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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
イノベーション・マネジメント/Innovation management
時間割コード
/Course Code
E2F26001_E1
開講所属
/Course Offered by
経済学研究科/Graduate School of Economics
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第4クォーター/4Q
曜限
/Day, Period
水/Wed 3
開講区分
/Semester offered
第4クォーター/4Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
高岡 伸行
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
西1号館第二講義室/Room No.2,2F Bldg. West1
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
経済学研究科 高度な専門性と研究力 5
経済学研究科 協働性と倫理性 3
経済学研究科 地域への関心とグローバル視点 2

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
高岡 伸行 経済学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
ビジネス・システムの編成と価値創出メカニズムに関する事象を対象に,イノベーションの創発特性とその創出戦略に関する知見を提供し,当該知見を学修してもらう。意思決定論,組織学習論,知識創造論などの学問領域の知見を応用し,多様なステークホルダーのビジネス(事業および企業)への巻き込み方とその調整(=関係性の形成,維持,再編)を通じて,いかにイノベーション創発を促進するコンテクストやプロセスを照射・コーディネイトするか,それらと企業価値創造に関する諸見解(企業財務の諸知見,手法)との関係を中心に解説し,受講生に学修してもらう。
企業の価値創出の問題を扱うので,企業ファイナスの企業価値最大化の概念や算定枠組みに関しても取り扱う。こうした知見との対比を前提にするため,企業ファイナスの知見を有していること。復習程度にしか講義では触れない。
なお講義の進捗状況によっては,各回の順番が入れ替れる場合がある。
到達目標
/Course Objectives
「授業の概要・ねらい」に記した知見の習得を確認するための成績評価参考試験に受講生が臨み,合格に足る回答を記述する知見の提供・獲得。獲得度は成績評価参考試験の点数で判断する。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
成績評価参考試験99%
当該試験は7回目もしくは8回目に実施する。
単位認定を希望する者はどちらが試験実施日になっても対応できるよう予定を確保しておくこと。

教科書
/Textbook
特に使用しない。
参考書・参考文献
/Reference Book
桑島健一・高橋伸夫 [2001] 『組織と意思決定』,朝倉書店
生天目 章 [2001] 『戦略的意思決定』,朝倉書店
ウェンガー他著,野村恭彦他訳 [2002] 『コミュニティー・オブ・プラクティス』,翔泳社
野中郁次郎・西原文乃 [2017] 『イノベーションを起こす組織』,日経BP
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
経済新聞・ニュースを毎朝・毎晩チェックすること。講義の配付資料・掲示資料の無断撮影・録音・録画,複写・転写・転載等は著作権侵害に当たる可能性があるので,厳禁。またレポートや提出課題には,必ずページまで特定し得る引用先を記した出典・書誌を添えること。盗作・盗用,ねつ造・改ざん,コピペをしていると疑わしきモノは受理しない。これらが発見・発覚した場合は,不正行為として扱う(単位認定しない/取り消す)。ここに注意事項として記載しているであるので,「知らなかった」という言い訳は受け付けない。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
グルーバル・ビジネス・マネジメントプログラム所属の学生であること。それ以外の者は必ず事前に相談すること。

<重要>企業の価値創出の問題を扱うので,企業ファイナスの企業価値最大化の概念や算定枠組みに関しても取り扱う。こうした知見との対比を前提にするため,企業ファイナスの知見を有していることROIC,WACCを用いる場合があるので,財務諸表:貸借対照表,損益計算書,キャッシュフロー計算書,そして株主資本等変動計算書)の解読,損益分岐点分析等ができること)。経営戦略論,経営管理論等経営学の学部レベルの基礎知識(経営学検定2級程度)を有していること。
状況によってオンラインやオンデマンド講義となる可能性があることを了承の上受講登録を判断してもらう事。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
グルーバル・ビジネス・マネジメントプログラムの各科目。
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
2回目以降,事前回の資料を見直し,各自の作成したノートのまとめ,要点を復習しておくこと。また課題等が提出されている場合は,当該課題出題日の講義と提出日の講義の各内容との関連性,出題の意図などを推測,関連づけを行うこと。
その他連絡事項
/Other messages
講義はオンラインや非接触ネットワーク関係における組織化能力・スキルの獲得,向上をも意図してハイブリッド(対面,オンライン,オンデマンドの併用)で行う場合がある(対面,オンライン実施分の内容はオンデマンドでも1週間程度公開する)。教育サポートシステムやMoodle等で告知するので,十分留意すること。なお成績評価参考試験は可能な限り対面(経済学部内の施設)で実施する。配布資料は該当日の板書と同等物のため,該当日以外は配布しない(DL可能資料は当該講義時間中のみ配信する)。 講義の配付資料・掲示資料の無断撮影・録音・録画,複写・転写・転載等は著作権侵害に当たる可能性があるので,厳禁。またレポートや提出課題には,必ずページまで特定し得る引用先を記した出典・書誌を添えること。盗作・盗用,ねつ造・改ざん,コピペをしていると疑わしきモノは受理しない。これらが発見・発覚した場合は,不正行為として扱う(単位認定しない/取り消す)。ここに注意事項として記載しているであるので,「知らなかった」という言い訳は受け付けない。
講義中の課題や宿題等は指定の提出日のみ受理する, 提出物は指定の様式を遵守したもののみを受理する。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
配布資料をプリントアウトし,講義を聴く中で,必要事項を書き足し,メモをとり,自分でノートを完成させること。メモをとる際,配付資料毎の設定課題と資料内の各記述・知見との関係を意識すること。知識をそれ自体個別に理解するのではなく,各知見が位置づけられる前提や文脈との関係を体系化してメモをとること。
オフィスアワー
/Office Hours
前期:火曜日12時30分~13時,後期:火曜日12時30分~13時
場所:Meeting for office hour(Takaoka)(アクセスコード:3h0p2lc)。Teamsを起動し,左記会議室名を検索し,アクセスコードを入力して入室すること(なお,急ぎでない場合は,Teams内のチャットやメールでの質問もOK。メールやチャットでの問合せは上記オフィスアワー時間外でもOK)。
科目ナンバリング
/Course Numbering
E07084J11109G525
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 イントロ:企業価値の創出とイノベーション 基本構成の概説,企業価値創出に関する諸パースペクティブ(ファイナンス,戦略論等)とイノベーションの関連性を示し,本講義の基本枠組みとして提示する。
2 第2回 啓発された価値最大化というパースペクティブ 啓発された価値最大化と企業価値最大化論の関係と差異の解説し,学修してもらう。
3 第3回 イノベーション・ドライバーとしてのCSR CSR指向のステークホルダー・マネジメントの関係性をイノベーションマネジメントの枠組み位置づけ,その構造やプロセスを受講生に学修してもらう。
4 第4回 ペイシェントキャピタルのファイナス構造 社会的責任ビジネスのシステム・イノベーション例としてペイシェントキャピタリストのファイナンス・メカニズムを学修してもらう。
5 第5回 ソーシャルビジネスの価値創出メカニズム 社会的責任ビジネスの制度設計がEVA創出に与えるメカニズムを学修してもらう
6 第6回 コレクティブ・インパクトのフィランソロピー価値 コレクティブ・インパクトにおける資本コストの寄附効果の構造,メカニズムを学修してもらう。
7 第7回 単位認定試験とまとめ 補足後,単位認定試験を行う。
8 第8回 まとめと単位認定試験(予備日) 7回前に試験を実施し得た場合,講義の全体の補足とまとめ(復習)を行う。

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