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科目一覧へ戻る | 2024/09/12 現在 |
開講科目名 /Course |
経営学史/History of Management Theories | ||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
E2F13003_E1 | ||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
経済学研究科/Graduate School of Economics | ||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||||||
曜限 /Day, Period |
木/Thu 2 | ||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
高見 直樹/Naoki Takami | ||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
演習 | ||||||||||||
教室 /Classroom |
西1号館第一講義室/Room No.1,2F Bldg. West1 | ||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高見 直樹/Naoki Takami | 経済学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
日本の経営学の歴史的な基礎は、Betriebswirtschaftslehle(「ドイツ経営学」もしくは「(ドイツ)経営経済学」)に負うところが少なくない。ドイツの経営学と日本の経営学の類似する点は、経営学原理、経営学総論のように非常に広範囲の内容を盛った経営学の体系を構築する点にある。 この講義のねらいは、ドイツの経営学の学説についての認識を深めることである。具体的には、「企業行動をモラルに合致する方向へ導くための道筋を示すことを課題とした諸研究の成果」を点検することである。なお、この講義では、日本語文献の輪読だけではなく、受講者の状況に応じて、ドイツ語文献についても親しむことも検討している。 |
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到達目標 /Course Objectives |
授業を通じて学習した理論について、その内容および問題点について説明することができる。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
成績評価は、「最終試験」、「レジュメ(もしくはレポート)の内容・提出状況」、「授業への参加の様子・議論の発言内容」によって、総合的に評価する予定である。 ・最終試験(100点)。 ・最終的な成績(=総合成績)が80点以上になるのは、「最終試験」の点数も、「レジュメ(もしくはレポート)の内容・提出状況」も、「授業への参加の様子・議論の発言内容」も全て良いことを条件とする。 ・「最終試験の点数」、「レジュメ(もしくはレポート)の内容・提出状況」、「授業への参加の様子・議論の発言内容」のうち、いずれかの評価が悪い場合には、最終的な成績(=総合成績)の点数が低くなる。 ・最終試験を受けなかった者は、単位を認定しない。 ・最終試験は、主に論述問題を予定している。 ・成績評価に関する詳細については、初回時に伝える。 |
教科書 /Textbook |
初回時に、受講生の、経営学史に関する学力を確認したうえで、以下の文献の中から、教科書を選んで輪読することを予定している。 まずは、上林憲雄[編著]『人間と経営』を輪読することを検討している。 ・経営学史学会監修 上林憲雄[編著]『人間と経営』文眞堂。 ・岡本人志『企業行動とモラル』文眞堂。 ・経営学史学会監修 片岡信之[編著]『経営学の基礎』文眞堂。 ・北野利信[編著]『経営学説入門』有斐閣新書。 ・Löhr,A.:Unternehmensethik und Betriebswirtschaftslehre. |
参考書・参考文献 /Reference Book |
・Steinmann,H./Löhr,A.:Grundlagen der Unternehmensethik. ・Bea,F.X./Dichtl,E./Schweitzer,M.(Hrsg.):Allgemeine Betriebswirtschaftslehre. ・岡本人志『ドイツの経営学』森山書店。 ・片岡信之/海道ノブチカ編『現代企業の新地平』千倉書房。 ・佐久間信夫/坪井順一 編『現代経営組織論の基礎』学文社。 ・経営学史学会 編『経営学史事典』文眞堂。 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
出席は、成績評価の前提とする。 ★初回に、教科書:上林憲雄[編著]『人間と経営』について、報告の担当箇所を決める。そのため履修希望者は、初回に必ず出席すること。やむをえず欠席する場合は、必ず事前に、本人が教員宛てにメールで連絡をすること。 2回目以降も、無断欠席は厳禁である。 レジュメの作成・報告の担当者の無断欠席は、単位を認定しない。 またこの講義では、受講生の状況に応じて、日本語文献の輪読だけではなく、ドイツ語文献についても親しみたいと考えている。 なお教科書については、まずは『人間と経営』を輪読し、担当者に報告して貰うことを検討している。 また、『企業行動とモラル』は、経営学史学会賞を受賞された名著であり、読みごたえのある文献である。そのため、難解な長文についても根気よく精読する気概のある学生には、是非この文献についても読んで報告をして貰いたいと考えている。 対面授業ではあるが、PCを使用する予定でいる。 日頃から、メールを確認するようにしておくこと。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
経営学に関する基礎的な知識(経済学部・経営学部・商学部等で習うレベル)を修得していること。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
「企業倫理」 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
教科書『人間と経営』をよく読み、予習・復習をすること。 また報告担当者は、教科書の担当する章のレジュメを作成すること。 本授業では教科書や参考文献を精読し、レジュメの作成などの準備を行うので、その予習に相当な時間が要求されます。また、最終試験(主に論述式を予定)も実施するので、復習にも相当な時間が要求されます。 |
その他連絡事項 /Other messages |
対面授業ですが、PCを使用する。授業ではMoodleも利用します。 報告担当者には、レジュメを作成し、事前に教員に配布し報告をしてもらいます。 報告担当者が作成したレジュメを、ムードルに掲載し、受講者で共有します。 最終試験(論述式)を実施します。 メールを確認するようにしておくこと。 初回の授業は必ず出席すること(報告箇所の担当を決めるため)。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し、学生自らが合理的な解を導き出す学習を行う。 「アクティブ・ラーニング」実施要項 ④ |
オフィスアワー /Office Hours |
火曜:12時40分~13時00分。高見研究室。 事前にメールで予約をしてください。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
E07084J11109B525,E07084J11109G525,E07084J11109P525 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 最終回に、最終試験を実施する予定である。 ・講義の全体の説明 ・報告担当者の割り当てを決める まず、上林憲雄[編著]『人間と経営』を輪読し、その後、状況に応じて、ドイツの経営学説に関する文献を輪読する。 担当者にはレジュメを作成してきてもらう。レジュメには、担当箇所の要約と問題提起を日本語で記してもらう。そしてその報告に基づいて、参加者全員で議論を行う。状況に応じて、日本語文献に加えてドイツ語文献についても触れることも検討している。 また、授業の順序についても、状況に応じて変更することもありうる。なお、輪読する文献については、教科書に指定した日本語文献に加えて、参考書・参考文献欄に記載した著書を追加することもある。 詳細については、初回時に伝える。 |
PCも使用 | ||
2 | 経営学史の意義と位置づけ 経営学史の研究対象について |
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3 | 科学的管理 人間の幸福と社会 |
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4 | ドイツ経営学の生成と確立 | PCも使用 | ||
5 | ドイツ経営学・人間中心思考の発展 | PCも使用 | ||
6 | 経営経済学におけるUnternehmensethikに関する学説 | PCも使用 | ||
7 | 経営経済学におけるUnternehmensdialogに関する学説 | PCも使用 | ||
8 | まとめと最終試験 | PCも使用 |