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科目一覧へ戻る | 2024/09/20 現在 |
開講科目名 /Course |
監査論Ⅱ/Auditing Ⅱ | ||||||||
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時間割コード /Course Code |
E1G30026_E1 | ||||||||
開講所属 /Course Offered by |
経済学部/Faculty of Economics | ||||||||
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 第3クォーター/3Q | ||||||||
曜限 /Day, Period |
木/Thu 2 | ||||||||
開講区分 /Semester offered |
第3クォーター/3Q | ||||||||
単位数 /Credits |
1.0 | ||||||||
学年 /Year |
3,4 | ||||||||
主担当教員 /Main Instructor |
藤原 靖也 | ||||||||
科目区分 /Course Group |
_ | ||||||||
授業形態 /Lecture Form |
講義 | ||||||||
教室 /Classroom |
西2号館E103/E103 | ||||||||
開講形態 /Course Format |
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ディプロマポリシー情報 /Diploma Policy |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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藤原 靖也 | 経済学部(教員) |
授業の概要・ねらい /Course Aims |
上場企業等は,法令等に基づいて作成した計算書類や内部統制報告書につき会計監査・内部統制監査ならびに四半期レビューを独立した監査人により受けなければなりません。本講義では,なぜこのような監査やレビューが必要か,期待される機能は何か,またどのような考え方により監査やレビューは行われるのかについて理解を深め,監査論の概要を理解し説明できるようになることを目標とします。 監査は社会にとって重要なインフラストラクチャーである一方,実施に関しては難しい課題が山積していることを理解してほしいと考えています。 |
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到達目標 /Course Objectives |
監査論に関する専門的知識を修得・理解するとともに、監査人の行う会計監査や内部統制監査に係る課題を論じることができるようになることを目的とする。 |
成績評価の方法・基準 /Grading Policies/Criteria |
(1)講義への貢献度・各回のプレゼンテーションの内容(60%)および(2)最終課題(40%)により評価する。うち,(1)については各自のプレゼンテーションのレベルの総点数(各回100点満点)を加重平均し,総点数の60%になるよう評価する。(2)については提出された課題のレベルに応じ評価する。なお,当該課題の提出は単位の認定要件であり,最終課題を指定した期日に提出しない場合、単位は認定しない。 |
教科書 /Textbook |
伊豫田隆俊・松本祥尚・林隆敏(2022)『ベーシック監査論(九訂版)』同文舘出版 その他,監査基準・監査基準委員会報告書等の資料を適宜使用します(Webで無償公開されています) |
参考書・参考文献 /Reference Book |
例えば以下が参考になる。 山浦久司(2022)「監査論テキスト(第8版)」中央経済社 長吉眞一・伊藤龍峰ほか(2022)「監査論入門(第5版)」中央経済社 蟹江章ほか(2022)「スタンダードテキスト監査論(第6版)」中央経済社 |
履修上の注意 ・メッセージ /Notice for Students |
財務会計論・原価計算論などの会計学に関する理解はもとより、会社法を含む法学、証券市場論および企業倫理論やコーポレート・ガバナンス論を含む経営管理分野の理解が監査論の受講の前提となることに留意すること。 |
履修する上で必要な事項 /Prerequisite |
上述の学問に係る基本的知識が不足しているものは必ず講義開始前までに基礎的知識を補っておくことに加え、種々の社会問題に深い理解を有していることが履修するうえで必要な事項である。 |
履修を推奨する関連科目 /Related Courses |
商業簿記、財務会計論、工業簿記、原価計算論、管理会計論、会社法(とくに機関および株式分野)、経営管理論、企業倫理論、経営戦略論、コーポレート・ガバナンス論等。 |
授業時間外学修についての指示 /Instructions for studying outside class hours |
各回に教示する内容はテキストの各章に対応しています。講義中に対応箇所を指示します。予習をしっかりと行うとともに復習もしっかりと行ってください。 |
その他連絡事項 /Other messages |
なお、近年における監査制度に関する規定ついては改訂が続いています。改訂の概要については講義内で補足します。 |
授業理解を深める方法 /How to deepen your understanding of classes |
学生による発表・議論を主とし、講義内容の理解の促進や思考力を身に着ける一助とする。 ※該当する「アクティブ・ラーニング・ガイドライン」の項目は以下の通りである: ・普遍的な正答や定型的なモデルが存在しない題材に対し,学生自らが合理的な解を導き出す学習 ・発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習 ・発見学習・体験学習 ・学生による発表をともなう学習 ・発展的な課題に取り組むことを促す仕掛けをともなう学習 ・複数の領域にまたがる解法を必要とする学習 ・グループワークをともなう学習 |
オフィスアワー /Office Hours |
火曜3限・西3号館420研究室にて対応する。 |
科目ナンバリング /Course Numbering |
E07103J01000B333,E07103J01000A333 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考(担当) /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション:監査制度の概要 | 監査論1の復習を行うとともに、財務諸表監査,内部統制監査等の概要につき解説する。 | |
2 | 第2回 | 監査報告論 | 監査報告書における報告形式とひな型、継続企業の前提に関する注記やKAMなど記載すべき事項について検討を加える。 | |
3 | 第3回 | 内部統制監査(1):必要性と内部統制の要素 | 内部統制監査の必要性および会計不正を起こしうる内部統制の要素について検討する。 | |
4 | 第4回 | 内部統制監査(2):実施論 | 内部統制監査は何をどのように監査するのかにつき検討したうえで,ダイレクト・レポーティングの可否等を含め、議論を行う。 | |
5 | 第5回 | 四半期レビューの概要と実施 | 監査とレビューの違い,レビューを行う意義,その実施に関する理解を深める。 | |
6 | 第6回 | 監査における諸論点(1) | ケースを取り上げつつ、監査を取り巻く諸論点について検討を加える。 | |
7 | 第7回 | 監査における諸論点(2) |
引き続きケースを取り上げつつ、監査を取り巻く諸論点について検討を加える。 | |
8 | 第8回 | 本講義のまとめ | 本講義のまとめを行ったのち、論点を提示する。 |