史的な展開過程を、根拠に基づいて説明できることを目標とする。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
単位認定試験の成績で評価する。 |
教科書 /Textbook |
特になし。授業でレジュメを配布する。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
毎回の授業で提示する。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
就職活動を理由とする欠席・遅刻・早退は認めない(通常の欠席として処理する)ので注意すること。 なお、対面授業で実施します。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
特になし |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
特になし |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
本授業の授業計画に沿って、準備学習と復習を行ってください。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学習を求めます。1単位の学修のために必要な学修量は、授業時間と予習復習の時間をあわせて45時間と定められており、それぞれに見合う自主的学習時間が求められています。「履修手引」もあわせて参照してください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
特になし |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
(12)毎回の授業でカードを配るので、授業内容等について質問がある場合は積極的に記入して下さい。 |
オフィスアワー /Office Hours |
毎週火曜日・12:30~13:00(東3号館 南414三品研究室) |
科目ナンバリング /Course Numbering |
L03001J01000S1ζ1 |
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 1 | ガイダンス:1930年代・40年代を見る視点について | 戦前期の日本の選択が世界に与えた影響について問題提起する | |
2 | 2 | 満洲事変の概略と幾つかの「謎」 | 満洲事変に関しては、いくつかの「謎」が存在することを確認する | |
3 | 3 | 満洲事変前後の国際情勢-総力戦と対米認識- | 満洲事変がどのような世界観の下、何を目的として引き起こされたのか説明する | |
4 | 4 | アメリカ合衆国の世界戦略と日本-1920年代・30年代- | 1920年代におけるアメリカと日本の戦略の違いについて説明する | |
5 | 5 | 「独立国家・共和制国家としての満洲国」という選択と戦間期の世界秩序 | なぜ満州国が「独立国家・共和制国家」となったのかを説明する | |
6 | 6 | 1930年代・40年代の世界-世界恐慌と「強い指導者」- | 1930年代前半がどのような時代であり、各国では何が求められたのかを説明する | |
7 | 7 | 映像で見るヒトラーの台頭とヨーロッパ情勢 | ヒトラー、ナチスドイツがどのような方法で総力戦体制を構築しようとしたのかを映像資料を用いながら説明する | |
8 | 8 | 1930年代の日中関係-軍と政府による二元「外交」- | 1930年代の対中政策における日本内部のズレとその原因について説明する | |
9 | 9 | 盧溝橋事件と日中戦争 | 盧溝橋事件が、1930年代日本(特に陸軍)の対中政策の延長線上にあったことを理解する | |
10 | 10 | 中国の国家・党・社会にとっての日中戦争-総力戦と毛沢東 | 日本に総力戦を挑まれた中国社会が、どのように対応したのかを説明する | |
11 | 11 | 「ドイツ勝利」への危機感と日本-大東亜共栄圏構想- | 第二次世界大戦の勃発と、その後のドイツの快進撃が日本の選択に与えた影響について説明する | |
12 | 12 | アメリカ・ソ連・ドイツの動きと日本 | ドイツ優勢という状況に基づいた日本の選択が、アメリカ・ソ連に及ぼした影響について説明する | |
13 | 13 | 大東亜共栄圏構想と対米開戦 | 大東亜共栄圏構想が、どのような世界情勢と戦略の下で出されたのかを説明する | |
14 | 14 | 東南アジアの「独立」構想と「八紘一宇」 | 日本にとっての大東亜共栄圏構想の位置づけの変化とその原因について説明する | |
15 | 15 | まとめ-1930年代・40年代の日本の選択と新しい世界秩序- | この授業のまとめとして、戦間期における日米の対立は何が原因であり、アジア太平洋戦争におけるアメリカの勝利が何を意味したのかを説明する | |
16 | 16 | 単位認定試験 |