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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/12 現在

基本情報/Basic Information

遠隔授業(授業回数全体の半分以上)の場合は、科目名の先頭に◆が付加されています(2023年度以降)
開講科目名
/Course
監査論/Auditing
時間割コード
/Course Code
E2F15006_E1
開講所属
/Course Offered by
経済学研究科/Graduate School of Economics
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  第3クォーター/3Q
曜限
/Day, Period
月/Mon 5
開講区分
/Semester offered
第3クォーター/3Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
藤原 靖也
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom
西2号館E104/E104
開講形態
/Course Format
ディプロマポリシー情報
/Diploma Policy
要件所属
/Course Name
ディプロマポリシー
/Diploma Policy
DP値
/DP Point
経済学研究科 高度な専門性と研究力 5
経済学研究科 協働性と倫理性 3
経済学研究科 地域への関心とグローバル視点 2

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
藤原 靖也 経済学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
現状、経済社会を揺るがすような会計不正事件が後を絶たない。このことを背景に、一方では会計監査人の行う外部監査のあり方が問われ続け、それに伴い監査制度も改訂が続いている。他方、会計不正事件は監査だけの問題にとどまるものではない。なぜ会計不正が絶えないのか等を深く検討するためには、監査の表面的な理解にとどまらず監査を取り巻く諸問題に関する広範な理解が欠かせない。
そこで本講義では、例えば監査制度のあり方、不正が起こる要因等につき実例を交えつつ検討することを通じ、監査のあり方・課題等に関して議論することができるようになることを目的とする。
到達目標
/Course Objectives
修士課程レベルの監査論に関する専門的知識を修得するとともに、会計監査や内部統制監査に係る課題を論じることができるようになることを目的とする 。
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
(1)講義への貢献度・プレゼンテーションファイルの内容(30%),(2)中間レポート評価(40%)および(3)最終レポート課題(30%)により評価する。うち,(1)についてはプレゼンテーションファイルのレベルに合わせ評価する。(2)については提出されたレポート課題の総点数(各回100点満点)を加重平均し,総点数の40%になるよう評価する。(3)については提出されたレポートのレベルに応じ評価する。なお,当該レポート課題の提出は単位の認定要件であり,最終レポート課題を指定した期日までに提出しない場合、単位は認定しない。
教科書
/Textbook
伊豫田隆俊・松本祥尚・林隆敏(2022)『ベーシック監査論(九訂版)』同文舘出版
※その他,監査基準・監査基準委員会報告書等の資料を適宜使用する(Web上で無償公開されています)
参考書・参考文献
/Reference Book
例えば以下が参考になる。
吉見宏(2018)「会計不正事例と監査」同文舘出版
山浦久司(2022)「監査論テキスト(第8版)」中央経済社
盛田良久ほか(2020)「スタンダードテキスト監査論(第5版)」中央経済社

履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
事前・事後課題の提出と学術的な批評が講義の中心となる。会計学・会社法を含む法学ならびに企業倫理を含む経営管理分野が本講義の理解の前提となることに留意されたい。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
すでに会計学・会社法・企業倫理および監査論の基礎知識を有していることを前提として講義を行うため,知識が不足している者は基本書を用い補っておくこと。
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
財務会計論、原価計算論、会社法、企業倫理等。
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
事前準備・事前/事後課題をしっかりとこなすこと。
その他連絡事項
/Other messages
・教材はテキスト、基本的に事前に提示する資料および教員・受講生により作成されたプレゼンテーションファイルからなる(これらのファイルは基本的に講義期間内であればいつでも閲覧することができるものの,教材の種類・性質によってはこの限りではない。)。
・監査制度の改訂が続いている関係上、制度面に関しては講義内で補足する。
・また,進捗状況等によっては、講義内容等を変更する場合がある。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
学生による発表・議論を主とし、演習内容や思考力を身に着ける一助とする。

※該当する「アクティブ・ラーニング・ガイドライン」の項目:
・普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し,学生自らが合理的な解を導き出す学習
・発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習
・学生による発表をともなう学習、複数の領域にまたがる解法を必要とする学習
オフィスアワー
/Office Hours
基本的に火曜3限・西3号館420研究室にて対応する。
科目ナンバリング
/Course Numbering
E07104J11109A535
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考(担当)
/Notes
1 第1回 監査制度の概要と機能(1) 監査制度について概観したうえで、監査の機能について検討を加える。
2 第2回 監査制度の概要と機能(2) 監査制度の現状と課題についてさらなる検討を加える。
3 第3回 リスク・アプローチ(1) 現在の会計監査の核となるリスク・アプローチについて概観する。
4 第4回 リスク・アプローチ(2) リスク・アプローチの概要についてさらなる検討を加えたのち、ケースを取り上げ議論を行う。
5 第5回 監査戦略の策定と監査の実施(1) 監査戦略の策定· 実施について概要を解説したのち、監査戦略立案に関するグループワークを行う。
6 第6回 監査戦略の策定と監査の実施(2) グループワークを踏まえ、監査の実施に関する理解を深める。
7 第7回 不正会計事件に関するケースの検討 不正会計が起こる要因についてグループワークを交え検討する
8 第8回 監査におけるAIの活用、本講義のまとめ 監査におけるAIの活用について検討を行った後、本講義のまとめを行う。

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