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科目一覧へ戻る | 2024/09/12 現在 |
開講科目名 /Course |
オペレーションズリサーチ/Operations Research | ||||||||||||
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時間割コード /Course Code |
E2F13001_E1 | ||||||||||||
開講所属 /Course Offered by |
経済学研究科/Graduate School of Economics | ||||||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第4クォーター/4Q | ||||||||||||
曜限 /Day, Period |
月/Mon 4 | ||||||||||||
開講区分 /Semester offered |
第4クォーター/4Q | ||||||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||||||
学年 /Year |
1,2 | ||||||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
芦田 昌也 | ||||||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義・演習 | ||||||||||||
教室 /Classroom |
西2号館E104/E104 | ||||||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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芦田 昌也 | 経済学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
コンピュータを利用しながら,オペレーションズリサーチの代表的な手法を学ぶ.まず,簡単な例題を対象に,問題のモデル化,解法の理解と問題解決を行う.次に,対象問題と解法の一般性のある理論的な理解へと展開する.最後に,表計算ソフトウェアを使用して解法を実装する.主にグラフ構造でモデル化できる問題を対象として授業で取り扱う.第1回から第3回を目途に経路探索問題を取り上げる.第4回は,グラフ構造に対するアルゴリズムを紹介する.第5回から第7回を目途に日程計画問題を取り上げる.第8回はまとめと単位認定試験であり,理解度を点検する. |
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到達目標 /Course Objectives |
・グラフ構造について理解する ・経路探索問題とはどのような問題であるか説明できる ・グラフ構造で街路環境を表現することができる ・最短距離と最短経路の算出方法を理解し,規模の小さな問題を解くことができる ・グラフ構造に対するアルゴリズムを知る ・日程計画問題とはどのような問題であるか説明できる ・アローダイアグラムでプロジェクトを表現することができる ・結合点に関する時刻,作業に関する時刻,全余裕時間,自由余裕時間,クリティカルパスを理解し,規模の小さな問題でそれらを算出することができる |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
課題および小テストの成績,単位認定試験の成績により評価する. ・課題および小テストの成績 50% ・単位認定試験の成績 50% |
教科書 /Textbook |
なし |
参考書・参考文献 /Reference Book |
長畑秀和「ORへのステップ」,共立出版,ISBN-13 : 978-4320017061 R.E Tarjan (著),岩野和生 (翻訳)「新訳 データ構造とネットワークアルゴリズム」,毎日コミュニケーションズ,ISBN-13 : 978-4839919313 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
授業内容の性質上,数式を用いた表現を避けることはできないけれども,現れる数式は決して複雑ではない.数式が表している意味を理解するように努めれば,十分に理解できると考えられる. 解法を修得してほしいが,公式のように覚えるのではなく,どのような計算(処理)をしているのかを理解することに重点を置いてほしい. |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
授業ではパソコンを使用する予定である.第3回,第6回の授業での使用を予定しているが,実際に必要になるときに,あらためて準備するよう伝える. |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
「ビジネスデザイン」 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
問題をモデル化し,そのモデルを操作することで解決する方法は,授業で取り上げた問題以外にも適用可能な方法である.日常的な課題の中には,この方法で解決できるものもある.研究課題においても,活用できるものがあるだろう.問題を数式で表現し,計算で解決するという視点で物事を捉えてほしい. 直感的に解決できた問題でも,数式で表現することはできないか,もし,数式表現できたなら,それを解く方法はどのようになるのか,そのような機会があれば考えてほしい. |
その他連絡事項 /Other messages |
原則として,対面授業を行う. ・授業に用いる資料・教材などは Moodle で提供する. ・課題の提出,小テスト・単位認定試験の受験も Moodle を利用する. ・課題の提出期間,小テストの受験期間は,原則として延長しない. |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
問題を図や数式を用いて表現することを意識すること.数式はそれが表している意味を考えるように努めること.数量の関係を表していることもあれば,計算方法を表していることもある.どちらも言葉で書くと,わかりづらいし煩雑にもなる.それを避けるために数式で表現しているから,自分で自分の言葉で数式の意味を文章にするつもりで読むように心がけるとよい. アクティブラーニングガイドライン (6)学生自らが実施する調査やトレーニングを必要とする学習 (9)複数の領域にまたがる解法を必要とする学習 |
オフィスアワー /Office Hours |
第2クォーター 月曜5限: 場所 西3号館 525室 または, ・授業の内容に関する質問は,Moodle のフォーラムで受け付ける. ・授業について個人的な事情が関係する質問・相談は Moodle のメッセージで受け付ける. ・いずれも,内容によってはすぐに回答できないことにご理解・ご了承ください. |
科目ナンバリング /Course Numbering |
E60023J11109E545,E60023J11109B545,E60023J11109R545,E60023J11109G545 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 第1回 | 経路探索問題(1) | グラフ構造について学び,街路環境をグラフ構造で表現する. | |
2 | 第2回 | 経路探索問題(2) | 最短距離と最短経路を算出する方法を学ぶ. | |
3 | 第3回 | 経路探索問題(3) | 表計算ソフトウェアを用いて算出方法を実装する. | |
4 | 第4回 | グラフアルゴリズム | グラフ構造に対する代表的なアルゴリズムを学び,経路探索問題の一般的な解法を知る. | |
5 | 第5回 | 日程計画問題(1) | アローダイアグラムを用いてプロジェクトを表現し,結合点に関する時刻を学ぶ | |
6 | 第6回 | 日程計画問題(2) | 作業に関する時刻,余裕時間の算出方法,ならびにクリティカルパスを学ぶ. | |
7 | 第7回 | 日程計画問題(3) | 表計算ソフトウェアを用いて算出方法を実装する. | |
8 | 第8回 | まとめと単位認定試験 | まとめと単位認定試験に取り組む. |