![]() ![]() |
科目一覧へ戻る | 2025/04/01 現在 |
開講科目名 /Course |
経営戦略/Strategic Management | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
時間割コード /Course Code |
E2F16002_E1 | ||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
経済学研究科/Graduate School of Economics | ||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/Academic Year 第1クォーター/1Q | ||||||||||||
曜限 /Day, Period |
月/Mon 2 | ||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第1クォーター/1Q | ||||||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
西釜 義勝/NISHIGAMA Yoshimasa | ||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義・演習 | ||||||||||||
教室 /Classroom |
西1号館第二講義室/Room No.2,2F Bldg. West1 | ||||||||||||
開講形態 /Course Format |
|||||||||||||
ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
|
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
西釜 義勝/NISHIGAMA Yoshimasa | 経済学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
経営戦略とは、「企業の将来像とそれを達成するための道筋」のことを意味し、企業全体の発展方向とそれに必要な経営資源の配分を決める「企業戦略(全社戦略)」と、それぞれの事業で他の企業とどのような形で競争するかを明らかにする「競争戦略(事業戦略)」に大別できる。 本講義では、それらの考え方と仕組みを学習する。多くの事例を示すことで、受講生が理論と実践を統合した複眼的視点を構築できることを目指す。 |
---|---|
到達目標 /Course Objectives |
・経営戦略の用語の意味について理解できる。 ・経営戦略の諸概念、その生成された背景および歴史について理解できる。 ・経営戦略における仕組みについての基本的知識を修得し説明できる。 ・企業の経営戦略の現況を説明できる。 ・現代社会におけるマネジメントの変容を理解できる。 ・自らの暮らしを豊かにするためのヒントを得る。 ・企業活動での現象を総合的に理解し考察するための事実の見方を修得できる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
・最終レポート:50% ・課題レポート:20% ・小テスト:10% ・授業への参加意欲:20% |
教科書 /Textbook |
嶋口充輝・内田和成・黒岩健一郎編著『1からの戦略論 (第2版)』碩学舎. |
参考書・参考文献 /Reference Book |
・適宜、講義中に紹介します。 味香興郎・藤井一郎・澤田兼一郎編(2017)『【改訂版】業種把握読本-時代の潮流を的確に把握し、勝ち残るための戦略を立てる』金融ブックス株式会社. |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
1)事前学習・事後学習を行うこと。 2)疑問点があれば、質問をして早期の解決を図ること。 3)新聞、ニュースなどに目を通す習慣を身に付け、社会の動向を把握できることが望ましい。 4)メモをとる習慣を身に付けること。 5)身の回りで起きている現象に日頃から関心を抱き、自らの考え方をしっかりと持つこと。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
・幅広い教養やスキル ・専門的知識・技能、職業理解に対する姿勢 ・課題発見能力 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
経営学分野の諸科目(経営管理論、国際経営、消費者行動、マーケティング、生産管理、イノベーションマネジメント等)と内容的に深く関係するため、これらの諸科目についても受講することが望ましい。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
「授業外学修課題」に取り組むことに加え、その回の授業の内容を丁寧に復習し、次回の授業に向けて予習をすること。 |
その他連絡事項 /Other messages |
・オフィスアワーや講義時間の前後以外で質問がある場合は、メールで受け付ける。メールには必ず件名、氏名、所属を明記すること。 ・講義終了後のコメントカードで質問等を受け付ける。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
講義はパワーポイントを使用して実施する。また、適宜映像資料やディスカッションの時間を持ちながら講義を進める。 |
オフィスアワー /Office Hours |
時間:火曜日3限 場所:研究室 ・上記以外の場合、申し出て下さい。 ・講義時間の前後以外で質問がある場合は、メールで受け付ける。メールには必ず件名、氏名、所属を明記すること。 ・講義終了後のコメントカードで質問等を受け付ける。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
E07084J11109E525,E07084J11109B525,E07084J11109R525,E07084J11109G525,E07084J11109P525,E07084J11109S525 |
実務経験 /Practical Experience |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | イントロダクション:講義の進め方の説明と経営戦略論を学ぶ意義 | 本講義の目的や進め方、評価方法、スケジュール、約束事といった概要について説明する。さらに、講義で取り上げる「経営戦略」とはどのようなものであるのか、経済と経営の違いを把握した上で、経営学における経営戦略論の位置づけを確認し、事例を基にイメージをつかみ、学ぶ意義を受講生との間で共有する。 経営戦略とは、「企業の将来像とそれを達成するための道筋」のことを意味する。企業全体の発展方向とそれに必要な経営資源の配分を決める「全社戦略(企業戦略)」、それぞれの事業で他の企業とどのような形で競争するかを明らかにする「事業戦略(競争戦略)」に大別できる。この2者について概説する。 |
|
2 | 第2回 | 経営戦略の役割 企業の発展と経営戦略 |
企業経営における経営戦略の位置づけについて学習する。 | |
3 | 第3回 | 経営戦略の概要 経営戦略の概念と体系、戦略策定のプロセス |
「経営組織における戦略とはどのような概念であるのか」ということについて、事項を学習する。 | |
4 | 第4回 | 製品開発論 アーキテクチャ論 |
企業において、技術と市場をつなぐ流れを生み出す活動について学習する。 | |
5 | 第5回 | イノベーションマネジメント イノベーションと企業戦略 |
経営組織における戦略とは、どのような概念であるのか、組織のレベルに対応した戦略の階層構造、戦略は計画的に策定されると同時に創発的に形成されるという特性から経営戦略論の視点について身近な事例を基にイノベーションとの関連性から解説する。 | |
6 | 第6回 | 新製品開発 | 企業が新製品を開発する時に、自社内の研究開発資源だけを活用するのではなく、顧客や他企業などが有する社外の知識や技術を積極的に取り入れていくことの重要性について学習する。 | |
7 | 第7回 | 戦略論の歴史 戦略論の萌芽、戦略の体系化、RBVの発展 |
戦略という用語は1960年代に文献に登場し始め、70年代にシステマティックな実証分析という研究方法と、社会科学の様々な理論をベースに体系化され、ポジショニング戦略と資源ベース戦略の登場によって、外部環境と企業内部の分析を統合して、戦略を構築する枠組みが整ってきたことについて歴史的視点から学習する。 | |
8 | 第8回 | まとめ:経営戦略論の展望 | これまでの講義で学習した内容を振り返り、経営戦略論を学ぶ意義と要点を確認する。また、事前に講義の中で受講生に調べ学習として、経営戦略の理論と実践を結びつけてもらえる内容のレポートを提出してもらう。自らの考えた内容を発表してもらい、全員で議論を深めてから、最後に担当教員が総括する。 |