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科目一覧へ戻る | 2021/09/16 現在 |
開講科目名 /Course |
専門研究Ⅱ/Graduate Seminar Ⅱ |
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時間割コード /Course Code |
E2F91002_E4 |
開講所属 /Course Offered by |
経済学研究科/Graduate School of Economics |
ターム・学期 /Term・Semester |
2021年度/Academic Year 第3クォーター/3Q |
曜限 /Day, Period |
水/Wed 5 |
開講区分 /Semester offered |
後期/the latter term |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
岩田 英朗 |
科目区分 /Course Group |
_ |
授業形態 /Lecture Form |
演習 |
教室 /Classroom |
E-202教室/E-202 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
岩田 英朗 | 経済学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
日本語の"情報"には,英語における information と intelligence という2つの意味が含まれています。情報科学とは information を intelligence へと昇華させる技術の探求であり,人間活動の根源に迫る学問の一つです。情報科学には,人間の五感が認識した様々な情報を脳が「認知」するメカニズムを解明し,その一部または全てをコンピュータに代用させようという理念も含まれます。一般に,人工知能(AI)と呼ばれる技術もこの中に含まれます。 経済活動の根源である人間を分析し,その意識変化や行動のメカニズムを解明するという点では,情報学は全ての学問に共通します。また,社会における情報の価値は非常に大きく,個人のみならず企業・自治体・国家も等しく情報に隷属していると言って過言はありません。情報科学に関する知識の修得は,将来,いかなる職業に就こうとも決して無駄になりません。 特に昨今は,big dataに基づくデータマイニング(Data mining)に注目が集まっています。情報通信技術の発達による情報通信機器の小型化・低価格化によって,我々の活動それ自体が仔細に記録されデータとして保存される時代になっています。それらbig dataを分析・解析することによって自然現象や人間行動に基づく新たな連関性を発見し,社会制度や社会構造等を改革・革新しようという動きが活発化しています。このような時代の潮流を理解するに必要な知識の修得および修得した知識の有効活用を目指します。 専門研究Ⅱでは専門研究Ⅰに引き続き,現代社会における様々な課題・問題の解決手法に関する研究を行ってもらいます。 研究の過程で,情報管理・情報処理が社会の様々な側面で活用されている実態を能動的に学んでいただきます。 その上で,自身の研究を修士論文としてまとめる準備を始めてもらいます。 自分が設定した研究テーマに関係する先行研究の調査結果および研究進捗状況を授業内で発表してもらいます。また、その発表に基づくディスカッションも実施します。 研究の成果は,レポートにまとめ,提出を求めます。 |
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到達目標 /Course Objectives |
・自身が設定した研究課題に関する学術論文を収集・分析し,その内容を適切に理解できる。 ・学術論文の記述内容を他者に効果的に報告できる。 ・論理的思考に基づくディスカッションを行うことができる。 ・研究計画を立案し,同計画に基づいて計画的に研究を行うことができる。 ・研究内容を論文としてまとめることができる。 |
教科書 /Textbook |
特になし |
参考書・参考文献 /Reference Book |
授業内で随時提示します。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
本授業は,修了後に社会で活躍するために必要な知識と科学的思考能力を養う,との目標を掲げています。皆さんの努力に期待します。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
大学院設置基準では大学(教員)に対し、学生の単位修得に際しては十分な自主的学修時間を提供するよう求めています。 従って本授業においても、「授業計画」や「成績評価の方法」で示した予習やレポート作成等の授業時間外学修を求めます。 これら自主的学修を怠った場合は、単位修得が不可能になることを十分に認識してください。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
パソコン必携化(BYOD)に基づき,自身が用意したコンピュータを利用して授業を進めます。 授業は,自身のコンピュータを必ず準備して望んでしてください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
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科目ナンバリング /Course Numbering |
E502001XJ |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
達成目標の達成度を測るため以下の三点を基準に総合的に評価します。ただし,割合はおおよその値です。 ・ 授業内でのディスカッションへの参加姿勢(10%) ・ 研究を進めるために必要な計画性(15%) ・ 修士論文作成に向けた研究の成果をまとめたレポート(75%) |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
本授業では,以下の取り組みを授業内に取り入れています。 ・自主演習 ・発見学習 ・普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し,学生自らが合理的な解を導き出す学習 ・学生自らが具体的なテーマや対象を設定する学習 ・学生自らが実施する調査やトレーニングを必要とする学習 ・発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習 ・学生による発表をともなう学習 ・複数の領域にまたがる解法を必要とする学習 ・学生が自身の学修進展の状況や到達レベルなどを客観的に把握・確認できる仕掛けをともなう学習 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
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オフィスアワー /Office Hours |
授業開講時: 前期:火曜日・12:20~13:00,後期:水曜日・12:20~13:00,訪問先:西3号館 308号室 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 研究の成果は,レポートにまとめ,提出を求めます。 論文は通常,以下の構成となっています。 1.研究の目的(本研究を実施する社会的意義の証明) 2.研究の背景(同一領域分野や関連分野における,先人の研究内容の紹介等) 3.研究の実施方法の紹介 4.研究結果の提示 5.考察 6.今後の課題 第1回から第8回では,研究計画に基づいて夏季休暇中に実施した研究をベースとして.1.と2.の内容を深めるための学修を実施します。具体的には,既存の研究について記した報告書や論文を授業内で紹介してもらいます。その上で,それら論文や報告書から得た知見について文書で報告してもらいます。 それと並行して,自身の研究を推進させ,適時発表してもらいます。 また,他者の上記発表に対する質疑応答を積極的に実施するだけでなく,他者の研究に関するコメントやアドバイスを必須とします。これにより,自身の研究分野のみならず,本授業履修者個々の研究分野に対する知識・理解を深めてもらいます。 以上を踏まえ、研究成果を纏めた報告書の提出を求めます。 |