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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/29 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
国語学概説D/Introduction to Japanese LanguageD
時間割コード
/Course Code
L1100382_L1
開講所属
/Course Offered by
教育学部/Faculty of Education
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第3クォーター/3Q
曜限
/Day, Period
水/Wed 4
開講区分
/Semester offered
後期/the latter term
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
澤村 美幸
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
東2号館L102/東2号館L102
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
教育学部 2. 専門的知識や技能 7
教育学部 3. 課題解決力と自己学修能力 1
教育学部 4. 協働性とコミュニケーション能力 1
教育学部 5. 地域への関心と国際的視点 1

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
澤村 美幸 教育学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
現代では、方言を話す人を「かわいい」「かっこいい」などとポジティブに評価することが多々あるが、このような傾向は歴史的に見てかなり特殊なものである。日本において方言の社会的位置付けがどのように変遷してきたのか、日本人は方言をどのように意識してきたのかについて学ぶ。
到達目標
/Course Objectives
日本における地域方言の社会的位置づけの変遷や、方言が現代においてどのように活用されているかについての一定の知識を得られていること。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
授業における課題(ミニレポート) 50%、単位認定試験 50%
教科書
/Textbook
特に指定しない。
参考書・参考文献
/Reference Book
澤村美幸(2023)『方言と日本のこころ』NHK出版
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
特になし。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
国語学概説Cを受講済みであることが望ましい。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
国語学概説A・国語学概説B・国語学概説C
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
本授業の授業計画に沿って、準備学習と復習を行ってください。さらに、授業内容に関連する課題に関する調査・考察を含めて、毎回の授業ごとに自主的学習を求めます。 1単位の学修のために必要な学修量は、授業時間と予習復習の時間をあわせて45時間と定められており、それぞれに見合う自主的学習時間が求められています。「履修手引」もあわせて参照してください。
その他連絡事項
/Other messages
特になし。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
(7)発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習
オフィスアワー
/Office Hours
水曜3限 南213
科目ナンバリング
/Course Numbering
L02071J01000S1Δ2
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1 ガイダンス 授業全体のガイダンス
方言は「かわいい」?「恥ずかしい」?ー方言をめぐる現代人の意識
2 2 方言ラップを聴いてみよう(前編) 山形方言で歌われたラップを聴き、方言の地域的多様性について学ぶ。
3 3 方言ラップを聴いてみよう(後編) 山形方言で歌われたラップが作成された背景を知り、地域により伝統的方言が衰退してきている現状について学ぶ。
4 4 平安貴族が方言に向ける視線 『源氏物語』の記述から、平安貴族が方言をどのようなものとして意識していたのかを学ぶ。
5 5 鎌倉時代~江戸時代の日本人は方言をどう見ていたか 鎌倉時代~江戸時代の資料から、当時の日本人が方言をどう意識していたのかを学ぶ。
6 6 近代化の中で抑圧される方言 明治という時代の中で、方言は「撲滅すべきもの」「強制すべきもの」として教育現場で厳しい指導がなされたことについて学ぶ。
7 7 方言の地位が劇的に変化する 方言がポジティブな存在として劇的な変化を遂げた1980年代~2000年代における方言の存在について学ぶ。
8 8 注目を集める手段としての方言 方言用いることで人々の注目を集めることに成功している具体例を学ぶ。
9 9 方言が結ぶ人々の絆 東日本大震災などにおいて方言で書かれたメッセージが多く見られたように、方言が現代において地域を結ぶ絆としての機能が多く認められることについて学ぶ。
10 10 方言の記録・保存のための活動 消滅の危機に瀕した方言の記録・保存に取り組む研究者たちの活動について学ぶ。
11 11 方言ステレオタイプ 東北方言=田舎者、などと、ある方言を話す人には特定のイメージが結びつくことがあるが、こうした方言ステレオタイプがどのように生まれてきたのかについて学ぶ。
12 12 ヴァーチャル方言 現実には用いられることのない伝統的な方言が、アニメやマンガの世界で用いられる現象について学ぶ。
13 13 関西方言化する若者たち 関西方言話者でないにもかかわらず関西方言を日常的に取り入れる現象が若年層を中心に広まっているのはなぜかについて学ぶ。
14 14 方言で味わう名著 方言訳された名著を読み、原作とどのような点が違っているか、方言で訳すことでどのような特徴が加わっているかについて知る。
15 15 あなたにとって方言とは何か? 授業を通して、日本の中での方言の存在をどのように捉え直したか、各自の考えをまとめ、発表する。

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