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科目一覧へ戻る | 2024/09/12 現在 |
開講科目名 /Course |
フード・サプライチェーン・マーケット/Food Supply Chain and Market | ||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
E2F28006_E1 | ||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
経済学研究科/Graduate School of Economics | ||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||||
曜限 /Day, Period |
月/Mon 2 | ||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
戴 容秦思 | ||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義・演習 | ||||||||||||
教室 /Classroom |
西2号館E104/E104 | ||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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戴 容秦思 | 経済学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
農業者と食品事業者は情報の共有化や物流の効率化によってサプライチェーンが形成されるようになり、相互の提携関係も強くなった。しかし、サプライチェーンは効率性を追求し価格競争に対応するようになりがちであり、しばしば生産者・産地への利益配分でWin-Winの関係が維持されなくなる。本授業では、フードサプライチェーンをめぐるイノベーションの理論を概観し、フードサプライチェーンの基本問題、地域再生との関係性について、事例を取り上げながら考えていく。本授業を受講することにより、現代農産物・食料の市場・流通に関する知識を習得し、関連の社会的事象や事柄について基本的な分析ができるようになることを目標とする。 |
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到達目標 /Course Objectives |
本授業を通して、学生は以下のことができるようになることを期待する。 ① 現代におけるフードサプライチェーンに関する基本概念と理論を理解し、自分の言葉をもって説明・記述できる。(知識) ② 授業で取り上げた事例と自ら観察した身近の事象に関連付けながら、①をふまえてフードチェーン構築の観点から評価できる。(知識、技能) ③ ①と②の成果を適切な方法で正確にアウトプットできる。(技能) |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
授業各回のリフレクションシート50%、期末レポートまたはプレゼンテーション(資料+口頭)50%で評価し、60%以上で合格とする。 評価観点/尺度: ①課題のテーマおよび要求に対応している ②学習した内容について知識を有している ③学習した内容に関連する社会的事象について正しく説明している ④自分自身の見解について記述している ⑤論理的で分かり易く記述している 評価基準:6段階評価 0点:なし 2点:乏しい 4点:やや乏しい 6点:ある程度認められる 8点:認められる 10点:十分に認められる |
教科書 /Textbook |
各回の授業で資料を配布します。必要に応じ、追加資料を随時配布します。 |
参考書・参考文献 /Reference Book |
新山陽子編『フードシステムの構造と調整』昭和堂、ISBN978-4-8122-1910-2、本体3,800+税。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
履修者の状況により授業内容の微調整することもあるので、必ず初回のオリエンテーションに出席するようにしてください。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
対面授業の場合:リフレクションシートは授業の都度紙媒体で提出する。プレゼンテーション資料や期末レポートは、メール若しくはTeamsによる提出とする。提出時期と具体的な提出方法等に関する通知に注意してください。 遠隔授業の場合:いずれもTeamsによる提出とする。提出時期と具体的な提出方法等に関する通知に注意してください。 農産物・食料の市場と流通に関心のある大学院生の受講を歓迎する。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
特になし |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
授業時間外学習として毎回4時間を確保し、以下のことを行ってください。 ①配布資料、参考資料等を用いて事前予習、事後復習を行う。 ②スーパーやコンビニなど身近な産業でどんな商品を扱っていいるのか、そのサプライチェーンはどういう構造になっているのかについて観察し、調べる。 |
その他連絡事項 /Other messages |
感染症拡大の影響でやむを得ず遠隔授業に変更した場合: 主にTeams(オンデマンド型・動画)を使用して授業の資料、課題等を指示する。 基本的には、各回授業のある曜日・時限までに教材を公開する。 学習は、毎週行うことが望ましい。 教材は、授業時間終了後も利用できるようにするが、教材の種類によってはその限りではない。 課題の期限は延長しない。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
授業中に、レクチャーをふまえた学習活動(ペアワークやディスカッション等)、受講生によるプレゼンテーションを取り入れる予定なので、積極的に参加してください。 【「アクティブ・ラーニング」実施要項⑧、⑩】 |
オフィスアワー /Office Hours |
非常勤講師であるため、対面での問い合わせは授業前後の対応のみとなる。 授業前後以外の時間は、メールで質問等を受け付ける。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
E41014J11109S515 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 第1回 (10月7日10:50-12:20) | オリエンテーション | 本授業のねらい、進め方、皆さんがこの授業で達成すべきゴールおよび成績の評価方法について共有する。 | PC・プロジェクター使用 |
2 | 第2回 (10月15日10:50-12:20) | (理論篇)フードシステムの現段階 | 食料経済、フードシステムに関する基本概念について学習する。 | PC・プロジェクター使用 |
3 | 第3回 (10月21日10:50-12:20) | (理論篇)食品流通の仕組みと動向 | 食品流通の仕組み、流通機構とその動向について学び、考える。 | PC・プロジェクター使用 |
4 | 第4回 (10月28日10:50-12:20) | (事例篇)伝統産品:梅干しのフードシステム | 「梅干し」というコモディティのサプライチェーンを概観することで、フードシステムの構造への理解を深める。 | PC・プロジェクター使用 |
5 | 第5回 (11月6日10:50-12:20) | (理論篇)取引におけるパワーバランス問題 | フードシステムにおける市場市場支配力・垂直的関係及び農協の役割について考える。 | PC・プロジェクター使用 |
6 | 第6回 (11月11日10:50-12:20) | (事例篇)牛乳価格と酪農家の疲弊 | 牛乳を事例に、小売業者の低価格販売、消費者の価格判断について学び、価格設定に問われる事業者の社会的責任について考える。 | PC・プロジェクター使用 |
7 | 第7回 (11月25日10:50-12:20) | (事例篇)生協産直における価格形成方法の実態 | 京都生協と生活クラブの産直牛乳取引を事例に、産直取引による価格形成の仕組みについて確認し、一般小売業者との比較を通して理解を深める。 | PC・プロジェクター使用 |
8 | 第8回 (12月2日10:50-12:20) | ディスカッションと総括 | これまでの学習内容をひと通り目をとおし、どこまで理解できたかについて自己評価を行い、特に理解しにくかった内容を洗い出す。3-4人毎にグループ分けし、自己評価の結果を共有し、特に理解しにくかった内容について話し合う。話し合ってもなお理解しにくい点を全体で共有し、議論する。最後に教員による総括を行う。 | PC・プロジェクター使用 |