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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2021/09/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
民法〔総則〕B/Civil Law (General Provisions) B
時間割コード
/Course Code
E1G50004_E1
開講所属
/Course Offered by
経済学部/Faculty of Economics
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/Academic Year  第4クォーター/4Q
曜限
/Day, Period
水/Wed 1
開講区分
/Semester offered
第4クォーター/4Q
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
吉田 雅章
科目区分
/Course Group
_ 
授業形態
/Lecture Form
講義
教室
/Classroom

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
吉田 雅章 経済学部(教員)
授業の概要・ねらい
/Course Aims
民法は、人の経済生活に関する部分と、家族生活に関する部分とから成り立っており、民法典第1編総則は、民法典の形式からすれば民法全体の通則のように思われるかもしれないが、実際には、財産法に関する通則というべきであり、家族法である第4編親族・第5編相続に対しては、必ずしも通則性を有するものではない。しかも、第1編総則を勉強すれば、第2編物権・第3編債権を勉強しなくても財産法の大体の全体像がわかるというものでもなく、総則・物権・債権すべてを勉強してやっと財産法の輪郭がわかりはじめるといって過言ではない。さらに、実に抽象的な専門用語を記憶しなければならず、極めて難解なものであると言わざるを得ない。しかし、本講義においては、日常生活において一般の人がたびたび出会うような具体的な例を用いて、民法総則の基本的概念をできるだけわかりやすく説明することを心がけたい。民法[総則]Bでは、民法総則の後半部分を講義する。具体的には、法律行為(主として契約)、代理、時効を扱う予定である。
到達目標
/Course Objectives
民法総則・後半の重要で基本的な概念の理解を前提とし、真面目な受講生であれば、民事上の法的問題が、具体的にいかなる分野に属し、いかなる法律の何条あたりに規定されているかを推測できるようになることを目標とする。
教科書
/Textbook
山田・河内・安永・松久共著『民法Ⅰ-総則』(有斐閣Sシリーズ)と、できるだけ新しい小型の六法(出版社は問わない)。
参考書・参考文献
/Reference Book
適宜指示する。
履修上の注意 ・メッセージ
/Notice for Students
できる限り、毎回受講すること。テキストは必ず用意すること。
履修する上で必要な事項
/Prerequisite
テキストを準備し、何度でも通読すること。
授業時間外学修についての指示
/Instructions for studying outside class hours
事前学習と復習に相当な時間、さらに授業内容に関連する課題についての調査・考察に相当な時間、テキストの精読を中心として自主的に学習することが必要である。また、裁判の傍聴や裁判所が開催するイベントへの参加は非常に有益である。
その他連絡事項
/Other messages
科目ナンバリング
/Course Numbering
E236002CJ,E236001BJ,E236001AJ
成績評価の方法・基準
/Grading Policies/Criteria
成績は、できる限り毎回課するレポートで評価する。ワードファイルで提出してもらうので、内容はもちろんのこと、分量も非常に重要である。
授業理解を深める方法
/How to deepen your understanding of classes
なし
履修を推奨する関連科目
/Related Courses
民法[総則]A、民法[物権]AおよびB、民法[債権総論]AおよびB、民法[債権各論]AおよびB
民法[親族・相続]AおよびB
オフィスアワー
/Office Hours
水曜12時30分~13時00分
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 法律行為の序説 契約に関して大まかに理解してもらう
2 第2回 法律行為の解釈と目的 第1回よりも詳細な契約に関する説明
3 第3回 意思の不存在 意思表示がないために契約が無効となる事例
4 第4回 瑕疵ある意思表示 意思表示は存在するが、問題があるため契約を取り消せる事例
5 第5回 代理の意義 本人に代わって代理人が契約をすることについて
6 第6回 表見代理と無権代理 代理行為が無効になる場合と、それに類似しながら有効になる事例
7 第7回 取得時効と消滅時効 一定期間の経過により権利を取得したり、喪失したりする事例
8 第8回 単位認定試験に代わるレポート 民法総則の後半部分を総復習してもらう

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